1978年に初代モデルがデビューした三菱自動車工業のコンパクトカー「ミラージュ」は、1987年10月に4年ぶり2度目のフルモデルチェンジが実施され、3代目モデルに移行しました。先代からプラットフォームが刷新された他、「ギャラン」の弟分としてのアイデンティティが打ち出されました。又、ミラージュシリーズ初のDOHC搭載車が設定された事も特徴でした。
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ボディは3ドア/4ドアの2タイプ
ボディタイプはまず3ドアハッチバックが登場し、翌1988年1月に4ドアセダンがラインナップに加わりました。先代まで設定のあった5ドアハッチバックは用意されなかった他、先代の途中から追加されたワゴン/バンはモデルチェンジを受けずに継続販売されました。スタイリングは、同時にフルモデルチェンジを受けた「ギャラン」と共通性のある丸みを帯びたフォルムに変貌しました。
ボディサイズは、全長3,950mm(3ドア)/4,235mm(4ドア)×全幅1,670mm×全高1,380mm(3ドア)/1,405mm(4ドア)となり、先代から一回り拡大されました。ホイールベースも先代より若干延長され、3ドアが2,385mm、4ドアが2,455mmとなりました。サスペンションは、フロントはマクファーソンストラット式を踏襲し、リアはトレーリングアーム式から3リンク式に変更されました。
フルタイム4WD車も用意
駆動方式はFFを踏襲する他、先代ではワゴン/バンのみに用意されていたフルタイム4WDも設定されました。エンジン・ラインナップは、1.3L直4SOHCの4G13型(最高出力67ps)、1.5L直4SOHCの4G15型、1.6L直4DOHC NA及びターボの4G61型(NA:最高出力125ps/ターボ:最高出力145ps)のガソリン4種類と、1.8L直4SOHCディーゼルの4D65型(最高出力61ps)が用意されました。
トランスミッションは、4速/5速MTと3速/4速トルコン式ATが設定されました。当初のグレード体系は、1.3Lに「VIE」「ファビオ」が、1.5Lに「サイビクス」「VIE」「ファビオ」が、1.6L NAに「ザイビクス」「スイフト」「サイボーグ」が、1.6Lターボに「サイボーグターボ」が、1.8Lディーゼルに「VIE」がラインナップされました。これらの内、ザイビクスは2シーター・2ライトウィンドウ仕様でした。
そして同年11月の一部変更の際に、1.6L NAエンジン搭載の「スイフトR」が追加されました。次いで1989年11月のマイナーチェンジで、4G15型エンジンが12バルブ化により最高出力85psに、G32B型ターボエンジンが最高出力160psにそれぞれパワーアップされました。同時に、1.3L/1.5L/1.8Lディーゼルにエントリーグレード「T」が追加されました。
続いて1991年2月、セダン1.5L車に新グレード「アスパイア」が追加されました。そして同年10月にフルモデルチェンジが実施され、4代目モデルに移行しました。
型式名:C5♯/6♯/7♯/8♯
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