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三菱 ミラージュ (2代目 1983-1992):角を強調した未来的なデザインにモデルチェンジ

三菱 ミラージュ 3-door (2代目 1983)

1978年に初代モデルがデビューした三菱自動車工業のコンパクトカー「ミラージュ」は、1983年10月にフルモデルチェンジが実施され2代目モデルに移行しました。基本的なメカニズムが踏襲されるなど手堅いモデルチェンジで、車名は先代後期型のミラージュⅡから再びミラージュに戻されました。

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ディーゼルエンジンも用意

三菱 ミラージュ 5-door (2代目 1983)

ボディタイプは当初、先代同様に3ドア/5ドアハッチバックと4ドアノッチバックセダンの3タイプが用意されました。スタイリングは、先代のイメージを残しながらよりシャープなボディラインが取り入れられると共に、台形のリアホイールアーチがディテール面でのアクセントになっていました。

三菱 ミラージュ 1800GX Saloon (2代目 1983)

初期型のボディサイズは先代より一回り大きい全長3,870~3,995mm×全幅1,635mm×全高1,360mmで、ホイールベースは100mm以上延長され全車2,380mmとなりました。又、車両重量は780~920kgでした。サスペンションは、フロント:マクファーソンストラット式/リア:トレーリングアーム/コイル式による4輪独立懸架が踏襲され、駆動方式も同様にFFが採用されました。

三菱 ミラージュ 1600GSR Turbo (2代目 1983)

エンジン・ラインナップは大幅に変更され、1.3L直4SOHCのG13B型(最高出力77ps/最大トルク11kgm)、1.5L直4SOHCのG15B型(最高出力87ps/最大トルク12.5kgm)、1.6L直4SOHCターボのG32B型(最高出力120ps/最大トルク17.5kgm)のガソリン3種類と、1.8L直4SOHCディーゼルの4D65型(最高出力65ps/最大トルク11.5kgm)が用意されました。

三菱 ミラージュ 1600GSR Turbo (2代目 1983)

又、G15B型には先代にも用意された気筒休止システム採用のMDユニットも存在しました。トランスミッションは、4速/5速MTと3速トルコン式ATの他、初期の1.5L車には先代譲りの副変速機付き4×2速MT「スーパーシフト」も設定されました。そして1984年9月のマイナーチェンジでフェイスリフトが実施されると共に、スーパーシフト車は廃止されました。次いで1985年2月に、4ドアセダンをベースとしたワゴン/バンが追加されました。ワゴンは、セミハイフール+ダブルサンルーフ仕様でした。

1986年のビッグマイナーチェンジでエクステリアデザインを刷新

三菱 ミラージュ Aero GT (2代目 1986)

1986年2月にビッグマイナーチェンジが実施され、エクステリアデザインの刷新と共にガソリン全車が改良型の「サイクロン」エンジンに置換されました。

三菱 ミラージュ Aero GT (2代目 1986)

次いで同年8月にワゴン/バンがフェイスリフトを受けると共に、ミラージュシリーズ初のフルタイム4WD車が追加されました。追って同年10月の一部改良で仕様向上が図られると共に、車名が「ミラージュ・ナウ」に変更されました。そして1987年10月に3ドアハッチバックが、追って1988年1月に4ドアセダンがフルモデルチェンジを受け3代目モデルに移行、5ドアハッチバックは廃止されました。

ワゴン/バンは2代目モデルのまま販売が継続され、1989年10月のマイナーチェンジでエクステリアを一部変更した後、1992年5月にワゴン専用車「リベロ」に後を譲り生産終了となりました。

型式名:C12W/14W/34W/37W

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