クラウン クロスオーバー乗り出し価格 値引き 納期 長所欠点 リセールバリューを解説

 

トヨタ クラウン クロスオーバーの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格（支払い総額）の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどクラウン クロスオーバーの新車購入に必要な情報を完全ガイド。

そして、値引きやリセールバリューなどを基にクラウン クロスオーバーのお買い得度を総合評価しています。

クラウン クロスオーバーの値引き相場と交渉法

クラウン クロスオーバーの値引き相場

値引き交渉の深さ	値引きの目安
特に値引き交渉をしない	～5万円
競合を絡ませて値引き交渉	6～13万円
限界値引き交渉・オプション多数	15～25万円

クラウン クロスオーバーの値引き難易度：D（A：甘い～E：渋い）

国内における高級セダン市場において圧倒的なブランド力を誇る伝統的なFRセダンとして君臨してきたクラウン。クラウン クロスオーバーはそんな伝統の枠を飛び越えセダンとSUVのクロスオーバーモデルとしてフルモデルチェンジとなりました。

納期が長期化していることもあり、値引きはやや厳しめとなっています。

クラウン クロスオーバーの値引き交渉法

クラウン クロスオーバー値引き交渉法1：ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える

「クラウン クロスオーバー以外にも他のライバル車種と迷っている」という事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象をトヨタの営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認しておき、本命車種の納期の方が長かった場合には交渉材料として使いましょう。ただし、コロナ禍による部品供給の乱れによって生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。

クラウン クロスオーバー値引き交渉法2：異なる販売店で競合させる

クラウン クロスオーバーはトヨタの全販売チャネルで販売しています。ディーラーは地域やチャネル毎に「トヨタカローラ神奈川」「ネッツトヨタ神奈川」など販売会社が異なっている場合が多く、同じクラウン クロスオーバーを扱っていてもライバル同士の関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注台数も違うので納期が変わるだけでなく諸費用も変わる場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。

異なるトヨタの販売店で見積もりを取り、クラウン クロスオーバーの大きな値引きを引き出しましょう。

クラウン クロスオーバー値引き交渉法3：下取り車の価格を事前に把握

クラウン クロスオーバーをディーラーに見に行くと「お車の査定をしましょうか？」と下取りの査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。

ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。

クラウン クロスオーバー値引き交渉法4：必要書類はあらかじめ準備する

値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」（1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど）というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。

クラウン クロスオーバーの納期

• 納期：9～12ヵ月程度

コロナ禍による部品の調達不足やフルモデルチェンジ直後という事もあり、納期はかなり長期化しています。

クラウン クロスオーバーの納期を早めるコツ

クラウン クロスオーバーの納期を早めるコツ1：人気グレード/色を選ぶ

ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、クラウン クロスオーバーの売れ筋グレードを前もってメーカーに予約している場合があります。そういった車両なら、一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があります。

「どうしても、クラウン クロスオーバーのこのグレードが良い！」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにクラウン クロスオーバーの納車の早い車両がないか確認しましょう。

クラウン クロスオーバーの納期を早めるコツ2：キャンセル車を狙う

クラウン クロスオーバーなど納期が長い場合、一旦契約をしても長い納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。

「実はクラウン クロスオーバーのキャンセル車が昨日1台でました。納期は1か月です。値引きも頑張りますよ。」といった情報に遭遇する事もありますのでディーラーの営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。

クラウン クロスオーバーの納期を早めるコツ3：新古車を狙う

クラウン クロスオーバーのように人気車で納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車（新古車、未使用車）が出回っています。

「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにクラウン クロスオーバーが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、トータルの乗り出し価格も安くなりディーラーでの値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。

クラウン クロスオーバーの値引き/納期がわかったら次にすべき事

「クラウン クロスオーバーの値引き相場と納期がわかった！すぐに商談に行く！」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。

自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、クラウン クロスオーバーの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。

まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの？買取り額の【差額事例集】

「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる　クラウン クロスオーバーを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。

クラウン クロスオーバーの価格や燃費

新型クラウン クロスオーバーはどんなクルマ？

1955年に初代モデルがデビューしたトヨタの高級セダン「クラウン」は、FRレイアウトを持つオーソドックスな3ボックスセダンとして脈々とフルモデルチェンジされてきました。

そして2022年7月に16代目クラウンが発表。これまでの伝統を打ち破り、4つのボディタイプで国内専売モデルからグローバルモデルへと移行します。

クラウン クロスオーバーはその中で2022年秋発売のトップバッターでFFベースのプラットフォームに4WDの駆動系を持つSUVテイストのクロスオーバーセダンとなっています。

クラウン クロスオーバーのグレード別 新車価格

2.5Lハイブリッド

グレード	税込価格 (円)
クロスオーバー X	4,350,000
クロスオーバー G	4,750,000
クロスオーバー G アドバンスド	5,100,000
クロスオーバー G レザーパッケージ	5,400,000
クロスオーバー G アドバンスド レザーパッケージ	5,700,000

2.4Lターボ デュアルブーストハイブリッド

グレード	税込価格 (円)
クロスオーバー RS	6,050,000
クロスオーバー RS アドバンスド	6,400,000

※価格は2022年8月5日現在のメーカー小売希望価格（消費税10％込）です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。

クラウン クロスオーバーのグレード選び

クラウン クロスオーバーのパワートレイン

パワートレインは2.5L直4＋前後モーターと2.4L直4ターボ＋前後モーターの2種類のハイブリッドが設定されています。

FFレイアウトをベースとしていますが駆動方式は全て4WDとなっています。

クラウン クロスオーバーのWLTCモード燃費と実燃費

クラウン クロスオーバーのWLTCモード燃費 (km/L)

走行シーン	2.5Lハイブリッド	2.4Lターボハイブリッド
WLTCモード燃費	22.4	15.7
市街地モード	21.2	12.6
郊外モード	23.8	15.8
高速道路モード	22.1	17.6

クラウン クロスオーバーの実燃費

どの程度スポーツドライビングを楽しむかによりますが、WLTCモード燃費のおおむね-10％～-20％がクラウン クロスオーバーの実燃費となります。

2.5Lハイブリッドは全車4WDでボディサイズの大きさを考慮すると、かなりの低燃費となっています。

2.4Lターボハイブリッドは2.5Lハイブリッドと比較すると、燃費性能にかなりの差があります。

クラウン クロスオーバーのグレード選び

クラウン クロスオーバーのグレード構成

クラウン クロスオーバーのグレード構成はエントリーグレードの「X」、装備を充実させた「G」、2.4Lターボに設定される「RS」を基本として先進安全装備の追加となる「アドバンスド」や本革シートの「レザーパッケージ」などがあります。

クラウン クロスオーバーのおすすめグレード

クラウン クロスオーバーのおすすめグレードは先進安全装備の充実とクラウンらしい高級感を感じられる「クラウン クロスオーバー G アドバンスド レザーパッケージ」となります。

クラウン クロスオーバー 値引き込み乗り出し価格の見積書

おススメグレードの「クラウン クロスオーバー G アドバンスド レザーパッケージ」に以下の装備を選択した乗り出し価格の事例です。

メーカーオプション

• ボディカラー：プレシャスホワイトパール：￥55,000

ディーラーオプション

• フロアマット（ロイヤルタイプ）：￥50,600

クラウン クロスオーバーの支払い総額（値引き、オプション込）

車両価格	￥5,700,000
オプション価格	￥105,600
自動車税種別割	￥21,700
自動車税環境性能割	￥0
自動車重量税	￥0
自賠責保険料	￥27,770
販売諸費用（参考価格）	￥76,170
リサイクル料金	￥14,930
合計（乗り出し価格）	￥5,923,540
値引き（標準的な値引き交渉）	▲¥103,540
値引き込みの乗り出し価格	¥5,820,000

ナビ、ETCは標準のためフロアマットのみのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で25万円と端数をカットしてもらった場合、「クラウン クロスオーバー G アドバンスド レザーパッケージ」の値引き込みの乗り出し価格（支払い総額）は582万円となります。

（見積りは2022年8月5日時点）

クラウン クロスオーバーのリセールバリュー：3.5 (5段階評価)

クラウン クロスオーバーはEセグメントのクロスオーバーセダンとなり、類似する車両が殆どないモデルとなっており、中古車市場でのリセールバリューが予測しづらくなっています。これまでのクラウンの人気やSUVの人気、モデルサイクル初期である事などを考慮するとリセールバリューがは高めとなりそうです。

クラウン クロスオーバーのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車

2022年7月15日 16代目にフルモデルチェンジを発表

クラウンはクロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートの4タイプ展開となり、先行して2022年秋にクロスオーバーが発売、スポーツ/セダン/エステートは詳細がまだ明らかとなっていません。

クラウン クロスオーバーの値引き交渉に使う競合車

クラウン クロスオーバーの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。

マツダ CX-60

2022年9月発売となるマツダCX-60は新開発のFRプラットフォームに縦置きエンジンを搭載し、ラグジュアリーな高い質感に仕上げられています。

クラウンはセダンSUVクロスオーバーという新ジャンルで直接的なライバルはなく、同時期に発売されるCX-60が有力なライバルとなります。

新車購入ガイド：【2023最新】CX-60の値引き 納期 乗り出し価格

日産 スカイライン

景気後退によって日本自動車メーカーは高級セダンからの撤退が相次ぎ、ライバルも少なくなりました。同クラスの他社セダンでは日産スカイラインが最有力となります。

スカイラインはかつて非常に人気車種でしたが、セダン離れや大型化などにより人気面ではクラウンに及ばず、値引きも引き出しやすい状況にあります。クラウンクロスオーバーとの競合を全面に出して、大きな値引きを引き出しましょう。

新車購入ガイド：【2023最新】スカイラインの値引き 納期 乗り出し価格

競合車を使ってクラウン クロスオーバーの値引き交渉を

クラウン クロスオーバーの値引きを引き出すにあたっては、上記のCX-60、スカイラインの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、クラウン クロスオーバーの値引きを引き出し易くなります。

クラウン クロスオーバーの値引き交渉に適した時間帯や時期

試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。

土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。

平日の閉店2時間前

クラウン クロスオーバーのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べると来店客も少なく、ゆっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格についても忘れずに確認しましょう。

ただし、すでに来店した事があり営業マンの担当が決まっている場合は、平日に休みを取っていて不在になっている事もあるので、事前に電話でアポイントを取りましょう。

日曜の夕方、閉店1～2時間前

平日に時間を取りにくい人は、昼の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。平日と比べるとジックリと交渉するには不向きではありますが、１週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事もあります。

「今日中に決めてもらえるなら○○円で！」という大幅値引きが出やすい時間帯です。

月間目標の追い込みを狙って月末近くに

ディーラーは月単位での販売目標計画を立てていますので、目標を達成する為に、月末は値引きが緩みやすくなる可能性があります。「あと1～2台で月間目標を達成する！」という時に遭遇すれば大きな値引きが飛び出すかもしれません。

ただし、月間の目標を既に達成している場合や、新車のセールスが好調な時など、あまり積極的ではない場合もあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気は禁物です。ディーラー側の販売事情によりますので、一概に月末に値引きが引き出しやすいとは言えません。

決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に

ディーラーを運営している販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、1年間の販売目標達成のために3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期が延びているという事もあるので注意が必要です。

また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。

クラウン クロスオーバー値引き交渉の流れ

しっかりとクラウン クロスオーバーの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでクラウン クロスオーバーに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。

クラウン クロスオーバー値引き交渉の前準備

ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでクラウン クロスオーバーの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。

同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態（キズや汚れ具合など）によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。

1回目の値引き交渉

1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「クラウン クロスオーバーが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだクラウン クロスオーバーが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはクラウン クロスオーバーの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。

この時点で提示される値引き額は１万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。

時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。

競合車種の試乗、見積もりを済ませる

クラウン クロスオーバーの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。クラウン クロスオーバーの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「クラウン クロスオーバーが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。

2回目以降の値引き交渉

• 今乗っているクルマの買取り相場を把握（ナビクルなど)
• ディーラーでの下取り査定額
• クラウン クロスオーバーの見積もり
• 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書

ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。

今のクルマの車検やクラウン クロスオーバーの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。

クラウン クロスオーバーの値引き交渉で気を付ける点

クラウン クロスオーバーの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。

値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。

値引き以外でクラウン クロスオーバーを安く買う

オプションは社外品にする

クラウン クロスオーバーの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。

オプション品をディーラーで装着しない事によって、クラウン クロスオーバーの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。

社外品にすると安いオプション品の代表例

• ナビゲーション
• ETC車載器
• ドライブレコーダー
• フロアマット
• アルミホイール

今乗っているクルマを最大限高く売る

ディーラーにクラウン クロスオーバーを見に行くと「査定しておきましょうか？」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。

今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう

クラウン クロスオーバーの新古車/未使用車を買う

販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車（新古車、未使用車）が多く出回っています。

「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにクラウン クロスオーバーが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。

プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。

残価設定ローンでクラウン クロスオーバーを買う

残価設定ローンとは、3年後や5年後のクラウン クロスオーバーの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にクラウン クロスオーバーを引き取る事を前提として組むローンの事です。

例えば見積もり総額が600万円、3年後のクラウン クロスオーバーの価値が330万円の場合、270万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はクラウン クロスオーバーを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。

一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。

クラウン クロスオーバーの長所/メリット

FFプラットフォームへの移行による抑え目の価格設定

これまでFRレイアウトを採用し国内専売モデルだったクラウンは、FFプラットフォームに移行、グローバルモデルとなり量産効果がアップする事からコストが低減し、4WDのハイブリッドながら400万円台前半からのラインナップとなっています。

大柄な4WD車としてはズバ抜けた低燃費

2.5LハイブリッドのWLTCモード燃費は22.4km/Lとボディサイズや4WDである事を考えると非常に優れた燃費性能となっています。

クラウン クロスオーバーの欠点/デメリット

賛否の分かれるデザインとコンセプト

これまでのFRレイアウトのオーソドックスなセダンから一変、フルモデルチェンジによってFFベースのクロスオーバーモデルとなりました。長年これまでのクラウンを見慣れてきた層にとっては変化が大きく、受け入れがたい人も少なくないと思います。

高級感に欠けるインテリア

クラウン クロスオーバーはこれまでの高級車にありがちな木目調パネルがなく、やメッキ加飾もかなり控えめとなっています。好みもありますが高級車に乗っているという満足感は得にくいかもしれません。

クラウン クロスオーバーの値引きとリセールバリュー込の総合評価：3.5 (5段階評価)

革新は成功となるか

クラウンはトヨタのフラッグシップセダンとして長年君臨してきました。国内の自動車市場はミニバン、SUV、軽スーパーハイトワゴンが人気でセダンは各社ラインナップから消滅しています。

そんな中、2022年7月の新型クラウン発表はかなりの話題となり、FFベースとなるプラットフォームにSUVテイストのクロスオーバーとなり賛否の声が沸き上がっています。

クルマとしてはデザインやコンセプト、先進安全装備など新規性がある一方で低燃費性能などトヨタらしいソツのない造りとなっています。

これまでの保守的なクラウンユーザーの離脱がある一方で、価格設定なども考えると新規ユーザーの開拓も見込めるため、今後の販売動向が気になる一台です。