スカイラインの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなど日産 新型スカイラインの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にスカイラインのお買い得度を総合評価しています。
- 日産 スカイラインはどんなクルマ?
- スカイラインの新車値引き相場と交渉法
- スカイラインの納期
- スカイラインの値引き/納期がわかったら次にすべき事
- スカイラインのグレード別 新車価格
- スカイラインのグレード選び
- スカイラインのおすすめグレード
- スカイラインの見積もり価格
- スカイラインの実燃費(2WD、2名乗車時の目安)
- スカイラインのリセールバリュー:2.5 (5段階評価)
- スカイラインのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
- スカイラインの値引き交渉に使う競合車
- スカイラインの値引き交渉に適した時間帯や時期
- スカイライン値引き交渉の流れ
- 値引き以外でスカイラインを安く買う
- スカイラインの長所/メリット
- スカイラインの欠点/デメリット
- スカイラインの値引き込みの総合評価:3.0 (5段階評価)
日産 スカイラインはどんなクルマ?
1957年に初代モデルがデビューした日産(当初はプリンス)のプレミアムセダン「スカイライン」は、2014年2月に発売された現行型で13代目となりました。先代同様、北米で「インフィニティ」ブランドで販売されるモデルの国内版となる点を踏襲していましたが、2019年9月のマイナーチェンジでエンブレムが日産に戻り、フロントフェイスがリニューアルしました。
2.0L直4ターボが廃止となり3.0L V6に変更となり、ガソリンエンジンのトップモデルとして「スカイライン400R」が新設定。最新の先進安全技術「プロパイロット2.0」などメカニズム面でも大きく変更となりました。
スカイラインの新車値引き相場と交渉法
スカイラインの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 3~10万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 14~20万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 23~40万円 |
スカイラインの値引き難易度:A(A:甘い~E:渋い)
モデルライフ後半に入り新規性も薄れてきたため、値引きを引き出しやすい状況にあります。競合となるトヨタ クラウンやBMW 5シリーズと比べると魅力度が低いのでジックリと値引き交渉を行いましょう。
スカイライン値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「スカイライン以外にも他の車種と迷っている」事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象を日産の営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認し、本命車種の納期の方が長かったら場合には交渉材料として使いましょう。ただし、半導体不足の影響により生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
スカイライン値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
スカイラインは日産の全販売店で販売しています。販売会社は同一地域に複数あり、「日産プリンス神奈川」「神奈川日産」など異なっている場合が多く、同じスカイラインを扱っていてもライバルの関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注可能台数も違うので納期が変わ場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なる系列の日産販売店で見積もりを取り、スカイラインの大きな値引きを引き出しましょう。
スカイライン値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
スカイラインをディーラーに見に行くと「査定をしましょうか?」と下取り査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
スカイライン値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
スカイラインの納期
スカイラインの納期はどのくらい?
- 納期:9ヵ月~10ヵ月
スカイラインの納期はコロナの影響による生産工場の稼働率低下や、世界的な半導体不足の影響を受け長めとなっています。
ハイブリッド車は販売を終了し、ガソリン車のみとなっています。
スカイラインの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、スカイラインの売れ筋グレードを前もってメーカーに発注している場合があります。そういった車両なら一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があるので確認してみましょう。
「どうしても、スカイラインのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにスカイラインの納車の早い車両がないか確認しましょう。
スカイラインの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
スカイラインに限らず納期が長かった場合、契約をしても納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はスカイラインのキャンセルが1台出ました。納期は1か月です。値引きも頑張ります!」といった情報に遭遇する事もありますので営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
スカイラインの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
スカイラインのように納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにスカイラインが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば納期に悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、乗り出し価格も安くなり値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
スカイラインの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「スカイラインの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、スカイラインの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる スカイラインを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
スカイラインのグレード別 新車価格
ハイブリッド(3.5L V6+モーター)
グレード | 駆動 | 税込価格(円) |
GT Type SP | 2WD | 6,160,000 |
GT Type P | 5,816,800 | |
GT | 5,575,900 | |
GT Type SP | 4WD | 6,444,900 |
GT Type P | 6,101,700 | |
GT | 5,860,800 |
3.0L V6ターボ
グレード | 駆動 | 税込価格(円) |
400R | 2WD | 5,625,400 |
GT Type SP | 4,908,200 | |
GT Type P | 4,638,700 | |
GT | 4,353,800 |
※価格は2022年2月11日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
スカイラインのグレード選び
スカイラインのパワートレイン
パワーユニットはハイブリッドが3.5L V6+モーター、ガソリンエンジンが3.0L V6ターボの2種類です。
2019年9月のマイナーチェンジでガソリンエンジンは2.0L直4が廃止となり3.0L V6ターボに変更となりました。
トランスミッションは全車オートマチックで、ハイブリッドには4WDが設定されています。
スカイラインのグレード構成
グレード構成はベーシックグレードの「GT」、中間グレードの「GT Type P」、上級グレードの「GT Type SP」でハイブリッドの2WDと4WD、ガソリンにそれぞれ設定されています。
また、2019年9月のマイナーチェンジでガソリンエンジンのみにトップグレード「400R」が設定されました。
スカイラインのおすすめグレード
スカイラインのおすすめグレードはプロパイロット2.0など装備の充実した「スカイラインGT Type P [HYBRID]」(2WD)です。
スカイラインの見積もり価格
おススメグレードの「スカイラインGT Type P [HYBRID]」(2WD)に以下の装備を選択した乗り出し価格の事例です。
- プレミアムフロアカーペット(消臭機能付) :¥57,200
車両価格(プリウス A) | ¥5,816,800 |
販売店装着オプション価格 | ¥57,200 |
自動車税 | ¥4,700 |
環境性能割 | ¥47,500 |
自動車重量税 | ¥30,000 |
減税額 | -¥7,500 |
自賠責保険料 | ¥36,780 |
登録諸費用(参考価格、消費税込) | ¥50,414 |
リサイクル料金 | ¥11,460 |
NISSANCONNECT プロパイロットプラン | ¥22,000 |
合計 | ¥6,069,354 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥159,354 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥5,910,000 |
フロアマットのみのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で15万円と端数をカットしてもらった場合、「スカイラインGT Type P [HYBRID]」(2WD)の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は591万円となります。
(見積りは2020年2月4日時点)
スカイラインの実燃費(2WD、2名乗車時の目安)
ハイブリッド
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 11~13km/L |
郊外・幹線道路 | 10~13km/L |
市街地 | 8~11km/L |
ガソリン
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 9~12km/L |
郊外・幹線道路 | 8~11km/L |
市街地 | 7~9km/L |
車重がある事や、スポーティモデルゆえの加速性能を重視したセッティングの為、燃費性能はあまり良くはありません。
スカイラインらしいスポーティな加速を楽しむような走りをするか、大人しく走るかで燃費がかなり変わってきます。
スカイラインのリセールバリュー:2.5 (5段階評価)
スカイラインの属するEセグメントセダンは日本の新車市場では人気は低下傾向にあります。スカイラインはスポーティでセダンの中では人気がありますが、中古車市場ではセダン自体の人気が低い為、リセールバリューはやや低めとなります。
短期、5年以上の長期で乗り換えはフルモデルチェンジを超える可能性があり「低め」という傾向となります。
スカイラインのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
2014年2月 13代目スカイラインにフルモデルチェンジ
ボディのバリエーションは4ドアセダンのみとなり、先代にあった2ドアクーペは廃止されました。スタイリングは、先代の流麗なプロポーションを踏襲しながら、よりアグレッシブなイメージに変貌を遂げました。又、今回初めてフロントグリルにインフィニティのエンブレムが添えられた事も特徴でした。ボディサイズは全長4,790mm×全幅1,820mm×全高1,440mmで、先代より長く広く低いディメンションになりました。
2019年9月 スカイラインがマイナーチェンジ
3.0L V6ターボの設定やトップグレード「400R」の新設定など大幅なマイナーチェンジが実施されました。
スカイラインの値引き交渉に使う競合車
日産 スカイラインの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ クラウン
2018年6月にフルモデルチェンジを受け15代目となったトヨタ クラウン。トヨタの国内乗用車ブランドとしてはフラッグシップモデルだけに、大きなエネルギーを注いで開発されています。
新車購入ガイド:【2023最新】クラウンの値引き 納期 乗り出し価格
競合車を使ってスカイラインの値引き交渉を
日産 スカイラインの値引きを引き出すにあたっては、上記のトヨタ クラウンの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、スカイラインの値引きを引き出し易くなります。
スカイラインの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
スカイラインのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べるとお客さんも少なく、比較的じっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格がどうなっているか最新情報ついても忘れずに確認しましょう。
すでに来店した事があり担当営業マンが決まっている場合は、不在の場合もあるので事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、日中の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。ジックリ交渉するにはやや不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事も期待できます。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位で販売目標計画を立てていますので、目標達成の為に月末はいつもより値引きが期待できます。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きを引き出せるかもしれません。
ただし、月間目標を既に達成している場合や、新車セールスが好調な時など、あまり積極的にならないケースもあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気の値引き交渉は禁物です。各ディーラー側の販売状況によりますので、一概に月末が値引きに最適とは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、年間目標達成の為に3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期や値引き条件変わっているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
スカイライン値引き交渉の流れ
しっかりとスカイラインの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでスカイラインに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
スカイライン値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでスカイラインの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「スカイラインが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだスカイラインが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはスカイラインの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
スカイラインの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。スカイラインの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「スカイラインが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- スカイラインの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やスカイラインの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
スカイラインの値引き交渉で気を付ける点
スカイラインの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でスカイラインを安く買う
オプションは社外品にする
スカイラインの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、スカイラインの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにスカイラインを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
スカイラインの新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにスカイラインが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンでスカイラインを買う
残価設定ローンとは、3年後や5年後のスカイラインの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にスカイラインを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が600万円、3年後のスカイラインの価値が330万円の場合、270万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はスカイラインを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
スカイラインの長所/メリット
半世紀以上にわたる日産を代表するFRスポーツセダン
ミニバンやSUVの人気、また居住性の高い軽自動車人気に押され、国内でのセダン・ハッチバック・クーペは大きく販売台数が減少し、一時期経営の厳しかった日産はこの分野でのモデルを次々と廃止、変更を余儀なくされました。そんな中でこのセグメントにおいてモデルが維持されているのはスカイラインのみで、いかに日産がスカイラインというブランドを大事にしているかが分かります。
最新鋭のプロパイロット2.0を装備
日産が注力している先進安全技術「プロパイロット」の最新モデル「プロパイロット2.0」を装備しています。
スカイラインの欠点/デメリット
車格・価格の上昇
モデルチェンジを繰り返す度にボディサイズやエンジンが大型化。現在では3.5Lエンジンとモーターが組み合わされるまでとなりました。中盤から2.0Lターボエンジンが追加となり、やや価格と車重が抑えられましたが、8代目スカイライン(R32)時代と比べると、別のクルマと言えるくらいにポジショニングが変わりました。
モデルの古さ
現行モデルは2014年発売で、すでに長期間経過しています。マイナーチェンジでリフレッシュしましたが、クラウンに比べるとベース車両が一世代古いものとなっています。
スカイラインの値引き込みの総合評価:3.0 (5段階評価)
「いつかはスカイライン」と思っていた人にはたまらない存在
自動車へのこだわりは人それぞれ。居住性を求める人、価格の安さを求める人など様々です。「若い頃に憧れていたあの車に乗りたい」という思いで車を買うのも、車の楽しさの一つではないでしょうか。
セドリック、グロリア、ブルーバード、シルビアなど日産を代表していた車種が廃止、ネーミング変更などになっていく中、スカイラインは非常に希少な存在と言えます。時代のニーズや会社の事情の変化などによって過去のモデルとは変わった部分も多いですが、「ずっとスカイラインに乗りたかった」という思いをもっていた人には、かけがえのない一台と言えます。