日産リーフの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどリーフの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にリーフのお買い得度を総合評価しています。
日産リーフはどんなクルマ?
日産のEV「リーフ」は、2010年12月から初代リーフが販売が開始されました。専用のプラットフォームやボディを備えるEVとしては、実質的に世界初の量販モデルルでした。そして2017年10月におよそ7年ぶりのモデルチェンジで2代目となります。
リーフの値引き相場と交渉法
リーフの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 3~10万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 15~20万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 20~35万円 |
リーフの値引き難易度:B(A:甘い~E:渋い)
フルモデルチェンジから期間も経過し、かなり値引きを引き出せるようになりました。他メーカーに直接的な競合となるEVがない為、プリウスPHVなどのプラグイン・ハイブリッドを競合させて値引きを引き出しましょう。
リーフ値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「リーフ以外にも他のライバル車種と迷っている」という事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象を日産の営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認しておき、本命車種の納期の方が長かった場合には交渉材料として使いましょう。ただし、コロナ禍による部品供給の乱れによって生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
リーフ値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
リーフは日産の全販売店で販売しています。販売会社は同一地域に複数あり、「日産プリンス神奈川」「神奈川日産」など異なっている場合が多く、同じリーフを扱っていてもライバル同士の関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注台数も違うので納期が変わるだけでなく諸費用も変わる場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なる系列の日産販売店で見積もりを取り、リーフの大きな値引きを引き出しましょう。
リーフ値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
リーフをディーラーに見に行くと「お車の査定をしましょうか?」と下取りの査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
リーフ値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
リーフの納期:長め
リーフの納期はどのくらい?
- 納期:4ヵ月~
リーフの納期はコロナの影響による生産工場の稼働率低下や、世界的な半導体不足の影響を受け長めとなっています。
リーフの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、リーフの売れ筋グレードを前もってメーカーに予約している場合があります。そういった車両なら、一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があります。
「どうしても、リーフのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにリーフの納車の早い車両がないか確認しましょう。
リーフの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
リーフなど納期が長い場合、一旦契約をしても長い納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はリーフのキャンセル車が昨日1台でました。納期は1か月です。値引きも頑張りますよ。」といった情報に遭遇する事もありますのでディーラーの営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
リーフの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
リーフのように納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにリーフが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、トータルの乗り出し価格も安くなりディーラーでの値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
リーフの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「リーフの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、リーフの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる リーフを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
リーフのグレード別 新車価格
グレード | バッテリー 容量 |
一充電走行距離 (WLTCモード) | 税込価格(円) |
S | 40kWh | 322km | 3,326,400 |
X | 3,825,800 | ||
X Vセレクション | 4,063,400 | ||
アーバンクロム | 4,118,400 | ||
G | 4,193,200 | ||
オーテック | 314km | 4,100,800 | |
ニスモ | 281km | 4,298,800 | |
e+ X | 62kWh | 458km | 4,417,600 |
e+ アーバンクロム | 4,710,200 | ||
e+ G | 4,998,400 | ||
e+ オーテック | 450km | 4,692,600 |
※価格は2022年3月9日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
参考:初代リーフの価格表
グレード | バッテリー容量 | 一充電走行距離 | 価格(税込) |
S | 24kWh | 228km | 2,803,680円 |
30kWh | 280km | 3,197,880円 | |
X | 24kWh | 228km | 3,254,040円 |
30kWh | 280km | 3,648,240円 | |
G | 24kWh | 228km | 3,624,480円 |
30kWh | 280km | 4,018,680円 | |
S エアロスタイル | 24kWh | 228km | 3,106,080円 |
30kWh | 280km | 3,500,280円 | |
X エアロスタイル | 24kWh | 228km | 3,578,040円 |
30kWh | 280km | 3,972,240円 | |
G エアロスタイル | 24kWh | 228km | 3,894,480円 |
30kWh | 280km | 4,288,680円 |
リーフのグレード選び
パワートレイン
リーフのパワーユニットは最高出力110kW (150PS)/3,283〜9,795rpm、最大トルク320N・m(32.6kgf・m)/0〜3,282rpmを持つモーターの1種類となります。4WD、マニュアルトランスミッションの設定はありません。
初代リーフのモーターは最高出力80kW (109PS)/3008〜10000rpm、最大トルク254N・m(25.9kgf・m)/0〜3008rpmでしたので、出力・トルクともに向上しています。
グレード
リーフのグレード構成はベーシックグレードの「S」、中間グレードの「X」、上級グレードの「G」の3グレードが基本となり、「アーバンクロム」「オーテック」などがあります。
初代リーフではバッテリー容量を24kWhと30kWhから選択可能でしたが、バッテリー容量が大幅に増加し40kWhと62kWhの2種類となっています。
リーフのおすすめグレード
リーフのおすすめグレードは、バッテリー容量が大きく装備の充実した「リーフe+ X」です。
リーフ 値引き込み乗り出し価格の見積書
おススメグレードの「リーフe+ X」に以下の装備を選択した乗り出し価格の事例です。
- プロパイロット+ステアリングスイッチ(メーター・ディスプレイコントロール、オーディオ、ハンズフリーフォン、プロパイロット)+電動パーキングブレーキ+インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)/BSW(後側方車両検知警報)+RCTA(後退時車両検知警報)+インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム):¥105,600
- フロアカーペット:¥30,352
車両価格(メーカーオプション込) | ¥4,417,600 |
メーカーオプション | ¥105,600 |
ディーラーオプション | ¥30,352 |
環境性能割(0%) | ¥0 |
自動車重量税 | ¥0 |
自動車重量税 | ¥36,900 |
自賠責保険料 | ¥27,770 |
自動車税(種別割)(4月登録の場合) | ¥22,900 |
リサイクル料 | ¥9,840 |
販売諸費用(参考価格) | ¥50,414 |
合計(乗り出し価格) | ¥4,664,476 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥174,476 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥4,490,000 |
プロパイロットのセットオプション、フロアマットを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で17万円と端数をカットしてもらった場合、「リーフe+ X」の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は449万円となります。
(見積りは2022年4月1日時点)
リーフのWLTCモード燃費と実燃費
リーフのWLTCモード燃費 (Wh/km)
走行シーン | 40kwh (S,X,G) | 62kwh (e+ X,e+ G) |
総合 | 155Wh/km | 161Wh/km |
市街地モード | 133Wh/km | 137Wh/km |
郊外モード | 145Wh/km | 150Wh/km |
高速モード | 171Wh/km | 179Wh/km |
一充電走行距離 | 322km | 458km |
リーフの実燃費
どの程度スポーツドライビングを楽しむかによりますが、おおむねWLTCモードの「一充電走行距離」の-20%程度が実際に走行できる走行距離となります。
リーフのリセールバリュー:1.5 (5段階評価)
リーフは国内では人気のないハッチバックカテゴリーで、モデルライフ末期という事やEV車の中古車市場での人気のなさもありリセールバリューはかなり低めとなっています。
リーフのマイナー/フルモデルチェンジ/特別仕様車
2017年10月2日 日産 リーフ 2代目にフルモデルチェンジ
不評だった外装デザインの大幅なリファインとバッテリー容量の増加など大幅な変更が加えられました。
2018年6月1日 特別仕様車「X 10万台記念車」発売
「リーフ」の国内累計販売が10万台を超えたことを記念し、特別仕様車「X 10万台記念車」となりました。
2018年7月31日 日産 リーフ NISMO発売
リーフにNISMO仕様が追加となりました。
リーフの値引き交渉に使う競合車
リーフの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ プリウスPHV
日産リーフとは違い、ガソリンエンジンも搭載したプラグイン・ハイブリッドのプリウスPHVがリーフとサイズ・価格が近く競合になります。
トヨタのハイブリッドで代表的な車種となっているプリウスをベースにモーター・バッテリーを強化し、外装デザインをプリウスPHV独自のものにリファインしています。近距離であればEV走行のみで対応できるバッテリー容量を持ち、長距離走行ではガソリン給油でも走行できるので、オールラウンドな実用性ではプリウスPHVが一枚上手と言えます。
トヨタ プリウス/プリウスPHV
日産リーフと同クラスの電気自動車はなく、先ごろモデルチェンジしたトヨタ プリウスが当面の競合車種と言えます。
モデルチェンジによって、さらに燃費性能に磨きを掛けただけでなく、静粛性や走行安定性など、車としての作りの良さがワンランクアップしました。全国どこでも燃料補給がしやすいハイブリッドという特徴から、幅広い層に支持されています。
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三菱 アウトランダーPHEV
EV走行は興味があるけど、リーフのように完全な電気自動車だと燃料補給に不安がある、というようなユーザーも多く、PHEVは徐々に人気となってきました。
中でも人気があるのはアウトランダーPHEVです。先ごろのフルモデルチェンジでは大幅な改良が加えられ、静粛性と質感が大きく進化しました。
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競合車を使ってリーフの値引き交渉を
リーフの値引きを引き出すにあたっては、上記のトヨタ プリウスPHV、プリウス、三菱 アウトランダーPHEVの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、リーフの値引きを引き出し易くなります。
リーフの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
リーフのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べると来店客も少なく、ゆっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格についても忘れずに確認しましょう。
ただし、すでに来店した事があり営業マンの担当が決まっている場合は、平日に休みを取っていて不在になっている事もあるので、事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、昼の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。平日と比べるとジックリと交渉するには不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事もあります。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位での販売目標計画を立てていますので、目標を達成する為に、月末は値引きが緩みやすくなる可能性があります。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きが飛び出すかもしれません。
ただし、月間の目標を既に達成している場合や、新車のセールスが好調な時など、あまり積極的ではない場合もあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気は禁物です。ディーラー側の販売事情によりますので、一概に月末に値引きが引き出しやすいとは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
ディーラーを運営している販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、1年間の販売目標達成のために3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期が延びているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
リーフ値引き交渉の流れ
しっかりとリーフの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでリーフに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
リーフ値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでリーフの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「リーフが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだリーフが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはリーフの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
リーフの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。リーフの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「リーフが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- リーフの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やリーフの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
リーフの値引き交渉で気を付ける点
リーフの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でリーフを安く買う
オプションは社外品にする
リーフの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、リーフの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにリーフを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
リーフの新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにリーフが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンでリーフを買う
残価設定ローンとは、3年後や5年後のリーフの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にリーフを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が400万円、3年後のリーフの価値が220万円の場合、180万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はリーフを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
リーフの長所/メリット
街乗りで普通に使える電気自動車
初代リーフも街乗り中心の使い方なら十分な実用性となっていましたが、2代目となりモーター・バッテリーも強化され、あまり格好が良いとは言えない外観も洗練され、選択しやすいクルマとなりました。
それでいて価格は初代リーフよりも装備を考えると値下げとなったので、お買い得感が増しました。
リーフの欠点/デメリット
ロングドライブ時の充電
フルモデルチェンジによって、バッテリーが大型化し、走行可能距離は伸びましたが、旅先などバッテリー残量低下時に充電がスムーズに出来るかなど、電気自動車の抱える課題がそのままリーフの弱点とも言えます。
ロングドライブの際には充電スポットを事前に確認し、しっかりとドライブプランを立てることで対応しやすい状況になりつつありますが、休日や行楽シーズンなどは充電待ちもあり、ストレスフリーな電気自動車ライフまではもう少し時間が掛かりそうです。
リセールバリューの低さ
初代リーフはバッテリーの劣化が顕著で中古車で購入すると、かなり走行可能距離が減少しているという問題もあり、リセールバリューがかなり低くなっていました。
2代目リーフではバッテリーのヘタリ問題は改善しているものの、中古車市場でのEV車の人気回復までは至っておらず、売却時にはかなり覚悟が必要と言えます。
リーフ 値引き込みの総合評価:2.5 (5段階評価)
使用環境が合えば、試してみたいEV
現時点でのEVを巡る環境はまだ整備されておらず、家の駐車場に充電設備が用意できるか、長距離ドライブをどう考えるかで評価が大きく変わってくる一台です。
日産ディーラーやショッピングモール、高速道路などにも充電施設の設置が進み、充電できないというストレスは減っていますが、週末の日中など人が多く活動する時間帯は、充電待ちなどに遭遇し、想定外に時間が掛かる事もあります。
そういった待ち時間も楽しみのうちと思えるなら、日産リーフは世界最先端の量産EVと言えますので、面白い相棒になるかもしれません。
モデルライフ末期となり値引き額もかなり大きくなってきていますが、リセールバリューがかなり低い為、購入する場合は長く乗る覚悟が必要かもしれません。