日産リーフの値引き/納期レポート
(2021年1月6日更新)
日産のEV「リーフ」は、2010年12月から初代リーフが販売が開始されました。専用のプラットフォームやボディを備えるEVとしては、実質的に世界初の量販モデルルでした。そして2017年10月におよそ7年ぶりのモデルチェンジで2代目となります。
日産リーフの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 3~10万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 15~20万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 20~30万円 |
日産リーフの値引き難易度:C
(A:甘い ~ E:厳しい)
新車効果が一巡し、それなりに値引きを引き出せるようになりました。他メーカーに直接的な競合となるEVがない為、プリウスPHVなどのプラグイン・ハイブリッドを競合させて値引きを引き出しましょう。
リーフの納期:やや長め
- 納期:1ヵ月~3ヵ月
売れ筋グレード・カラーは比較的納期が早いものの、そうでないものは納期が長くなる傾向にあります。
新型リーフの値引き相場がわかったら、次にすべき事
「新型リーフの値引き相場がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握しておかずに商談に入ると、新型リーフの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる 新型リーフを見に行って下取り査定を受ける前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
日産 リーフの価格/グレード/実燃費
日産 新型リーフのグレード別 新車価格
グレード |
バッテリー 容量 |
一充電 走行距離 |
税込価格(円) |
S | 40kWh | 400km | 3,303,300 |
X | 3,729,000 | ||
G | 4,073,300 | ||
X Vセレクション | 3,940,200 | ||
NISMO | – | 4,107,400 | |
AUTECH | – | 4,004,000 | |
e+ X | 62kWh | 570km | 4,239,400 |
e+ G | 4,816,900 | ||
e+ AUTECH | – | 4,514,400 |
※価格は2019年10月14日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
参考:初代リーフの価格表
グレード |
バッテリー 容量 |
一充電 走行距離 |
価格(税込) |
S | 24kWh | 228km | 2,803,680円 |
30kWh | 280km | 3,197,880円 | |
X | 24kWh | 228km | 3,254,040円 |
30kWh | 280km | 3,648,240円 | |
G | 24kWh | 228km | 3,624,480円 |
30kWh | 280km | 4,018,680円 | |
S エアロスタイル | 24kWh | 228km | 3,106,080円 |
30kWh | 280km | 3,500,280円 | |
X エアロスタイル | 24kWh | 228km | 3,578,040円 |
30kWh | 280km | 3,972,240円 | |
G エアロスタイル | 24kWh | 228km | 3,894,480円 |
30kWh | 280km | 4,288,680円 |
日産 リーフのグレード選び
パワートレイン
パワーユニットは最高出力110kW (150PS)/3,283〜9,795rpm、最大トルク320N・m(32.6kgf・m)/0〜3,282rpmを持つモーターの1種類となります。4WD、マニュアルトランスミッションの設定はありません。
初代リーフのモーターは最高出力80kW (109PS)/3008〜10000rpm、最大トルク254N・m(25.9kgf・m)/0〜3008rpmでしたので、出力・トルクともに向上しています。
グレード
ガソリンモデルはベーシックグレードの「S」、中間グレードの「X」、上級グレードの「G」の3グレードとなります。
初代リーフではバッテリー容量を24kWhと30kWhから選択可能でしたが、バッテリー容量が大幅に増加し40kWhと62kWhの2種類となっています。
日産 リーフのマイナーチェンジ/特別仕様車/フルモデルチェンジ情報
2017年10月2日 日産 リーフ 2代目にフルモデルチェンジ
不評だった外装デザインの大幅なリファインとバッテリー容量の増加など大幅な変更が加えられました。
2018年6月1日 特別仕様車「X 10万台記念車」発売
「リーフ」の国内累計販売が10万台を超えたことを記念し、特別仕様車「X 10万台記念車」となりました。
2018年7月31日 日産 リーフ NISMO発売
リーフにNISMO仕様が追加となりました。
日産 リーフの競合はコレ!
リーフを安く購入する為には、前もって競合車種の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ プリウスPHV
日産リーフとは違い、ガソリンエンジンも搭載したプラグイン・ハイブリッドのプリウスPHVがリーフとサイズ・価格が近く競合になります。
トヨタのハイブリッドで代表的な車種となっているプリウスをベースにモーター・バッテリーを強化し、外装デザインをプリウスPHV独自のものにリファインしています。近距離であればEV走行のみで対応できるバッテリー容量を持ち、長距離走行ではガソリン給油でも走行できるので、オールラウンドな実用性ではプリウスPHVが一枚上手と言えます。
トヨタ プリウス

トヨタ プリウス A“ツーリングセレクション”(ブルーメタリック×幾何学調ルーフフィルム)
日産リーフと同クラスの電気自動車はなく、先ごろモデルチェンジしたトヨタ プリウスが当面の競合車種と言えます。
モデルチェンジによって、さらに燃費性能に磨きを掛けただけでなく、静粛性や走行安定性など、車としての作りの良さがワンランクアップしました。全国どこでも燃料補給がしやすいハイブリッドという特徴から、幅広い層に支持されています。
三菱 アウトランダーPHEV
EV走行は興味があるけど、リーフのように完全な電気自動車だと燃料補給に不安がある、というようなユーザーも多く、PHEVは徐々に人気となってきました。
中でも人気があるのはアウトランダーPHEVです。先ごろのマイナーチェンジでは大幅な改良が加えられ、静粛性と質感が大きく進化しました。
先ごろの三菱自動車の燃費不正問題を受けて、三菱車の人気が大幅に低下したこともあり、価格交渉もしやすい状況にあります。
日産 リーフ 強み/弱み/値引き込みの総合評価
リーフの値引きを引き出すにあたっては、上記のトヨタ プリウスPHV、プリウス、三菱 アウトランダーPHEVの見積もりを事前に入手してから臨みましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、リーフの値引きを引き出し易くなります。
日産 リーフの強み
街乗りで普通に使える電気自動車
初代リーフも街乗り中心の使い方なら十分な実用性となっていましたが、2代目となりモーター・バッテリーも強化され、あまり格好が良いとは言えない外観も洗練され、選択しやすいクルマとなりました。
それでいて価格は初代リーフよりも装備を考えると値下げとなったので、お買い得感が増しました。
日産 リーフの弱点は?
ロングドライブ時の充電
フルモデルチェンジによって、バッテリーが大型化し、走行可能距離は伸びましたが、旅先などバッテリー残量低下時に充電がスムーズに出来るかなど、電気自動車の抱える課題がそのままリーフの弱点とも言えます。
ロングドライブの際には充電スポットを事前に確認し、しっかりとドライブプランを立てることで対応しやすい状況になりつつありますが、休日や行楽シーズンなどは充電待ちもあり、ストレスフリーな電気自動車ライフまではもう少し時間が掛かりそうです。
日産 リーフ 値引き込みの総合評価:4.0 (5段階評価)
使用環境が合えば、試してみたいEV
現時点でのEVを巡る環境はまだ整備されておらず、家の駐車場に充電設備が用意できるか、長距離ドライブをどう考えるかで評価が大きく変わってくる一台です。
日産ディーラーやショッピングモール、高速道路などにも充電施設の設置が進み、充電できないというストレスは減っていますが、週末の日中など人が多く活動する時間帯は、充電待ちなどに遭遇し、想定外に時間が掛かる事もあります。
そういった待ち時間も楽しみのうちと思えるなら、日産リーフは世界最先端の量産EVと言えますので、面白い相棒になるかもしれません。