ダットサン フェアレディ1200 (初代 1960-1962 SPL212/SPL213)

ダットサン フェアレディ1200 ’60
北米をターゲットにした元祖フェアレディ
日産のオープン・スポーツカー「ダットサン フェアレディ1200」の歴史は、1959年にまず前身となる「ダットサン スポーツ1000(S211)」が発売された事から始まりました。ダットサン スポーツ1000は、既に販売中であった4ドアセダン「ダットサン1000」のラダーフレーム・シャシーに、FRP製の4座コンバーチブルボディを架装して製造されました。

ダットサン フェアレディ (2代目 1962-1970 S310系)

ダットサン フェアレディ1500 SP310 ’62
国産車初の本格量販スポーツカー
「ダットサン・フェアレディ」は、1961年10月に2代目モデルが発表され、翌1962年10月に国内販売が開始されました。モデルチェンジと同時に排気量アップした事に伴い、車名が「フェアレディ1200」から「フェアレディ1500」に変更されました。シャシーを基本的に先代から踏襲しつつ、エンジンのパワーアップなどにより本格的なスポーツカーへと脱皮した事が特徴でした。

初代 日産 フェアレディZ (1969-1978 S30/S31)

日産 フェアレディZ 432 1969
廉価な割に高性能。頑丈なL型エンジン。伝説のZ-car
日産のスポーツカー「フェアレディZ」は、1969年10月、「フェアレディ」に替わるニューモデルとして発売が開始されました(両モデルを数か月間併売)。ボディがオープンからクローズドタイプに変わった他、構造が旧式なラダーフレームとリジッド式リアサスペンションから、近代的なモノコックボディと4輪独立懸架サスペンションに変わった事が大きな相違点でした。

日産 フェアレディ240ZG (S30 1971-1973)

日産 フェアレディ 240ZG 1972
北米仕様の排気量が2400ccであったのに対し、国内仕様は当時の税制面の問題などもあり2000ccのエンジンを搭載して発売されました。しかし、2400ccエンジン搭載車の発売を望む声が多かった為、その要望に応える形で1971年10月に2400cc版の「240Z」シリーズが発売されました。

2代目 日産 フェアレディZ (1978-1983 S130)

日産 フェアレディZ 1978-83
キープコンセプトで初代Z同様大ヒット
「フェアレディZ」は、1978年8月に9年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施し、2代目となりました。先代モデルがベストセラーであった為、冒険を避けキープコンセプトが貫かれ、エクステリアの雰囲気や基本メカニズムの多くを先代から踏襲した手堅い設計手法が取られました。

3代目 日産 フェアレディZ (1983-1989 Z31)

日産 フェアレディZ 1983-89
空力特性に優れたボディを採用。ターボを主力に
「フェアレディZ」は、1983年9月に5年ぶり2度目となるフルモデルチェンジを実施し、3代目となりました。前回のフルモデルチェンジが初代からのキープコンセプトであったのに対し、3代目はエクステリアが大きくイメージを変えると共にパワートレインも刷新されるなど、大幅なリフレッシュが図られました。

4代目 日産 フェアレディZ (1989-2000 Z32)

日産 フェアレディZ 300ZX Twin Turbo T-Top 1989
スタイリングを方向転換。ワイドボディのハイパワーマシンへ
「フェアレディZ」は、1989年7月に6年ぶり3度目となるフルモデルチェンジを実施し、4代目となりました。エクステリアデザインのポリシーが伝統のロングノーズ・ショートデッキからワイド&ローへと変わり、プロポーションが大きく変化すると共に、走行性能が一段と向上した事が特徴でした。

5代目 日産 フェアレディZ (2002-2008 Z33)

日産 フェアレディZ 200
2年ぶりのZ復活。内容を大幅刷新
「フェアレディZ」は、4代目モデルが2000年9月に生産終了となり一旦ラインナップから消えましたが、2002年7月に5代目モデルにリニューアルして復活を遂げました。35型「スカイライン」の兄弟車種となった事や、2by2の設定がなくなり2シーター仕様のみとなった事、エンジンが自然吸気に一本化された事など、多くの点で先代とは異なっていました。

6代目 日産 フェアレディZ (2008- Z34)

日産 フェアレディZ Version ST 2015
ショート&ワイドなボディを採用し、性能も向上
「フェアレディZ」は、2008年12月に6年ぶり5度目のフルモデルチェンジを実施し、6代目となりました。ボディのディメンションが先代よりもショート&ワイドになった他、エンジンの排気量拡大やトランスミッションの改良などにより、更なる走行性能向上を図ったモデルとなりました。

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