[PR]記事内に広告が含まれています。

ダットサン フェアレディ(フェアレデー)1200 (初代 1960-1962):北米ターゲットの元祖フェアレディ [SPL212/213]

ダットサン フェアレディ1200 '60

ダットサン フェアレディ1200 ’60

日産のオープン・スポーツカー「フェアレディ」の歴史は、1959年にまず前身となる「ダットサン スポーツ1000(S211)」が発売された事から始まりました。ダットサン スポーツ1000は、既に販売中であった4ドアセダン「ダットサン1000」のラダーフレーム・シャシーに、FRP製の4座コンバーチブルボディを架装して製造されました。

新車購入ガイド:【2024最新】フェアレディZの値引き 納期 乗り出し価格

スポンサーリンク
買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前に車の価値を把握!「ナビクル」などスマホやPCから手軽に査定がわかるサービスを利用しましょう

フェアレディの名称はミュージカルから

当時の日産社長、川又克二氏が渡米した際に観覧したミュージカル「マイ フェア レディ」に由来すると言われています。それまでの「スポーツ○○」という呼称も分かりやすくて良いのですが、フェアレディという名称になり、グッと親しみやすさ・共感が湧く存在になったのではないでしょうか。

ダットサン フェアレディ1200 '60 (出典:wikipedia.org)

ダットサン フェアレディ1200 ’60 (出典:wikipedia.org)

当時は「スポーツカーに女性的なネーミングなんて如何なものか?」という批判的な声もあったようですが、流麗なプロポ―ションを持つこのクルマに、女性的なネーミングは非常にセンス溢れるものではないでしょうか。以降、2000年から2002年の空白期間はあったものの、日産を代表するスポーツカーのネーミングとして半世紀以上たった現在まで受け継がれています。

スポーツ1000のデザインを踏襲しつつボディをスチール化

スタイリングは、ロングノーズ・ショートデッキのプロポーション。当時の国産車としては流麗かつスマートなものでした。基本的なスタイリングは、スポーツ1000とほぼ同一に保たれました。ボディは量産性を考慮しスチール製に変更。シャシーはダットサン トラックをベースに変更になりました。それに伴い車両重量は100kg以上増加し890kgとなりました。ボディサイズは、全長4,025mm×全幅1,475mm×全高1,365mm。2,220mmのホイールベースはスポーツ1000と共通でした。

ダットサン フェアレディ1200 SPL213 '60 (出典:cgc5081.cocolog-nifty.com)

ダットサン フェアレディ1200 SPL213 ’60 (出典:cgc5081.cocolog-nifty.com)

サスペンションは前:トーションバー、後:独立懸架/平行リーフ・リジッドで、 ダットサン スポーツ1000とな異なるメカニズムとなっています。

エンジンは、210型の後継モデル「ブルーバード(310型)」に搭載されていた1.2L 直4 OHVのE型に置き換えられ、最高出力48ps/最大トルク8.4kgmへとスペックが大幅に向上し、最高速度も132km/hまでアップしました。更に、同年10月には改良型のE1型に変更され、最高出力60ps/最大トルク9.3kgmまでスペックが向上しました。

ダットサン フェアレディ1200 SPL213 '60 (出典:cgc5081.cocolog-nifty.com)

ダットサン フェアレディ1200 SPL213 ’60 (出典:cgc5081.cocolog-nifty.com)

フェアレディ1200は、最初から北米市場を主なターゲットとした為、左ハンドル仕様となりましたが、そのままの仕様でごく少数が国内でも販売されました。生産台数はフェアレディ1200シリーズ累計で約500台。スポーツ1000よりは増加したものの、まだ普及する価格では無かった事もあり、量販スポーツカーとは言い難い数字でした。それには、後継モデルの「フェアレディ1500」の登場を待たなければなりませんでした。

先代モデル:ダットサン スポーツ1000

ダットサン スポーツ1000 (S211 1959-1960):フェアレディ誕生直前のFRPオープンスポーツ
21世紀の今も日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」。フェアレディの歴史は1960年に発売された「ダットサン フェ...

後継モデル:2代目ダットサン フェアレディ

ダットサン フェアレディ (2代目 S310系 1962-1970):国産車初の本格量販スポーツカー
日産のオープン・スポーツカー「ダットサン・フェアレディ」は、1961年10月に2代目モデルが発表され、翌1962年10月...

歴代フェアレディZ

歴代日産 フェアレディZ フルモデルチェンジの歴史
ダットサン フェアレディ1200 (初代 1960-1962 SPL212/SPL213) 北米をターゲットにした元祖フ...

車の買替え前に必ず一括査定で査定額を把握!

車の買替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットですぐに使えるクルマの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る ディーラーの下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

フェアレディZ時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする