日産 新型フェアレディZの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、グレード毎の違い、ボディカラー、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどフェアレディZの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基に新型フェアレディZのお買い得度を総合評価しています。
- フェアレディZの値引き相場と難易度
- フェアレディZの値引き交渉法
- フェアレディZの納期
- フェアレディZの納期を早めるコツ
- フェアレディZの値引き/納期がわかったら次にすべき事
- フェアレディZのサイズ/エンジン/価格/燃費
- フェアレディZのグレード選び
- フェアレディZのおすすめグレード
- フェアレディZ 値引き込み乗り出し価格の見積書
- フェアレディZのリセールバリュー
- フェアレディZの値引き交渉に使う競合車
- フェアレディZの値引き交渉に適した時間帯や時期
- フェアレディZ値引き交渉の流れ
- フェアレディZのボディカラー全色
- 値引き以外でフェアレディZを安く買う
- フェアレディZの長所/メリット
- フェアレディZの欠点/デメリット
- フェアレディZの値引きとリセールバリュー込の総合評価
フェアレディZの値引き相場と難易度
フェアレディZの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 0万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 1~2万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 3~5万円 |
新型フェアレディZの値引き難易度:E(A:甘い~E:渋い)
2022年の発売に対して2020年頃から新型の告知を始めており、予約段階でかなりのオーダーを集めている状況となっています。240台限定で先行予約を開始した「プロトスペック」は競争倍率が約50倍という狭き門となりました。
販売台数の少ないスポーツカーで、コロナや半導体不足の影響もあり納期の長期化が予想される事から値引きは非常に渋い状況です。
フェアレディZの値引き交渉法
フェアレディZ値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「フェアレディZ以外にも他の車種と迷っている」事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象を日産の営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認し、本命車種の納期の方が長かったら場合には交渉材料として使いましょう。ただし、半導体不足の影響により生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
フェアレディZ値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
フェアレディZは日産の全販売店で販売しています。販売会社は同一地域に複数あり、「日産プリンス神奈川」「神奈川日産」など異なっている場合が多く、同じフェアレディZを扱っていてもライバルの関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注可能台数も違うので納期が変わ場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なる系列の日産販売店で見積もりを取り、フェアレディZの大きな値引きを引き出しましょう。
フェアレディZ値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
フェアレディZをディーラーに見に行くと「査定をしましょうか?」と下取り査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
フェアレディZ値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
フェアレディZの納期
- 納期:受注停止中
生産台数の少なさに加え日本国内への割り当ての少なさから、マイナーチェンジまでの予定台数を消化し、現在では受注が停止しています。
まだ受注再開のアナウンスはなく、どうしてもフェアレディZが欲しい人はこまめにディーラーに顔を出して最新情報を確認しましょう。
フェアレディZの納期を早めるコツ
フェアレディZの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、フェアレディZの売れ筋グレードを前もってメーカーに発注している場合があります。そういった車両なら一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があるので確認してみましょう。
「どうしても、フェアレディZのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにフェアレディZの納車の早い車両がないか確認しましょう。
フェアレディZの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
フェアレディZに限らず納期が長かった場合、契約をしても納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はフェアレディZのキャンセルが1台出ました。納期は1か月です。値引きも頑張ります!」といった情報に遭遇する事もありますので営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
フェアレディZの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
フェアレディZのように納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにフェアレディZが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば納期に悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、乗り出し価格も安くなり値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
フェアレディZの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「新型フェアレディZの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、フェアレディZの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐ簡単にできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる 新型フェアレディZを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
フェアレディZのサイズ/エンジン/価格/燃費
日産フェアレディZはどんなクルマ?
日産のスポーツカー「フェアレディZ」は、2022年夏頃に14年ぶりにモデルチェンジを予定している日産を代表するFRスポーツカーです。
内外装だけでなくエンジンをV6 3.0LツインターボのVR30DDTTとするなど大幅に変更されるものの、ビッグマイナーチェンジという位置付けで、形式はZ34となる見込みです。
歴代フェアレディZのデザインモチーフを随所に盛り込みつつ、新しいスポーツカーとしての雰囲気を持ち、世界的なEVシフトの中で純ガソリンエンジンFRスポーツのフェアレディZとしては最後のモデルになるかもしれません。
フェアレディZのパワートレイン
パワーユニットは3.0L V6ツインターボの1種類で、駆動レイアウトはFRのみです。トランスミッションは6速MTと9速ATがあります。
フェアレディZのグレード別 新車価格
グレード | 6MT | 9速AT |
フェアレディZ NISMO | – | 9,200,400 |
フェアレディZ バージョンST | 6,657,200 | 6,657,200 |
フェアレディZ バージョンS | 6,245,800 | – |
フェアレディZ バージョンT | – | 5,858,600 |
フェアレディZ | 5,398,800 | 5,398,800 |
※価格は2024年9月10日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
フェアレディZの主要諸元(日本仕様)
エンジン | VR30DDTT 3.0L V6 ツインターボ |
トランスミッション | 6速マニュアル/マニュアルモード付フルレンジ電子制御9速オートマチック(9M-ATx) |
最高出力 (kW(PS)/rpm) | 298(405)/6400 |
最大トルク (N・m(kgf・m)/rpm) | 475(48.4)/1600-5600 |
全長(mm) | 4,380 |
全幅(mm) | 1,845 |
全高(mm) | 1,315 |
ホイールベース(mm) | 2,550 |
フェアレディZのWLTCモード燃費と実燃費
フェアレディZのWLTCモード燃費 (km/L)
走行シーン | 6MT | 9AT |
WLTCモード燃費 | 10.2 | 9.5 |
市街地モード | 6.6 | 6.4 |
郊外モード | 10.9 | 9.9 |
高速道路モード | 12.6 | 11.6 |
フェアレディZの実燃費
どの程度スポーツドライビングを楽しむかによりますが、WLTCモード燃費のおおむね-10%~-20%がフェアレディZの実燃費となります。
スポーツカーなので燃費性能を重視する人は少ないと思いますが、近年のエコカーの低燃費に慣れている人から見ると、かなり悪い燃費となっています。マニュアルトランスミッションで高回転領域を多用すれば、さらに燃費は悪化します。
フェアレディZのグレード選び
フェアレディZのグレード構成
基本的なグレード構成はベーシックグレードの「フェアレディZ」、MTのみのスポーティグレード「S」、ATのみの豪華グレード「T」、上級グレードの「ST」があります。
初回限定240台の「プロトスペック」は完売となりました。
フェアレディZのおすすめグレード
レイズ製19インチアルミ鍛造ホイール、4輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキ、メカニカルLSDなどを装備した6MTのスポーティグレード「フェアレディZ バージョンS」(6MT)がおすすめグレードとなります。
フェアレディZ 値引き込み乗り出し価格の見積書
「フェアレディZ バージョンS」(6MT)に以下の選択した見積書の事例です。
メーカーオプション
- ボディカラー:セイランブルー(3PM)/スーパーブラック 2トーン〈特別塗装色〉:¥176,000
ディーラーオプション
- フロアカーペット(ラグジュアリー:消臭機能付):¥49,800
フェアレディZの支払い総額(値引き、オプション込)
車両価格 | ¥6,063,200 |
メーカーオプション合計 | ¥176,000 |
ディーラーオプション合計 | ¥49,800 |
環境性能割 | ¥153,100 |
自動車重量税 | ¥49,200 |
自賠責保険料 | ¥27,770 |
自動車税(種別割)(6月登録の場合) | ¥37,500 |
リサイクル費用 | ¥11,120 |
販売諸費用(参考価格) | ¥50,414 |
合計 | ¥6,618,104 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥18,104 |
値引き込みの乗り出し価格(支払い総額) | ¥6,600,000 |
フロアマットのみのシンプルなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で1万円と端数をカットしてもらった場合「フェアレディZ バージョンS」(6MT)の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は660万円となります。
(見積りは2022年6月10日時点)
フェアレディZのリセールバリュー
フェアレディZの属するスポーツカーセグメントは新車市場、中古車市場ともに非常に人気があります。フェアレディZはモデルライフ初期である事や納期の長期化している状況から、特に短期でのリセールバリューは非常に高く、短期/長期ともにリセールバリューは高めという傾向となります。
フェアレディZの値引き交渉に使う競合車
フェアレディZの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ GRスープラ
縮小するスポーツカー市場でスポーツカーを成立させるべくBMWとの共同開発によって2019年5月に発売となったトヨタ GRスープラ。
2.0Lターボと3.0Lターボをラインナップし、2シーター専用モデルとなりました。
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トヨタ GR86
スバルとの共同開発で誕生したトヨタのGR86が競合となります。フェアレディと比べると車格は下となりますが、日本市場では稀少なFRスポーツであるだけでなく、2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載しながらリーズナブルな価格設定で商品力が高くなっています。
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スバル BRZ
トヨタのGR86と兄弟車となるスバル BRZが競合となります。フロントフェイスのデザインやサスペンションの仕様の違いなどGR86との違いがあります。
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マツダ ロードスターRF
マツダこだわりのFRオープンスポーツとしてモデルチェンジを繰り返してきたロードスター。
追加モデルとして電動トップと2.0Lを装備したロードスターRFが追加となりました。
フェアレディZよりもサイズ・価格は下ですが、数少ない国産FRスポーツの競合車として見積もりを取りましょう。
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競合車を使ってフェアレディZの値引き交渉を
フェアレディZの値引きを引き出すにあたっては、上記のスープラ、ロードスターRFなどの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、フェアレディZの値引きを引き出し易くなります。
フェアレディZの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
フェアレディZのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べるとお客さんも少なく、比較的じっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格がどうなっているか最新情報ついても忘れずに確認しましょう。
すでに来店した事があり担当営業マンが決まっている場合は、不在の場合もあるので事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、日中の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。ジックリ交渉するにはやや不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事も期待できます。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位で販売目標計画を立てていますので、目標達成の為に月末はいつもより値引きが期待できます。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きを引き出せるかもしれません。
ただし、月間目標を既に達成している場合や、新車セールスが好調な時など、あまり積極的にならないケースもあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気の値引き交渉は禁物です。各ディーラー側の販売状況によりますので、一概に月末が値引きに最適とは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、年間目標達成の為に3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期や値引き条件変わっているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
フェアレディZ値引き交渉の流れ
しっかりとフェアレディZの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでフェアレディZに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
フェアレディZ値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでフェアレディZの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「フェアレディZが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだフェアレディZが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはフェアレディZの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
フェアレディZの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。フェアレディZの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「フェアレディZが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- フェアレディZの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やフェアレディZの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
フェアレディZの値引き交渉で気を付ける点
フェアレディZの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
フェアレディZのボディカラー全色
フェアレディZのボディカラーは、2トーンカラー6色、モノトーン3色の全9色が設定されています。
イカズチイエロー/スーパーブラック 2トーン
イカズチイエロー/スーパーブラック 2トーンは、新型フェアレディZのイメージカラーにもなっているカラーで、税込88,000円の有償オプションカラーです。
セイランブルー/スーパーブラック 2トーン
セイランブルー/スーパーブラック 2トーンは、税込176,000円の有償オプションカラーです。
カーマインレッド/スーパーブラック 2トーン
カーマインレッド/スーパーブラック 2トーンは、税込176,000円の有償オプションカラーです。
有償ボディカラーの選択による価格アップ分を材料に値引き交渉をしましょう。また、ボディカラーの違いによって納期や乗り出し価格にどの程度差が出るかの確認もしましょう。
ステルスグレー/スーパーブラック 2トーン
ステルスグレー/スーパーブラック 2トーンは、税込77,000円の有償オプションカラーです。
ブリリアントシルバー/スーパーブラック 2トーン
ブリリアントシルバー/スーパーブラック 2トーンは、税込55,000円の有償オプションカラーです。
プリズムホワイト/スーパーブラック 2トーン
プリズムホワイト/スーパーブラック 2トーンは、税込77,000円の有償オプションカラーです。
バーガンディー
バーガンディーは、往年のフェアレディ240ZGを彷彿とさせるカラーで、カラーオプション価格は掛かりません。
ダークメタルグレー
ダークメタルグレーは、カラーオプション価格は掛かりません。
ミッドナイトブラック
ミッドナイトブラックは、税込44,000円の有償オプションカラーです。
値引き以外でフェアレディZを安く買う
オプションは社外品にする
フェアレディZの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、フェアレディZの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにフェアレディZを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
フェアレディZの新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにフェアレディZが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンでフェアレディZを買う
残価設定ローンとは、3年後や5年後のフェアレディZの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にフェアレディZを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が600万円、3年後のフェアレディZの価値が330万円の場合、270万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はフェアレディZを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
フェアレディZの長所/メリット
数少ないハイパワーFRスポーツ
スポーツカーの販売台数が多かった1990年頃まではトヨタ スープラ、マツダ RX-7、三菱GTOなどラージクラスのFRスポーツがいくつかあったものの、販売終了やレクサスなど高級車にシフトし絶滅状態にあります。
フェアレディZも一度はモデルが途絶えたものの、ゴーン体制により復活しました。復活後のモデルチェンジではホイールベース縮小、エンジン排気量アップによって、よりスポーツ性能を高めました。
そして2022年の大規模マイナーチェンジによりフルモデルチェンジと言っても良いくらいに内容が刷新されています。
歴代Zのモチーフを散りばめたデザイン
フェアレディZは1960年の初代フェアレディ登場から60年以上が経過する歴史のあるスポーツモデルとなっています。その時代ごとに印象的なスポーツカーとして世界中に愛されてきた車種だけに、歴代のフェアレディZファンを魅了する様々なモデルのデザインモチーフが取り入れられています。最新のスポーツカーながら懐かしさを感じさせる優れたデザインと言えるでしょう。
心を掻き立てる液晶メーター
大規模マイナーチェンジながら大型液晶メーターを採用。表示はスポーティなデザインとなっており、スポーツマインドを掻き立てます。
V6 3.0Lツインターボ VR30DDTTエンジン
エンジンはこれまでの自然吸気エンジンからV6 3.0Lツインターボとなりました。405PSを発生するこのエンジンによってFRスポーツカーとしては十二分に走りが楽しめます。
フェアレディZの欠点/デメリット
価格が大幅アップ
内容は大きく変わっているものの、マイナーチェンジ前が400万円を切る価格からスタートだったものの、新型は520万円台からと約130万円のアップとなりました。
エンジンのターボ化やナビの標準化、フル液晶メーター化など装備面でも大きく刷新されており、スープラなどライバルと比べても高価という訳ではありませんが、購入を検討していた人がちょっと二の足を踏む価格アップとなりました。
フェアレディZの値引きとリセールバリュー込の総合評価
純エンジン車最後のフェアレディZ
世界的なEVシフトの流れを考えると純粋なガソリン車でのハイパワースポーツはこの後モデルチェンジが難しい時期に差し掛かっています。
そんな中、フェアレディZの大幅アップデートに踏み切った日産には拍手を送りたいと思います。次期フェアレディZがあるとしたら最低でもハイブリッドは必須で、順当に行けばEVとなる可能性が高くなっています。
そういった最後のモデルという雰囲気もあり発売前からオーダーが多く、納期もどんどん長期化する可能性があり、値引きはなくてもリセールバリューが非常に期待できることもあり、欲しい人は頑張って早めにオーダーした方が良いでしょう。