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フィアット130 (1969-1977):V6エンジンの採用など前作2300からメカニズムが進化

フィアットは1969年3月、基本設計を1959年に遡り旧態化が目立ってきたミディアセダン/ステーションワゴン「2300」の後を継ぐニューモデル、「130」を発表しました。エンジンがそれまでの直6OHVからV6 SOHCに、リアサスペンションがリジッド式から独立懸架式に変更され、ステアリングにはパワーアシストが標準化されるなど、メカニズム面で様々な進化を遂げました。

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2300からボディと排気量を拡大

ボディタイプはステーションワゴンの設定がなくなり、当初4ドアセダン「ベルリーナ」のみのラインナップとなりした。スタイリングは、下位モデルである「125」のイメージを受け継ぐ直線基調のボクシーなフォルムと、逆スラントの個性的なフロントグリルが採用されました。ボディサイズは全長4,750mm×全幅1,805mm×全高1,475mmで、2300よりも一回り以上大きい堂々たる体躯でした。

それに伴い、車両重量も200kg以上増加し1,530kgとなりました。一方、ホイールベースは2300の上級グレード「スペチアーレ」より僅かに短い2,720mmで、リアオーバーハングの長いプロポーションとなりました。駆動方式はコンベンショナルなFRを踏襲、エンジンは排気量がそれまでよりも0.6L大きい2.9Lとなり、アウトプットも最高出力140ps/最大トルク22kgmに向上しました。

組み合わせられるトランスミッションは、従来の4速MTに代わり5速MT又は3速トルコン式ATが設定されました。一方サスペンション形式は、フロントはそれまでのダブルウィッシュボーン式からマクファーソンストラット+トーションバー式に、リアはリーフ・リジッド式から「ディーノ」後期型と同じセミトレーリングアーム+トランバースリンク式に変更されました。

ピニンファリーナ・デザインのクーペを追加

又、ブレーキは2300の4輪ドラム式から、4輪ディスク式にアップグレードされました。そして1971年3月のジュネーブ・ショーにおいて、カロッツェリア・ピニンファリーナがデザインと制作を手掛ける2ドアクーペ「130クーペ」が発表されました。ベルリーナと全く異なるスタイリングが与えられたボディのサイズは、全長4,842mm×全幅1,760mm×全高1,353mmでした。

ホイールベースはベルリーナと共通の2,720mmで、車両重量は1,559kgでした。エンジンは、ベルリーナ用をベースにボアアップにより排気量が3.2Lに拡大され、アウトプットは最高出力167ps/最大トルク25.4kgmまで高められました。最高速度は5速MT仕様で198km/h、3速AT仕様でも192km/hに達しました。追って同年後半には、ベルリーナにもこの3.2Lエンジンが搭載されました。

そして1976年にベルリーナが、翌1977年にクーペが生産終了となりました。フィアット・ブランドによる直接的な後継モデルのリリースはなく、1976年にランチア・ブランドで発売された「ガンマ」がそのユーザー層を吸収する形になりました。

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