2000年に初代モデルが発売されたホンダのミニバン「ストリーム」は、2006年10月のフルモデルチェンジにより2代目モデルとなりました。5ナンバーのボディサイズを踏襲しながら、先代の特徴であった低重心・低床設計を更に推し進め走行性能と居住性を向上させると共に、パワートレインの刷新により燃費・環境性能の改善を実現しました。
FF車は立体駐車場への入庫が可能に
ボディは先代同様オールヒンジドア式の5ドアで、スタイリングはキープコンセプトながら更に躍動感あるフォルムとなりました。ボディサイズは全長4,570mm×全幅1,695mm×全高1,545mm(FF)/1,570mm(4WD)で、先代より全高が低くなりFF車は立体駐車場に入庫可能となりました。ホイールベースは僅かに延長され2,740mmとなり、車両重量も若干増加し1,350~1,490kg(初期型)となりました。
サスペンション形式は、先代同様のフロント:ストラット式/リア:ダブルウィッシュボーン式が踏襲されました。エンジンは、1.8L直4SOHC i-VTECのR18A型(最高出力140ps/最大トルク17.7kgm)と2L直4SOHC i-VTECのR20A型(最高出力150ps/最大トルク19.4kgm)が用意され、トランスミッションは2L FF車に7速マニュアルモード付CVTが、それ以外には5速トルコン式ATが組み合わせられました。
発売当初は全車先代同様の3列シート7人乗り仕様で、グレード体系は1.8Lエンジン搭載の「X」「RSZ」と2Lエンジン搭載の「G」「RSZ」がラインナップされました。このうちスポーティグレードとなる「RSZ」には、チューンドサスペンション、リアスタビライザー、17インチタイヤ、フロントスポイラーなどが装備され、より高次元な操縦安定性を実現していました。
最後のMCで2列目シートは2名乗車に
そして2007年8月に一部改良が行われ、「X」「G」をベースにディスチャージヘッドランプなどを装備した新グレード「スタイリッシュパッケージ」が追加されました。次いで2009年6月にマイナーチェンジが実施され、内外装の一部変更と同時に、2L車の新グレードとして追突軽減ブレーキや車両挙動安定化制御システム(VSA)などを装備する「Gi」と、2列シート5人乗り仕様の「RST」が追加されました。
続いて2009年9月の一部改良で、「Xスタイリッシュパッケージ」をベースにエアロパーツなどを装備した新グレード「ZS」の追加などが行われました。更に2010年4月には、2列シート5人乗り仕様の新グレード「TS」が追加になりました。次いで2012年4月に最後のマイナーチェンジが実施され、3列シートの2列目が2名用の6人乗り仕様に変更されると共に、VSAが全車に標準化されました。
そして2014年6月に後継モデルの登場もないまま生産終了となり、ストリームの車名はラインナップから消滅しました。その後2015年2月にジェイドが発売。オデッセイとストリームの後継となる車種で、立体駐車場に収まる低全高ミニバンとなりました。
ストリーム (2代目 RN6)の口コミ評価/新車購入インプレッション
7年が経ちましたがとてもお気に入りの車
ホンダストリームを購入した理由は、そのスタイリングです。購入したのは、ホンダ 2代目ストリーム RN6型です。RN6型のストリームは、最大7人乗れるミニバンなのですが、外観からはそれを感じさせない、スポーティなデザインです。
ミニバンと言うと背の高いワンボックスタイプを想像しますが、ストリームは低全高でドライバーが運転を楽しめるミニバンです。ホンダのディーラーより購入しましたが、対応もよく特に不満を感じる事も有りませんでした。
走りの良さが印象的
ホンダストリームに乗っての感想ですが、一番に走りの良さが印象的です。低全高なだけに、左右のふらつきも少なく、とても気持ちの良い走りをしてくれます。また、左右のふらつきが少ないということは同乗者も不安を感じる事がなく乗ることが出来ると思います。特に信号の少ない地方の道を走る時は最高に気持ちが良いです。
ストリームにはグレードによりパドルシフトが装備されていますので、パドルシフトを使用して、マニュアル車を運転しているような感覚を簡単に味わう事が出来ます。マニュアル車の方が運転が楽しいと思っている方には、とくにお勧めです。やはり車に乗るからには移動手段としてだけでなくドライバーも楽しめるというのは、大きな魅力だと思います。
次に乗り心地ですが、これも悪くありません。私の個人的な感想ですが、ストリームは上下の揺れが一回で止まる印象を持っています。そのため段差を乗り越えた時なども不安や気持ち悪い振動が無く好印象です。(少し固めの乗り心地とも言えますが)
身長が高い私でも窮屈な感じはなし
室内空間も低全高の割には広く、身長が高い私でも窮屈な感じはありませんでした。3列目のシートは長距離移動には不向きかもしれませんが、普段は4人で乗車でたまに7人等の使い方であれば問題無く使用出来ると思います。
シートのレイアウトも使いやすくなっており、私の場合は3列目はほとんど使わず、荷室として使用していました。こういう使い他をしているとストリームという車がミニバンであると言うことを忘れてしまいます。実際に身の回りの方にも「5人乗りでしょ?」と何度も言われました。もちろん3列目を倒していれば沢山の荷物を乗せる事が出来ます。
このように、とても魅力的な車です。ストリームで親戚と温泉旅行に行った時は3列目が有るので、車一台で済ます事が出来ました。2台に分かれると会話が出来ない人が出てきますが、1台に乗れれば皆で会話をしながら目的地までのドライブを楽しむ事が出来ます。もちろんドライバーは純粋に運転を楽しむ事が出来ます。ストリームを購入して7年が経ちましたがとてもお気に入りの車です。
長く乗りたいクルマ(50代男性)
ホンダ・ストリームのスタイルを、パソコンのサイトで見た時にこれだと思いました。車高が低くて、低重心、燃費が当時では、良いほうでした。スタイルも気に入りました。丁度、CR-Vが、古くなり、そろそろ買い替えの時期でした。CR-Vは、4輪駆動でしたが、車両重量が重く、力強さもなく取り替えようと思っていました。
その時に出会ったのが、ストリームでした。今の乗っているCR-Vを買った、ホンダカーズ千葉 高品店に行きました。当時は、ホンダカーズ千葉西店でした。営業の人に会い、商談を進めることにしました。その時に今、車体の色が、ブラックのストリームがあるというので、時間をかけて交渉し、色々サービスをしてもらいながら、ストリーム(型式 DBA-RN6)を購入しました。
小回りが利き、燃費も良好
燃費もカタログ値には届きませんが、リッター10キロは、軽くクリアーします。人数も7人乗りなので旅行にも最適です。普段は、一番の後ろの席は折りたたんでおり、荷物置き場として利用しています。普通車なので、小回りも聞くし、ナビ付なので、知らない細い道でもすいすいと走りすぎていきます。普段は通勤用に使用していますが、燃費が本当にいいので、とても家計にやさしいです。
いつも車庫に入れているので、8年経っているのに、きれいなままで乗っています。さすがに、燃費が、少しずつ悪くなってきています。でも、小回りが利く、ホンダストリームに乗っていると、どんな細い道でも安心して運転していけます。また、栃木、群馬あたりの温泉に向かって、飛ばしていきたいと思います。低重心なので、横風にも強いし、加速もいいし、人数も乗れるし、荷物を沢山つめるし、大人2人と子供3人の温泉旅には、最高だと思います。
メンテナンスして長く乗りたい
定期的に、車をメンテナンスして、長く乗り続けたいと思います。今のホンダ車と比べると、頭上空間も広いし、まだまだ捨てたものではないなと、感じています。しかし、1年半前にとうとうナビが壊れてしまいました。新しく交換したのですが、10万円近く掛かりました。つまり、ナビは新品同様なのです。あと何年乗れるか楽しみです。まだ50代のオジサンですけれども、楽しんで風のように走り続けたいと思います。