新車購入時に大きな値引きを引き出すポイント
いきなり強引な値引き商談はしない
車を安く買いたいからといって、無謀な値引き額を要求しても営業マンを困らせてしまうだけです。仮に強引な商談を行って大きな値引き額を引き出したとしても、お店からは「面倒な客」と認識され、購入後のアフターケアや、ちょっとしたトラブルの時に煙たい顔をされてしまい、その車に乗っているトータルでの期間で考えると、損をしてしまうかもしれません。
いつ買うのかをしっかり意識。半年くらい前から情報収集
「あ、来月車検だ!急いで買い替えなきゃ」こういう事、よくあると思います。でも、これが一番ソンに繋がってしまいます。
「車検なので来月中に買い替えたいんですけど…」
このセリフを発する事で、営業マンからすれば、通称「ホット客」と言い、買い替える可能性の高いお客さんとみなされます。買い替える本気度の高いお客と言う一方で、「そんなに値引きしなくても買ってくれるでしょ」という「落としやすいお客」と思われてしまいます。
今乗っている車の価値を把握する
今のっている車を売却(下取り)して車を買い替える人が殆どだと思いますが、車を買い替えるという行為を「買う」と「売る」に分解して考える事で、トータルでの買換え金額を抑える事が出来ます。
何となく面倒だからいつもディーラーの下取りに出している人は、ぜひ買取査定を試してみましょう。ナビクルなど、インターネットの査定サービスを使えば、パソコン・スマホなどですぐに査定する事ができます。
買いたい車(本命)のライバル車を見積もりする
基本的な事なので実践されている人も多いと思いますが、例え本命意外に考えられないとしても、本命としてる車のライバル車の見積もりは必ず取るようにしましょう。そうする事で営業マンへの本気度も伝わり、熱心な商談に応じてくれます。
本命の車が新型車の場合、同じクラスのモデル末期の車を引き合いに出しましょう。「こっち(本命)が欲しいんだけど、アッチ(モデル末期)の条件がすごく良くてねぇ。」という感じで、新型車としての値引きの限界に近づける事ができます。
本命がモデル末期の場合、逆に新型車をぶつける事で「相当な値引きがないと買わないよ」というプレッシャーを与える事が出来ます。
本命車種の交渉は冷静に。かつ決意をもって
今乗っている車の買い取り額を把握し、競合車種の見積もりを取ったら、いよいよ本命車種の商談です。その際、契約に必要な手付金(1~5万円)、印鑑を持参しましょう。ディーラーを訪れる時間帯は夕方4~5時くらいがベスト。要はその日の営業時間ギリギリくらいに契約が完了する時間を狙います。
条件を満たせば今日決める!という意思をアピール
行く前に欲しいオプション、希望のグレード、そして目標値引き金額を決めておきます。値引き金額は雑誌(月刊自家用車など)で調べておきます。そして、淡々と条件を伝えましょう。
- 希望のグレード、色、欲しいオプションはコレ
- 他に検討している車種はコレ
- ○○円になるなら、今日決めるという意思
- 条件が出ないなら、明日ライバル車を契約する可能性が高い事
こんな感じです。
下取り金額から値引き分を分離させる
下取り金額も合わせて見積もりすると思いますが、ある程度条件が煮詰まってきたら、「下取りなしの場合、幾らになりますか?」と下取りなしの値段を聞き出しましょう。商談の多くのケースで、客の心を掴むために値引き金額の一部を下取り金額に混ぜているので、ここでそれを分離します。
下取りに出すべきか、買取店に回すかを決める
ここで事前に買取店での一括査定を済ませた効力が発揮します。複数社から提示された買い取り金額は純粋に、今乗っている車の価値を表しています。その金額を知っていれば、下取りに出す方が得か、買取店に出す方が得か、すぐに判断できます。
まとめ
車の購入において、大幅な値引きを引き出すカギとなるのは、事前に情報を集めておく事が非常に重要となります。特に、今乗っている車の価値を把握する事が重要となります。車の買い替えを考えたら、まずネットで一括査定をしておきましょう。