トヨタ セリカ (3代目 A60 1981-1985):ライズアップするヘッドランプを採用しターボ車も追加

トヨタ セリカ クーペ US仕様 1981

トヨタ セリカ クーペ US仕様 1981

1970年にデビューし、1977年に2代目となったトヨタのスペシャリティカー「セリカ」は、1981年7月に4年ぶり2度目のフルモデルチェンジを実施し3代目となりました。先代からスタイリングを一新し、ヘッドランプに新機軸を取り入れた他、セリカとして初のターボエンジン搭載車も追加されました。しかし、人気の面では上級モデル「セリカXX」に押され地味な存在でした。

シャープなスタイリングに変貌

国内仕様のボディは先代同様、2ドアノッチバックのクーペと、テールゲートを備える3ドアファーストバックのリフトバックがラインナップされました。スタイリングは先代から大幅なイメージチェンジが図られ、シャープなウェッジシェイプのボディラインに変貌しました。又、初期モデルのヘッドランプは、国産車初のライズアップ(ポップアップ)式が採用されました。

トヨタ セリカ リフトバック UK仕様 1981

トヨタ セリカ リフトバック UK仕様 1981

ボディサイズは先代から若干拡大され、全長4,435mm×全幅1,665mm×全高1,310mmとなり、ホイールベースは先代とほぼ同一の2,500mmでした。サスペンションはフロントが全車ストラット式となる一方、リアは4リンク・リジッド式とセミトレーリングアーム独立懸架式の2種類が設定され、グレードにより振り分けられる点は先代同様でした。

エンジンは4種類でスタート

トヨタ セリカ リフトバック 1981

トヨタ セリカ リフトバック 1981

駆動方式はFRを踏襲し、発売当初用意されたエンジンは、先代から受け継いだ1.6L直4DOHC燃料噴射仕様の2T-GEU型(最高出力115ps/最大トルク15kgm)と1.8L直4OHV燃料噴射仕様の3T-EU型(最高出力105ps/最大トルク16.5kgm)、及び2L直4DOHCツインキャブ仕様の18R-GU型(最高出力130ps/最大トルク17kgm)に加え、新たに1.8L直4SOHCシングルキャブ仕様の1S-U型(最高出力100ps/最大トルク15.5kgm)が設定されました。

トヨタ セリカ リフトバック 1981

トヨタ セリカ リフトバック 1981

トランスミッションは4速及び5速のMTのみで、先代まで設定のあったATは用意されませんでした。そして1982年9月に、それまで18R-GU型を搭載していたグレードのエンジンが、1.8L直4DOHCターボの3T-GTEU型(最高出力160ps/最大トルク21kgm)に置換されました。同時に、3T-GTEU型を僅かにボアアップした4T-GTEU型エンジンを搭載するグループBホモロゲーションモデル「GT-TS」が限定販売されました。

トヨタ セリカ リフトバック US仕様 1981

トヨタ セリカ リフトバック US仕様 1981

次いで1983年8月にマイナーチェンジを実施し、ヘッドランプがリトラクタブル式に変更されると共に、フェンダーミラーに代りドアミラーが標準装備されました。同時に、1.6L車のエンジンが新世代の4A-GEU型(最高出力130ps/最大トルク15.2kgm)に置換された他、1.8Lの3T-EU型エンジンがカタログ落ちしました。そして1985年に、2.4Lエンジンを搭載する北米市場向けのコンバーチブルが、9台のみ国内販売されました。

トヨタ セリカ リフトバック US仕様 1981

トヨタ セリカ リフトバック US仕様 1981

そして1985年8月に4代目モデルにバトンタッチされ生産終了となりましたが、4代目以降は全てFF方式若しくはフルタイム4WD方式となった為、FR方式を採用したセリカは3代目が最後となりました。