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ランボルギーニ アヴェンタドール (2011-2018):6.5L V12エンジン搭載のムルシエラゴ後継

ランボルギーニ アヴェンタドール 2011

ランボルギーニのスーパーカー「アヴェンタドール」は、9年間に渡って生産された「ムルシエラゴ」の後継モデルとして、2011年3月にジュネーブモーターショーで発表され、同年9月に日本でも発売開始になりました。モダンかつアグレッシブなスタイリングを持つボディは、カーボンファイバー製で軽量に仕上げられていました。

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軽量ボディとハイパワーエンジンの組み合わせ

ボディサイズは、全長4,780mm×全幅2,030mm×全高1,136mmで、ムルシエラゴよりも全長が200mm延長されました。しかし、パワートレインやシャシー、そして前述のボディなど、車両全体に及ぶ徹底的な軽量化により、車両重量は逆に90kgも軽くなり、1,575kgに抑えられました。

ランボルギーニ アヴェンタドール 2011

ミッドにマウントされるエンジンは、排気量6.5LのV12DOHC48バルブ自然給気である点はムルシエラゴと共通であるものの、一から新設計された物でした。最高出力700ps/8,250rpm、最大トルク70.3kgm/5,500rpmの高いスペックを備え、アヴェンタドールに最高速度350km/h、0-100km/h加速2.9秒という優れた性能を与えました。

敢えてシングルクラッチ式AMTを採用

ランボルギーニ アヴェンタドール 2011

トランスミッションも刷新され、新設計の7速シングルクラッチ式AMTが搭載されました。ムルシエラゴに搭載された6速MTや6速AMTよりも効率面で進化したものでしたが、より高効率なDCTを採用しなかった事が異例とも言えました。これは、DCTよりも軽量化出来るメリットの他に、ドラマ性を演出する為には、変速ショックの残るシングルクラッチ式の方が相応しいという判断によるものでした。

ランボルギーニ アヴェンタドール 2011

しかし、変速に要する時間は僅か0.05秒であり、性能面でもDCTに殆ど遜色のないものでした。又、駆動方式はフルタイム4WD方式で、ムルシエラゴのビスカスカップリング方式からハルデックスカップリング方式へと変更されました。ミッドシップ+ハルデックスカップリング4WDの組み合わせは、「ブガッティ・ヴェイロン」に続く採用でした。

ランボルギーニ アヴェンタドール 2011

2012年にロードスターが追加

そして、2012年11月に、派生モデル「アヴェンタドール・ロードスター」が発表されました。これは、ルーフを脱着可能としたタルガトップのモデルで、キャビンから後はリデザインが施され、従来のベルリネッタとの差別化が図られました。又、万が一の際に乗員を守るオートマチックパッセンジャープロテクションが装備されるなど、安全対策も抜かりなく実施されました。

ボディの補強や前述の安全装備により、車両重量は50kg重くなり、1,625kgとなりました。搭載されるパワートレインはベルリネッタと同一で、0-100km/h加速は重量増の影響で0.1秒遅い3.0秒となりましたが、最高速度は350km/hで不変でした。

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