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トヨタ ヴィッツ ハイブリッド (2017-2020):マイナーチェンジと同時に追加されたヴィッツ初のハイブリッド

トヨタ自動車は2017年1月12日、2010年にリリースしたBセグメント・コンパクトカーの3代目「ヴィッツ」に通算2度目のマイナーチェンジを施すと同時に、歴代ヴィッツ初となるハイブリッドモデルを追加しました。それまでからエクステリア・デザインが一新されたボディに、同クラスのハイブリッド専用車「アクア」譲りのパワートレインが搭載されました。

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フロントマスクを刷新

ボディタイプはガソリンモデル同様、国内向けは5ドアハッチバックのみの設定で、スタンリングはガソリンモデルともどもフロントまわりやリアまわりの意匠が大きく変更されました。特にフロントマスクは、同社製モデルのアイデンティティとなっている「キーンルック」を踏襲しながらも、一段と迫力ある雰囲気に変貌を遂げました。

ボディ・ディメンションは全長3,945mm×全幅1,695mm×全高1,500mm、ホイールベース2,510mmで、マイナーチェンジ前のモデルから全長が60mm延長されました。車両重量は1.3Lガソリンモデルより100kgほど重く、全長とホイールベースがより長いアクアとの比較でも同等もしくは若干重い1,100~1,110kgとなっています。

ハイブリッドシステムは、1.5L直4の1NZ-FXE型エンジン(最高出力74ps/最大トルク11.3kgm)+ACモーター(最高出力61ps/最大トルク17.2kgm)+電気式無段変速機+ニッケル水素バッテリー(容量6.5Ah)から構成されるリダクション機構付き「THSⅡ」で、JC08モード燃費はアクアの33.8~37km/Lに対し34.4km/Lとなっています。

衝突被害軽減ブレーキも設定

サスペンションは、フロント:マクファーソンストラット式/リア:トーションビーム式の形式を踏襲しながら、新開発のダンパーが採用されました。ブレーキ形式はガソリンモデル同様、フロント:ベンチレーテッド・ディスク式/リア:ドラム式が採用されました。また、安全装備面では、ガソリンモデル同様にレーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせた「Toyota Safety Sense C」が標準装備またはオプション設定されました。

その内容は、衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュセーフティシステム」と車線変更をサポートする「レーンディパーチャーアラート」、そしてハイ/ロービームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」から構成されるものとなっています。また、ガソリンモデルともども新たに坂道発進をサポートする「ヒルスタートアシストコントロール」が標準装備されました。

グレード体系は、下から「HYBRID F」「HYBRID jewela」「HYBRID U」「HYBRID U Sportyパッケージ」の4タイプのラインナップで、装備面ではHYBRID U以上にクルーズコントロールが、さらにHYBRID U Sportyパッケージにはリヤルーフスポイラーや16インチアルミホイールが標準装備されます。

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