「ステップワゴン」は、2005年5月にフルモデルチェンジが行われ、3代目となります。これまでの箱型フォルムから脱皮し、低くスタイリッシュなフォルムへと変貌を遂げた事が最大の特徴でした。スラントしたノーズや傾斜の強いフロントウィンドウ、ウェッジシェイプを意図したウエストライン、ボディ側面のプレスラインなど、躍動感を演出したスタイリングが特徴でした。
又、Aピラーの傾斜が強くなった事による斜め前方視界対策として、三角窓が新設されました。そして、後席用スライドドアが新たに右側にも設けられ、左右対称のデザインとなった事も大きな変更点でした。先代同様、上級グレードにはパワースライドドアが採用されました。
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低床・低重心化され、サスペンションも刷新
ボディサイズは、全長4,640mm×全幅1,695mm×全高1,770mm~1,785mmで、全高が先代よりも75mmも下げられました。一方、プラットフォームを一新した事に伴い、フロア高は60mm下げられ、室内高への影響を抑えると共に低重心化を達成しました。こうした変更より、従来からの美点であった居住性の高さに加え、乗用車的な操縦安定性を実現したのが特徴でした。
エンジンは、先代同様2L直4のK20A型及び2.4L直4のK24A型が搭載されました。しかし、排出ガス基準並びに燃費基準をクリアする為に、最高出力と最大トルクはK20A型が155ps/19.2kgm、K24A型は162ps/22.2kgmとなり、スペックが若干低下しました。
駆動方式は、先代同様それぞれにFFと4WDが用意されました。又、リアサスペンションは従来のダブルウィッシュボーン式に代わり、FFモデルがリジッドアクスル、4WDモデルがドディオンアクスル式となりました。トランスミッションは、大半のグレードは4速トルコンATが踏襲されましたが、2.4LのFF仕様には新たにCVTが搭載されました。
マイナーチェンジでスパーダが復活
そして、2006年5月にマイナーチェンジが実施され、パワースライドドア装着グレードの拡大などの変更が行われました。2007年11月に実施されたマイナーチェンジの際には、内外装のデザインが変更されイメージが刷新されると共に、先代に用意されていた派生モデル「スパーダ」が復活しました。
スパーダは、先代同様に専用フロントグリルやエアロフォルムバンパーの採用などにより、外観の差別化が図られていました。更に、専用チューニングが施されたサスペンションやホイールのインチアップ、パドルシフトの装備により、操縦安定性やドライビングプレジャーの向上が図られていました。
ボディサイズは、ベースモデルから全長が20mm延長された一方、全幅は変更がなく、先代とは異なり5ナンバー仕様となりました。
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