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シボレー シェビーⅡ/ノヴァ (2代目 1966-1967):キープコンセプトにより手堅くモデルチェンジ

GM(ゼネラルモーターズ)から1961年に「フォード・ファルコン」への対抗馬としてリリースされたコンパクトカー「シボレー・シェビーⅡ」は、1966年に5年ぶり初のフルモデルチェンジが実施され、2代目モデルに移行しました。先代からのキープコンセプトで、「Xボディ・プラットフォーム」の踏襲を含め基本メカニズムが受け継がれました。

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エクステリアをイメージチェンジ

ボディタイプは先代後期型同様、2ドアおよび4ドアセダン、2ドアハードトップ「スポーツクーペ」、5ドアステーションワゴンの4タイプがラインナップされました。スタイリングは、直線基調のボディラインや丸型2灯式ヘッドランプなど先代のイメージを受け継ぎながらも、より洗練された雰囲気に変貌しました。また、フロントグリルやリアコンビネーションランプの意匠も一新されました。

さらに、スポーツクーペは先代がノッチバックであったのに対し、セミ・ファストバックのフォルムが採用されました。ボディサイズは全長4,648mm(セダン/クーペ)/4,760mm(ステーションワゴン)×全幅1,811mm×全高1,400mm(セダン)/1,341~1,367mm(クーペ)/1,415mm(ステーションワゴン)で、全長は先代と同一であったものの、全幅と全高が若干拡大されました。

新世代の5.4L V8エンジンを追加

ホイールベース2,794mmで、先代と同一でした。駆動方式はコンベンショナルなFRを踏襲し、エンジンは先代から2.5L直4OHV、3.2L直6OHV、3.8L直6OHV、4.6L V8OHV、5.4L V8OHVの5ユニットがキャリオーバーされた他、新たに「ターボファイア」と呼ばれる新世代の5.4L V8OHVが用意されました。ターボファイア・エンジンは、従来の5.4Lを75hp上回る350hpの最高出力を発生しました。

これらのエンジンに組み合わせられるトランスミッションは、従来同様に3速/4速MTと2速トルコン式AT「パワーグライド」が設定されました(※ターボファイア・エンジン搭載車は4速MTのみの設定)。ラインナップは、「100シリーズ」と「ノヴァ400シリーズ」の2タイプが基本で、トップグレードは先代同様スポーツクーペのみに設定される「ノヴァSS」でした。

ノヴァSSは、専用エクステリアやバケットシートの採用などにより他のグレードとの差別化が図られていました。その後1967年にマイナーチェンジが実施され、エクステリアに小変更が加えられるとともに、安全性向上対策として衝撃吸収ステアリングコラムやパッド付のインテリアなどが採用されました。同時に、4.1L直6OHVエンジンが追加されました。

そして翌1968年に早くもフルモデルチェンジが実施され、車名が「ノヴァ」に変更された後継モデルにバトンタッチされました。

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