ダイハツ 新型ムーヴの特徴
ダイハツの軽トールワゴン「ムーヴ」は、2014年12月に5度目となるフルモデルチェンジを実施し、現行型となりました。今回のモデルチェンジでは、従来のモデルからボディ構造や足回りなどの根幹部分を根本から見直し、快適性や走行性能全般の大幅な改善を図った事が最大の特徴となっています。
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軽量・高剛性のDモノコックボディ
ボディは、「Dモノコック」と呼ばれるダイハツ独自の構造を持つもので、高剛性と軽量化を同時に実現した事が特徴となっています。又、テールゲートが初代から続いた横開き式を止め、跳ね上げ式に変わっています。スタイリングは、ボディ側面のプレスラインにより躍動感が演出され、特に「カスタム」は迫力溢れるフロントマスクを採用した事により、先代以上にアグレッシブな印象を強めています。
又、ボディの基本的なスタイリングが初めてカスタムを前提にデザインされた事も、大きな変化となっています。ボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mmで先代と大差なく、ホイールベースも先代と同一の2,455mmとなっています。サスペンション形式は、前マクファーソンストラット式/後トーションビーム式(FF)・3リンク式(4WD)を踏襲しつつ、特性の見直しと剛性強化を図った改良型が採用されています。
燃費が向上し、ドライビングポジションも改善
車両重量は、後述する安全装備の充実などによりボディの軽量化を相殺した形になり、先代とほぼ同等の820kg~900kgとなっています。エンジンは、先代同様の直3 DOHC NAのKF-VE型と同ターボのKF-DET型が搭載され、最高出力と最大トルクもそれぞれ52ps/6.1kgm、64ps/9.4kgmと、先代と同一のスペックとなっています。一方、燃費性能は先代の23.4km/L~29km/Lに対し、25.6km/L~31km/Lに向上しています。
トランスミッションは、先代に引き続き全グレードにCVTが搭載された他、「Dアシスト切替ステアリングスイッチ」の新設により、燃費優先のエコモードと加速性能優先のパワーモードの切り替えが可能となっています。更に、ペダルレイアウトとステアリング位置の見直しにより、適切なドライビングポジションを実現すると共に、ABペダルの高さを変える事で、踏み間違え事故への対策が施されています。
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安全装備を大幅に強化
横滑り防止装置「VSC」とトラクションコントロールが全グレードに標準装備されると同時に、新たに後方誤発進制御機能が追加された衝突被害軽減ブレーキ「スマートアシスト」が各グレードに設定されています。更に、2015年4月に一部改良が行われた際に、作動速度域を拡大すると共に、新たに車線逸脱警報機能と対歩行者衝突警報機能を備える「スマートアシストⅡ」へと進化しています。
現行型ムーヴは、ボディの剛性感の高さや、走る・曲がる・止まるの3要素において、軽自動車の概念を覆す水準に到達しています。設計スタッフは現行ムーヴの開発にあたり、「フォルクスワーゲン・up!」をベンチマークにしたと発言しており、それが結実したと言えるものとなっています。
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