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新車の在庫車を買うデメリットは?:値引き、納期、期間から考える

zaiko

新車を買おうとした時、在庫車を薦められたことはありませんか?

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在庫車とは何?

購入する人が決まっていない状態で、ディーラーやメーカーに保管されている車両の事を言います。

なんで在庫車が生まれる?

 一般的に、自動車は販売目標を立てて生産します。自動車は沢山の部品の集合体です。部品を生産する部品メーカーに数か月前から生産計画を提出します。

例えばXという車種が月3,000台の目標で生産されるとします。それを細分化すると、Aというグレードが1,000台、Bというグレードが1,500台、Cが500台というようになります。さらに色はAの黒が500台、白が300台…と、その月に生産される車の生産計画は、過去の販売実績や競合他社の販売台数などを基に、注文の入り具合を加味しつつ、色んなデータから算出されます。当然ながら生産した通りの販売が出来る訳ではなく、どうしても余ってしまう事があります。

在庫車の納期

在庫車がどこにあるか、メーカー、ディーラーどちらの手にあるかで変わってきます。

ディーラー会社(だいたいは関東○○、東京○○という店舗の親会社)にある場合、基本的には即納の状態となります。即納と言っても翌日とかではなく、契約書や車庫証明、車検証の発行、納車前点検などがあるので、2週間程度が一般的です。

メーカーのモータープールにある場合、船などで近くの港まで運ぶため、一週間程度プラスになるかもしれません。

在庫車の期間、定義は?

 実は新車には賞味期限のようなものがあります。新車が完成すると、メーカーは完成検査終了証というものを発行します。これは、車検証と同じような機能をもっているのですが、新車の品質を保証し、新車として登録できる証明書となっています。これを持って陸運局に行き、登録をするというものです。

で、この完成検査終了証、有効期限が9ヶ月となっています。この期限を過ぎると新車として登録できなくなるので、この期限が近づくとディーラーは一旦、自社登録をして短期間の社内利用をしたりして中古車市場に放出します。

在庫車のデメリットは?

 一番のデメリットは、色やグレード、メーカーオプションを選択できない事です。決算期の前後や、新車が発売間もない時期に大幅に売れなかった車種(グレード、色)であったりすると、まるで新車をオーダーするかのように豊富な選択肢がある場合もあります。でもその場合の多くは、不人気車やトラブルが発生して買い控えが起きてしまった場合などです。

もう一つのデメリットは、在庫車の保管期間です。在庫車は風通しの良い日陰に保管されている、なんていう事は殆どなく、風雨に晒されます。新車はディーラーに搬送されるまで保護用のシートをボンネットやルーフに貼っているので、深刻なダメージになる事は少ないですが、完成検査終了証の期限近い半年とかの期間を野ざらしで置いておかれた個体は正直イヤなものです。

出来れば購入の際に、製造後どの程度の期間保管されていたのか聞き出したい所です。

在庫車の値引きは?

これは在庫車ではない新車の値引きがどの程度なのか、その在庫車の量、保管している期間に大きく左右されます。とんでもなく長い期間、多くの在庫を抱えているような状況の不人気車であれば、トンでもないバーゲンプライスで入手できるかもしれません。

販売店さんには申し訳ないですが、思いっきり足元を見ましょう(笑)

 

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新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

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