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アウディ Q7 (2代目 2015-):ボディを大幅に軽量化し安全装備を充実化 [4M]

2005年に初代モデルがデビューしたアウディAGのクロスオーバーSUV「アウディ・Q7」は、2015年に10年ぶり初のフルモデルチェンジが実施され、現行型タイプ4Mに移行しました。軽量化が図られた新プラットフォーム「MLB evo」の採用により先代から最大で300kgの重量減に成功した他、最新の予防安全装備が採用された事が特徴でした。

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先代からサスペンションを一新

5ドアボディのスタイリングは、同社のアイデンティティであるシングルフレームのフロントグリルが最新のデザインになるなど、よりアグレッシブな雰囲気に変貌しました。ボディサイズは全長5,070mm×全幅1,970mm×全高1,735mm、ホイールベースは2,995mmで、いずれの数値も先代から僅かに縮小されました。

車両重量は日本仕様の場合で、先代の2,300kgに対し2,000~2,100kgとなりました。サスペンション形式は、先代のフロント:4リンク式/リア:トラペゾイダル式から4輪ダブルウィッシュボーン式に一新されると共に、新たにアダプティブエアサスペンションが設定されました。駆動方式は先代同様、全車にフルタイム4WDの「クワトロ・システム」が採用されました。

エンジンは、欧州仕様には3L V6ガソリン直噴スーパーチャージド(最高出力333ps/最大トルク44.9kgm)と3L V6ディーゼルターボ(最高出力272ps/最大トルク61.2kgm)が用意され、トランスミッションは8速トルコン式ATが組み合わせられました。その他の機構面では、4輪操舵システム「オールホイールステアリング」が設定された事がトピックでした。

衝突被害軽減ブレーキを採用

一方室内は、先代同様2列シート5人乗り仕様と3列シート7人乗り仕様が設定される他、インパネのデザインが一新されると共に、フルデジタル表示の「アウディ・バーチャルコクピット」が設定されました。又、予防安全装備として、衝突被害軽減ブレーキを含む「アウディ・プレゼンスシティ」や車線維持をアシストする「アウディ・アクティブレーンアシスト」などが採用されました。

その他にも、渋滞アシスト機能付の「アダプティブクルーズコントロール」や、駐車時のステアリング操作を自動で行う「パークアシスト」などが標準装備されました。日本市場への導入は2016年3月からで、グレードは3Lガソリンエンジン搭載の「3.0TFSIクワトロ」と、欧州には用意されない2L直4ガソリンターボエンジン(最高出力252ps/最大トルク37.7kgm)搭載の「2.0TFSIクワトロ」がラインナップされました。

それに加え、両グレードにアダプティブエアサスペンション仕様車が設定されました。又、全車にアイドリングストップ機構とブレーキエネルギー回生機構が採用され、10.15モード燃費は先代3.0TFSIクワトロの8.6km/Lに対し、11.7~12.6km/Lへと向上を果たしました。

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