BMWとしてエントリークラスのクーペ/カブリオレとなる「2シリーズクーペ/カブリオレ」は、「1シリーズクーペ/カブリオレ」の後継モデルにあたり、まず2014年2月にクーペが、次いで2015年4月にカブリオレが発売されました。現行型1シリーズをベースとし、先代1シリーズベースの旧型から動力性能や燃費など様々な面で改良された他、外装面もよりスタイリッシュに変貌しました。
伸びやかになったスタイリング
クーペ/カブリオレ共に、スタイリングは1シリーズ時代よりも流麗かつ伸びやかなプロポーションに変貌し、兄貴分の「4シリーズクーペ/カブリオレ」を彷彿とさせるものとなっています。ボディサイズは全長4,440mm×全幅1,775mm×全高1,410~1,420mm(クーペ)/1,405~1,415mm(カブリオレ)で、先代より一回り拡大されると同時に、ホイールベースも30mm長い2,690mmとなっています。
ボディサイズ拡大に伴い、居住性の改善とトランクスペースの拡大が図られた一方で、車両重量はクーペが1,450~1,550kg、カブリオレが1,620kgとなり従来から最大で60kg増加しました。サスペンション形式は、従来同様の前:ダブルジョイント・ストラット式/後:5リンク式を踏襲、駆動方式も1シリーズ同様のFRを採用し、前後重量配分50:50を実現しています。
日本仕様にラインナップされるエンジン及び基本グレードは、クーペ/カブリオレ共に2L直4ターボ(最高出力184ps/最大トルク27.5kgm)の「220i」が設定される他、クーペのみに3L直6ターボ(最高出力326ps/最大トルク45.9kgm)の「M235i」が設定されます。トランスミッションは全車に8速トルコン式が設定される他、「M235i」には6速MTも用意されます。
燃費が向上し安全装備が充実
又、現行型1シリーズ同様アイドリングストップ機構や減速エネルギー回生システム、ガソリン消費量を低減する「ECO PROモード」などを採用し、旧型同一グレードとの比較で燃費が約15~25%改善されました。グレード体系は、クーペ/カブリオレの「220i」には標準グレードの他、専用の内外装やスポーツサスペンションなどの採用によりスポーティーな走行性能を追求した「Mスポーツ」が設定されます。
更にカブリオレには、標準グレードに快適装備を付加した「ラグジュアリー」が設定されます。又、「M235i」には専用チューニングされたサスペンションや強化ブレーキ、専用の内外装が備わります。安全装備面では、全車に「前車接近警告機能」「衝突回避・被害軽減ブレーキ」「レーンディパーチャー・ウォーニング」から構成される「ドライビングアシスト」が標準装備されます。
又、同じく全車に事故発生時に通信機能を使ってサポートする「BMW SOSコール」や「BMWテレサービス」が標準装備されます。