ダイハツ工業は2017年5月9日、軽乗用車「ミライース」をおよそ6年ぶりにフルモデルチェンジし、同日販売を開始しました。先代から大幅な軽量化を果たすとともに、優れた燃費性能を維持しながら動力性能や快適性が高められました。同時に予防安全装備の大幅な性能向上も図られるなど、全方位的な進化を遂げました。
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Dモノコックを採用
先代同様5ドアハッチバック型を踏襲するボディは、「ムーヴ」から導入が開始されたDモノコックの採用により、軽量・高剛性化を実現しました。エクステリア・デザインは、先代よりもシャープかつ彫刻的なイメージに変貌するとともに、空気抵抗値も3%低減されました。ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500~1,510mmで、先代から全高が10mm高められました。
ホイールベースは先代と同一の2,455mmで、車両重量は50~80kg軽い650~740kgとなりました。駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、サスペンションはフロント:マクファーソンストラット式/リア:トーションビーム式(FF車)・3リンク式(4WD車)の形式を踏襲しながらも、乗り心地や操縦安定性の改善が図られました。
エンジンは0.66L直3NAのKF型がキャリオーバーされ、トランスミッションも従来同様CVTが組み合わせられました。しかしながら、エンジンのメカニカルロス低減やCVTの改良により、加速性能やアクセル開度に対するリニアリティの向上を実現しました。また、JC08モード燃費は32.2~35.2km/Lで、数値的には先代とほぼ同等に留まるものの、実燃費の向上に注力されたことが特徴でした。
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スマアシⅢを設定
一方室内は、パッケージングの改善により居住性の向上が実現したほか、アクセルペダルやステアリングの位置の見直しによるドライビングポジションの改善が図られました。また、インパネには自発光式デジタルメーターが装備されました。安全装備面では、衝突被害軽減ブレーキが従来の「スマートアシスト」から、「タント」にも採用される最新の「スマートアシストⅢ」に進化したことが特徴でした。
機能面では、作動速度域が拡大されるとともに、車両のほかに歩行者にも対応するなどの進化を果たしました。また、付随装備の誤発進抑制制御機能も、前進に加え後進にも対応するよう改良されました。さらに、新たな機構として車線逸脱警報やオートハイビーム、軽自動車初のコーナーセンサーなども採用されました。
グレード体系は、下から「B」「L」「X」「G」の4タイプが基本となるほか、それぞれにスマートアシストⅢが装備される「SAⅢ」仕様が設定されました。
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