1997年に初代モデルがデビューした富士重工業のクロスオーバーSUV「スバル・フォレスター」は、2002年2月に5年ぶりのフルモデルチェンジを受け2代目モデルに移行しました。先代からのキープコンセプトで基本メカニズムも踏襲された一方、立体駐車場に入庫可能なグレードの設定やターボエンジンが実用トルク・燃費重視の特性に変更されるなど、実用性が高められたモデルとなりました。
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スタイリングもキープコンセプト
スタイリングは先代のイメージを色濃く受け継ぐボクシーなフォルムが踏襲され、ボディサイズも実質的に同等の全長4,450mm×全幅1,735mm×全高1,585~1,590mmでした。ホイールベースは同一の2,525mmで、サスペンション形式も4輪ストラット式が踏襲されました。又、車両重量は1,330~1,410kgで、先代から20~30kg軽量化されました。
駆動方式は先代同様全車フルタイム4WDで、エンジンは2Lフラット4SOHC NA及びDOHCターボのEJ20型がキャリオーバーされました。スペックはNAは先代と同一の最高出力137ps/最大トルク19kgmで、ターボは最高出力が20psダウンし最高出力220ps/最大トルク31.5kgm(※最高出力/最大トルクとも発生回転数を500rpm低く設定)となりました。
トランスミッションは先代同様、それぞれに5速MT(NA車は副変速機付き)と4速トルコン式ATが用意されました。又、ブレーキは全車にフロント:ベンチレーテッドディスク式/リア:ドラム式が採用されました。当初のグレード体系は、下からNAエンジン搭載の「X」「X20」とターボエンジン搭載の「XT」の3タイプがラインナップされました。
追って同年10月に、専用ルーフレールとローダウンサスペンションの採用により全高を立体駐車場に入庫可能な1,550mmとしたターボエンジン搭載グレード「クロススポーツ」が追加されました。次いで2003年2月の一部改良で、Xをベースに装備の充実化を図った新グレード「Xバックパックエディション」が追加されました。
スバル フォレスターのCM
2.5Lターボ車を追加
更に同年7月には、クロススポーツのNA版となる「クロススポーツ2.0i」が追加されると共に、ターボ版は「クロススポーツ2.0T」のグレード名に変更されました。次いで2004年2月に、ローダウン仕様ボディに2.5Lフラット4DOHCターボのEJ25型エンジン(最高出力265ps/最大トルク38.5kgm)+6速MTを搭載し、リアにベンチレーテッドディスクブレーキを装備した「STiバージョン」が追加されました。
同時に、X20/XTをベースとしたアウトドア志向の新グレード「L.L.Beanエディション」が設定されました。続いて2005年1月のマイナーチェンジで内外装が変更されると共に、全車にリア・ディスクブレーキが採用されました。又、NA車の5速MTが副変速機のない一般的なタイプに変更されました。
同時にグレード体系も見直され、下から2L NAエンジン搭載の「2.0X」「2.0XS」「L.L.Beanエディション」、同ターボエンジン搭載の「2.0XT」となりました。追って同年5月にSTiバージョンが、6月にクロススポーツ2.0i及び2.0Tが同様の変更を受けてラインナップに再び加わりました。次いで同年12月の一部改良で、装備の充実化やサスペンション特性の変更などが行われました。
続いて2007年1月に最後の一部改良が実施され、仕様変更と共にXTベースの特別仕様車「エアブレイク」がカタロググレードに昇格しました。そして同年12月にフルモデルチェンジが実施され、3代目SH系に移行しました。
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