ホンダ シティ ターボ 1982
これはもう20年以上前、学生時代のクルマだったので、あんまり参考にならないかもしれませんが、当時乗っていたホンダシティターボⅠを雑誌の個人売買欄（懐かしい！）を通じて売却した時の話です。
２９万円で買った中古シティ、いくらで売れる？？
免許を取って間もなく、親せきのみなさんから頂いた大学入学祝いと、入学前の２か月間、アルバイトに精を出し、初めてのマイカーとしてシティターボⅠを購入しました。
通りがかりのボロッちい中古車屋に置いてあったボロッちいシティターボⅠを29万円で買いました。当時はホンダのコンパクトカーは大人気で、シビックとかＣＲ－Ｘが良かったんだけど、高値だったので諦めました。それよりも初めてのマイカーという事で興奮の方が大きく、程度なんか気にならなかったんだよね。
29万円で買ったシティ、走行は6万キロくらい、前オーナーはヤンキーだったのか、赤いストライプは剥がされ、ルームランプは紫に変わってた。あと汚いスモークも貼ってあったか。でも愛情を持ってシコシコと綺麗に元の姿に戻していった。
大学生活の前半２年を共に過ごし、バイトで少しづつお金も貯まってきていたので、買い替える事にした。ボロ目のヤン車仕様だったけど、結局は２年間ノートラブルでマイカー初心者の自分にとっては最高の相棒だった。1万キロくらいのったかな。
で、売却を決めた当時（1980年代後半）は今のようにヤフオクなんてない訳で、自動車雑誌のクルマ売買コーナーに掲載してみた。
29万円で買って中古車を29万円で売り出し
値段は買った時と同じ29万円。今考えるとムシの良過ぎる価格設定だったけど、値段が安いので購入希望者が見つかった。
希望者も自分と同じように学生で初めてのクルマ購入だったらしく、父親の手配でホンダディーラーの人が代理人として現車確認に現れた。シゲシゲとアチコチを見回って、「問題なさそうですね。」と確認終了。
「最後に、調子悪い所ないですか？」と確認された。
調子が悪い所はドコもなかったのですが、思いを巡らせると、「あ…。灰皿の中に電気がつくはずかもしれないですが、付かないです…。」
当時は勇気を振り絞って、もしかしたら、この事を言う事で破談になるんじゃないか…。くらいに思ってた。
「そうですか。わかりました。」
すんなり話は通り過ぎ、お金を貰ってシティは引き取られていきました。今考えてみると、ランプ切れくらいで大ごとだと思っていた俺って純情だったなぁ。とか思ったりして（笑）
という訳で、初のマイカーは29万円で買って、29万円で売れるという、非常にリーズナブルなものでした。
程度に自信があるならヤフオクなどの個人売買もおすすめ。しかしトラブルには注意が必要
もし今のクルマが、特に不具合もなく程度が良いのなら、ヤフオクなどで個人売買に挑戦するのもアリです。逆に不具合があるのに、それを隠して個人売買で売るとなると、後でトラブルになり、買取店などで売却する際の差額よりも大きなストレスを抱えるかもしれません。
また、自分側に不手際がなくても、購入者側のモラルが低い事によるトラブルもあるので、その点にも注意が必要です。自分の体験としてはこんな事がありました。
