2000年に初代モデルがデビューしたスズキのBセグメントコンパクトカー「スイフト」は、2010年9月のフルモデルチェンジにより3代目となる現行型になりました。先代から基本的なコンセプトを受け継ぎながら、プラットフォームを刷新すると共にパワートレインや足回りを改良し、走行性能や燃費性能が向上、一段と完成度の高いモデルになりました。
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ボディを軽量化しエンジンを一本化
スタイリングは、キープコンセプトにより先代のイメージを踏襲し、一目でスイフトと分かるものになっています。ボディサイズは全長3,850mm×全幅1,695mm×全高1,510mm~1,535mmで、先代から全長と全幅が若干拡大されています。又、軽量高剛性な新プラットフォームを採用し、ホイールベースが40mm延長され2,430mmとなった他、車両重量が先代より最大で30kg軽い970kg~1,080kgとなりました。
サスペンションは、形式こそ先代同様の前:マクファーソンストラット式/後:トーションビーム式を踏襲するものの、新設計されたものが採用されました。ブレーキは、ベースグレード「XG」及び中間グレード「XL」が前:ディスク式/後:ドラム式で、最上級グレード「XS」は4輪ディスク式となります。駆動方式は先代同様、FFとオンデマンド式4WDが設定されます。
パワートレインをリニューアルし燃費が向上
エンジンは、先代に設定のあった1.3L直4のM13A型が廃止され、吸排気ともVVT化された1.2L直4のK12B型(最高出力91ps/6,000rpm、最大トルク12kgm/4,800rpm)に一本化されました。トランスミッションは、FF/4WD車共に副変速機付にリニューアルされたCVTが組み合わせられる他、FF車のみに5速MTが設定されます。これらの変更により、燃費は先代から10~20%程向上を果たしました。
装備面では、全車にテレスコピックステアリングやキーレスプッシュスタートシステム、マルチインフォメーションディスプレイを標準装備する他、「XL」以上に16インチアルミホイールやLEDサイドターンランプ付ドアミラーが、「XS」にサイド&カーテンエアバッグシステムやパドルシフト、フロントアームレスト、クルーズコントロールが備わります。
エンジンの改良などで更に燃費が向上
そして2011年9月、「XG」及び「XL」のFF車にアイドリングストップ機構搭載車が追加されました。次いで同年11月、欧州仕様車の足回りやパワーステアリングコントローラーの採用により操縦安定性を向上させると共に、専用エアロパーツなどを装備した特別仕様車「RS」が追加されました。FF車と4WD車が設定される他、FF車には5速MT車も設定されました。
次いで2013年1月にマイナーチェンジを実施し、フェイスリフトを行うと共に全車にESP(横滑り防止装置)を採用し、安全性能が向上しました。同時に、K12B型エンジンをベースに熱効率を改善した「デュアルジェットエンジン」と減速エネルギー回生システム「エネチャージ」を搭載し、燃費改善を図ったグレード「XG-DJE」「XL-DJE」「XS-DJE」が追加されました。
現行型スイフトは、トータルバランスの優れたグローバルコンパクトカーとして日本国内のみならず欧州でも高く評価され、発売から約5年が経過するにも関わらず高い市場競争力を保っています。
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