スズキ スイフトの限界値引き額、甘い・渋いなどの値引き相場、納期、おすすめグレード、乗り出し価格(支払い総額)の見積書、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどスイフトの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にスイフトのお買い得度を総合評価しています。
スズキ スイフトはどんなクルマ?
2000年に初代モデルがデビューしたスズキのBセグメントコンパクトカー「スイフト」は、2023年12月のフルモデルチェンジにより5代目となりました。先代から基本的なコンセプトを受け継ぎながら、エンジンをはじめ各所を改良し、走行性能や燃費性能が向上、一段と完成度の高いモデルになりました。
スイフトスポーツの購入を検討している方はこちらも参照下さい。
新車購入ガイド:【2023最新】スイフトスポーツの値引き 納期 乗り出し価格
スイフトの値引き相場と交渉法
スイフトの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | 3~7万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 8~14万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 15~18万円 |
スイフトの値引き難易度:C(A:甘い~E:渋い)
モデルサイクル初期となりますが、値引き交渉がしやすい状況となってきました。
スイフト値引き交渉法1:ライバルとどちらにするか迷っている事を伝える
「スイフト以外にも他のライバル車種と迷っている」という事を伝えましょう。事前にライバル車種の乗り出し価格の見積もりを取り、「値引き条件が良くなかったらライバルに取られてしまう」という印象をスズキの営業マンに与えましょう。また、同時にライバル車種の納期も確認しておき、本命車種の納期の方が長かった場合には交渉材料として使いましょう。ただし、コロナ禍による部品供給の乱れによって生産の混乱が継続していますので、過度な値引き交渉はかえって逆効果となるかもしれないので気を付けましょう。
スイフト値引き交渉法2:異なる販売店で競合させる
スイフトはスズキの全販売店で販売しています。販売会社は同一地域に複数あり、「スズキ自販神奈川」や中古車店、修理店が経営するサブディーラーなどがあり、同じスイフトを扱っていてもライバル同士の関係にあります。また、販売会社が違うと事前注文数や受注台数も違うので納期が変わるだけでなく諸費用も変わる場合があるので、乗り出し価格についても確認しておきましょう。
異なる系列の日産販売店で見積もりを取り、スイフトの大きな値引きを引き出しましょう。
スイフト値引き交渉法3:下取り車の価格を事前に把握
スイフトをディーラーに見に行くと「お車の査定をしましょうか?」と下取りの査定を持ち掛けられます。そして「今日決めて頂けるなら…」と思わぬ大きな値引きが出る事もあります。しかし、そんな甘い提案には罠が潜んでいる事も。
ディーラーは下取り車の売却で得られる利益をあらかじめ見込んで車両値引きに折り込むケースも少なくありません。「ナビクル」などスマホやPCで簡単に査定額が分かるサービスを利用して、クルマをディーラーに行く前に今持っている車の査定額を把握しておきましょう。
スイフト値引き交渉法4:必要書類はあらかじめ準備する
値引き交渉が最終段階に入ったら、印鑑証明や実印を準備して最後の一押しに臨みましょう。「あと1万円引いてくれたら今日契約します」(1万円未満の端数カットやガソリン満タンなど)というように、契約に必要な書類と印鑑を持参する事で「今日決めてくれるならOKです」という最後の値引きを引き出して、少しでも乗り出し価格を下げましょう。
スイフトの納期:標準
スイフトの納期はどのくらい?
- 納期:2ヵ月~4ヵ月
売れ筋グレードでは納期が標準的なものの、人気の薄い設定を選択した場合は納期が少し長めとなります。
スイフトの納期を早めるコツ1:人気グレード/色を選ぶ
ディーラーは納期の長い人気車を出来るだけ早く納車できるよう、スイフトの売れ筋グレードを前もってメーカーに予約している場合があります。そういった車両なら、一般的な納期よりも早まるだけでなく、値引き額も緩くなり乗り出し価格が下がる場合があります。
「どうしても、スイフトのこのグレードが良い!」というこだわりがあれば別ですが、そうでない場合はディーラーにスイフトの納車の早い車両がないか確認しましょう。
スイフトの納期を早めるコツ2:キャンセル車を狙う
スイフトなど納期が長い場合、一旦契約をしても長い納車待ちの間に状況が変わりキャンセルする人もいます。
「実はスイフトのキャンセル車が昨日1台でました。納期は1か月です。値引きも頑張りますよ。」といった情報に遭遇する事もありますのでディーラーの営業マンにマメに連絡してみるのも一つの方法です。
スイフトの納期を早めるコツ3:新古車を狙う
スイフトのように納期が長くなっている状況でも、中古車市場には走行距離数kmや数百kmの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が出回っています。
「今のクルマの車検が切れる」、「どうしても〇月までにスイフトが必要」という場合には新古車を探してみるのも良いでしょう。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もなく、希望していたオプションが既に装着されていれば社外オプションを後付けする手間もなく、トータルの乗り出し価格も安くなりディーラーでの値引き交渉が苦手な人にもおすすめです。
スイフトの値引き/納期がわかったら次にすべき事
「スイフトの値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握せずに値引き交渉に入ると、スイフトの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」「納期の短い車両が1台だけあります」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる スイフトを見に行って値引き交渉を始める前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
スイフトのグレード別 新車価格
グレード | エンジン | 2WD | 4WD |
XG | 1.2L DOHC 吸排気VVT | 1,727,000 | 1,892,000 |
HYBRID MX (5MT) | 1.2L DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド) | 1,922,800 | – |
HYBRID MX | 1,922,800 | 2,087,800 | |
HYBRID MZ | 2,167,000 | 2,332,000 | |
スポーツ (6MT) | 1.4L DOHC VVT 直噴ターボ | 2,164,800 | – |
スポーツ (6AT) | 2,236,300 | – |
※価格は2024年11月29日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
スイフトのグレード選び
スイフトのパワートレイン
スイフトのパワーユニットは、1.2L直3、1.2L直3に3.1PSのモーターが組み合わされるマイルドハイブリッド、スイフトスポーツ専用となる1.4L直4ターボの3種類となっています。
トランスミッションはCVTがメインで、スイフトHYBRID MXには5MT、スイフトスポーツには6MTをラインナップしています。
スイフトのグレード構成
スイフト基本的なグレード構成はエントリーモデルの「XG」、中間グレードの「HYBRID MX」、上級モデルの「HYBRID MZ」、1.4Lターボエンジンを搭載した「スイフトスポーツ」があります。
スイフトのおすすめグレード
スイフトのおすすめグレードは基本的な装備が充実し、マイルドハイブリッドを搭載した「スイフト HYBRID MX(2WD)」となります。
スイフト 値引き込み乗り出し価格の見積書
おススメグレードの「スイフト HYBRID MX(2WD)」に以下の装備を選択した乗り出し価格の事例です。
- 全方位モニター付メモリーナビゲーション+スズキコネクト対応通信機装着車:¥250,800(メーカーオプション)
-
ETC車載器:¥22,440
- フロアマット(ジュータン)<スタウト>:¥17,820
車両価格+メーカーオプション | ¥2,173,600 |
ディーラーオプション価格 | ¥40,260 |
自動車税種別割(11月登録) | ¥10,100 |
環境性能割 | ¥0 |
自動車重量税 | ¥7,500 |
自賠責保険料 | ¥24,190 |
販売諸費用(参考価格) | ¥50,815 |
リサイクル料 | ¥7,820 |
合計 | ¥2,314,285 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥104,285 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥2,210,000 |
全方位モニター用カメラパッケージとフロアマットのベーシックなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で10万円と端数をカットしてもらった場合、「スイフト HYBRID MX(2WD)」の値引き込みの乗り出し価格(支払い総額)は221万円となります。
(見積りは2024年11月29日時点)
スイフトのWLTCモード燃費と実燃費
スイフトのWLTCモード燃費 (km/L)
走行シーン | XG (2WD) | HYBRID MX (2WD) |
1.2L NA (CVT) |
1.2L マイルドハイブリッド (CVT) |
|
総合 | 23.4 | 24.5 |
市街地モード | 18.1 | 20.8 |
郊外モード | 24.4 | 24.8 |
高速モード | 26.0 | 26.3 |
スイフトの実燃費
スイフトの実燃費は、どの程度スポーツドライビングを楽しむかによりますが、おおむねWLTCモード燃費の-20%程度が実燃費の目安となります。
市街地モードでの燃費はマイルドハイブリッドが大きく向上するのが分かります。逆に高速モードではモーターアシストの燃費寄与が少なくなっています。
スイフトのリセールバリュー:2.5 (5段階評価)
スイフトの属するBセグメントハッチバックは新車市場、中古車市場ともに人気は標準的かやや低めで、スイフトはモデルライフ後半である事から、リセールバリューはやや低めとなっています。
ただしスイフトスポーツは中古市場でも人気があり、リセールバリューは標準よりやや上となります。
スイフトの値引き交渉に使う競合車
スイフトの値引き交渉をして安く購入する為には、前もって競合車種の乗り出し価格の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
トヨタ ヤリス
2020年2月に発売されたヤリスはヴィッツの後継車種としてTNGAプラットフォームや新開発のハイブリッドシステムなどトヨタの先進技術が数多く投入されたコンパクトカーとなります。
スイフトがマイルドハイブリッドであるのに対して、ヤリスはストロングハイブリッドとなり、市街地などでの燃費性能に優れています。
新車購入ガイド:【2024最新】ヤリスの値引き 納期 乗り出し価格
マツダ2 (MAZDA2)
国産コンパクトカークラスでは異例ともいえる高い内外装品質を持つマツダ2 (MAZDA2)がライバルと言えます。内外装の質感が高く、ワンクラス上のクルマに乗っているような感覚があります。
デミオとして発売してから期間が経過しており、マツダ2 (MAZDA2)の値引きは引き出しやすくなっています。マツダ2 (MAZDA2)とコンセプトがかなり近くなった新型スイフトと競合させて、出来るだけ大きな金額を引き出したいところです。
新車購入ガイド:【2023最新】マツダ2の値引き 納期 乗り出し価格
ホンダ フィット
ホンダのベストセラーコンパクト、フィットがこのクラスでは有力な1台と言えます。センタータンクレイアウトなど極限まで効率を追求したパッケージングにより、このクラスではトップクラスの室内空間を誇ります。
ハイブリッドやスポーツグレードなど、幅広い選択肢があり、スイフトRSとの競合にも活用できます。フィットはベストセラーモデルで非常に良くできた車です。しっかりとスイフトとの実車を見比べて、好みの一台を選びましょう。
新車購入ガイド:【2023最新】フィットの値引き 納期 乗り出し価格
日産 ノート
ストロングハイブリッドをラインナップするフィット、ヤリス、優秀な新世代ディーゼルをラインナップするMAZDA2に対し、「e-POWER」を搭載し人気モデルとなった日産ノート。2020年12月に待望のフルモデルチェンジを実施。内外装デザインだけでなく内部まで最新モデルとなりました。
「e-POWER」はフィット・ヤリスのハイブリッドと大きく異なり、走行するための動力をモーターのみで供給、エンジンは発電のみを担当。これにより日産リーフに通じる電気自動車のようなフィーリングが最大の特徴です。
新車購入ガイド:【2024最新】ノートの値引き 納期 乗り出し価格
日産 ノート オーラ
人気モデルとなっている日産ノートをベースとして、より上質感を追求したノート オーラは2021年8月に発売されました。
上級クラスからの乗り換えにも不満がないように細部まで造り込みがされており、スペックには表れにくい造りの良さが魅力となっています。
新車購入ガイド:【2024最新】オーラの値引き 納期 乗り出し価格
トヨタ アクア
アクアは言わずと知れたトヨタのコンパクト・ハイブリッドで、モデル末期までトップクラスの販売台数を誇ります。そして満を持して2021年7月19日にフルモデルチェンジを実施。
よりコンパクトなヤリスが追加されて事に寄り後席居住空間を拡大。快適性を増しています。
値引き額も徐々にこなれてきているので、スイフトと競合させる事で大きな値引き額を引き出しましょう。
新車購入ガイド:【2024最新】アクアの値引き 納期 乗り出し価格
競合車を使ってスイフトの値引き交渉を
スズキ スイフトの値引きを引き出すにあたっては、上記のマツダ2 (MAZDA2)、フィットなどの乗り出し価格の見積書を事前に入手してから臨みましょう。また、納期の違いについても確認しておきましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、スズキ スイフトの値引きを引き出し易くなります。
スイフトの値引き交渉に適した時間帯や時期
試乗の為の訪問やカタログをもらいに行く時はあまり気にしなくても良いですが、値引き交渉を進める際には出来るだけ混雑している時間帯は避けましょう。
土日の昼間は、試乗希望の人や車検、オイル交換などのメンテナンスの為にディーラーを訪れる人が多く、営業マンも不足気味となりジックリと値引き交渉するには不向きな時間帯です。
平日の閉店2時間前
スイフトのどのグレードにするか、オプションは何を装着するかなどが決まっておらず、営業マンの意見を聞きながらジックリと値引き交渉をしたい人は、平日の夕方から閉店近い時間帯がおすすめです。平日の夕方は土日と比べると来店客も少なく、ゆっくりと商談ができます。また、納期や乗り出し価格についても忘れずに確認しましょう。
ただし、すでに来店した事があり営業マンの担当が決まっている場合は、平日に休みを取っていて不在になっている事もあるので、事前に電話でアポイントを取りましょう。
日曜の夕方、閉店1~2時間前
平日に時間を取りにくい人は、昼の混雑が収まってきた日曜の閉店間際の時間帯もおすすめです。平日と比べるとジックリと交渉するには不向きではありますが、1週間の締めという事もあり、週間での販売目標を達成する為に値引き額の店長決済が緩む事もあります。
「今日中に決めてもらえるなら○○円で!」という大幅値引きが出やすい時間帯です。
月間目標の追い込みを狙って月末近くに
ディーラーは月単位での販売目標計画を立てていますので、目標を達成する為に、月末は値引きが緩みやすくなる可能性があります。「あと1~2台で月間目標を達成する!」という時に遭遇すれば大きな値引きが飛び出すかもしれません。
ただし、月間の目標を既に達成している場合や、新車のセールスが好調な時など、あまり積極的ではない場合もあります。また、昨今では新車の納期が長期化しているので強気は禁物です。ディーラー側の販売事情によりますので、一概に月末に値引きが引き出しやすいとは言えません。
決算期の追い込み販売を狙って3月/9月末に
ディーラーを運営している販売会社の多くは1年間の決算が3月末となっており、1年間の販売目標達成のために3月は最後の追い込み行ないます。その為、決算最終月となる3月は大きな値引きを提示してもらえるチャンスとも言えます。ただし、短期間に注文台数が増加するので、1週間結論を伸ばして再訪問すると納期が延びているという事もあるので注意が必要です。
また、9月末は半期決算となり3月ほどではないものの平常月よりも値引きを引き出しやすい傾向にあります。
スイフト値引き交渉の流れ
しっかりとスイフトの値引き交渉を進めるためには、しっかりとした下準備が必要です。準備をせずに実際にディーラーでスイフトに試乗し、クルマを見ながら商談を始めると、その場の雰囲気に飲まれ、ついつい値引き条件や納期の長さよりも購入したいという気持ちに流され、契約後に後悔する事になります。
スイフト値引き交渉の前準備
ディーラーで値引き交渉を始める前に、メーカー公式サイトでスイフトの乗り出し価格の見積もりシミュレーションをしておきましょう。車両本体価格だけを見て安いと思っても、希望の色がオプション価格だったり、色んなオプションを装着し、税金などの諸費用を入れると当初思っていたよりも高くなります。また、上述の納期をもとに車検前に間に合うか、もう一度車検を取る必要があるかなども確認しましょう。
同時にネットで今乗っているクルマの買取相場を調べておきましょう。実際にクルマの状態(キズや汚れ具合など)によって金額が異なるので、この段階ではあくまでも参考程度となります。
1回目の値引き交渉
1回目の値引き交渉は、お互いの様子の探りあいとも言えます。この段階では営業マンの「売りたさ」を確認しましょう。初期段階では「スイフトが本命で他は考えられない」というような意思は伝えず、「車を買い替える気持ちはあるけど、まだスイフトが大本命とは言えない…」と「条件が良ければ買っても良い」と伝える程度です。まずはスイフトの試乗をして、乗り出し価格の見積書をもらいましょう。同時に納期はどの程度か、装着するメーカーオプションによって納期に違いが出るかなども確認しましょう。
この時点で提示される値引き額は1万円以下のカットや、数万円、もしくは0円など非常に少ない事が多いです。これはいきなり大きな金額を提示すると、簡単に値引きに応じると思われる事を防ぐためです。
時間があれば今乗っているクルマの下取り査定もしてもらいましょう。事前に「ナビクル」などネットでの買取査定サービスを利用して相場を調べておく事で、下取り査定額が妥当なのか、低いのかの判断がしやすくなります。
競合車種の試乗、見積もりを済ませる
スイフトの競合となる車種の試乗を行ない、乗り出し価格の見積もりをもらいましょう。スイフトの値引き交渉と並行して何度も足を運べるならベストですが、時間があまりない場合は「スイフトが本命で」と伝えた上で、「出来るだけ本気の値引き額が知りたいです」と言って、最初のお付き合い程度ではない金額を引き出しましょう。また、併せて競合車の納期見込みも確認しておきましょう。
2回目以降の値引き交渉
- 今乗っているクルマの買取り相場を把握(ナビクルなど)
- ディーラーでの下取り査定額
- スイフトの見積もり
- 競合車種の値引き込み乗り出し価格の見積書
ここまでの材料が揃ったら本気の交渉開始です。値引き額は大きい方が良いとみんなが思いますが、ある程度自分としての合格ラインを決めましょう。
今のクルマの車検やスイフトの納期などによって何度くらい商談を重ねるべきかは人によるかと思いますが、必ずしも値引き交渉の回数が多い方が良いという訳ではありません。
スイフトの値引き交渉で気を付ける点
スイフトの値引き交渉に熱心になり過ぎて、ディーラーの営業マンを長時間拘束し過ぎたり、無理に自分の希望条件を押し付け過ぎたりするのは禁物です。いざ契約が決まった後は営業マンはあなたの担当者となり、納車までの準備や納車後のアフターケアの担当窓口となります。
値引き交渉はあくまでもディーラーとのお付き合いの入り口です。コロナを発端として部品供給不足から納期の長期化が慢性化しており、今は値引き額の大きさよりも納期の早期化が大事な状況が続いています。車を購入してから数年に渡るお付き合いとなる事を忘れず、節度のある値引き交渉を心掛けましょう。
値引き以外でスイフトを安く買う
オプションは社外品にする
スイフトの見積もりを取る際、特に疑問を感じることなく必要なオプションを選択して見積もりを作成すると思いますが、ナビやフロアマットなど人気のあるディーラーオプションの多くはディーラーで買わずにオートバックスなどのカーショップや楽天、アマゾンなどの通販で購入すると非常に安く買う事が出来ます。また、オプション品の種類によっては生産が追いついておらず納期の遅れに繋がる場合もあります。
オプション品をディーラーで装着しない事によって、スイフトの値引き額は若干下がりますが、ディーラーオプションと社外品の差額によってトータルの乗り出し価格は安くなります。
社外品にすると安いオプション品の代表例
- ナビゲーション
- ETC車載器
- ドライブレコーダー
- フロアマット
- アルミホイール
今乗っているクルマを最大限高く売る
ディーラーにスイフトを見に行くと「査定しておきましょうか?」と声を掛けられます。ディーラーは下取り車の販売で利益を取りますので、ディーラーが絶対に損をしない低めの査定額を付ける事が一般的です。そして下取り車の査定で確保した利益幅から値引き額を上積みします。
今乗っているクルマの価値を知らずにディーラー査定だけを受けてしまうと、査定額が高いのか安いのか分からないままクルマを手放すことになります。それを避けるためにはスマホやPCから簡単に買い取り専門店の査定を受けられる「ナビクル」などの一括査定サービスを利用しましょう
スイフトの新古車/未使用車を買う
販売台数が極端に少ないスポーツカーや発売から間もない特別仕様車などを除き、中古車市場には走行距離数キロや数百キロの新車に近い中古車(新古車、未使用車)が多く出回っています。
「今のクルマの車検がもうすぐ切れる」、「どうしても〇月までにスイフトが必要」という場合には新古車の購入を検討するのも一つの手段です。ズバット車販売のような中古車を探してくれるサービスもありますので、未使用車や低走行車を購入するのも有効です。店頭在庫車であれば、納期の遅れに悩まされる事もありません。税金や納車費用など諸費用が新車と異なりますので、乗り出し価格で比較しましょう。
プレミアがつくような稀少車を除き中古車店で販売されている段階で新車より安くなっており、ディーラーでの値引き交渉が苦手という方にもおすすめです。
残価設定ローンでスイフトを買う
残価設定ローンとは、3年後や5年後のスイフトの価値をメーカーが算出し、3年後や5年後にスイフトを引き取る事を前提として組むローンの事です。
例えば見積もり総額が300万円、3年後のスイフトの価値が160万円の場合、140万円を3年ローンで支払うという仕組みです。3年後の価値を引いてローンを組むので月々のローン支払い額は少なくなります。3年経過後はスイフトを返却するか、残債を支払って乗り続けるかを選択する事ができます。
一括払いや一般的なローンのように、残価設定ローンを利用する際にも車両の値引きは可能で、納期にも特に差はありません。
スイフトの長所/メリット
世界戦略車としての気合の入った基本設計
スイフトはスズキの世界戦略の要となるモデルであり、スズキ入魂の一台となっている。ワゴンR、アルトなど、ここ数年スズキが注力している軽量化技術も惜しみなく投入されており、ベーシックなXGにおいては車両重量が950kgと軽く仕上がっている。
重量だけを見ても安全装備が年々追加される近年の自動車にあって、驚異的な技術と言えます。ライバルがフルハイブリッドやディーゼルエンジンなど、消費者に分かりやすいキャッチーなアイテム投入をして人気を博す中、車の基本的な部分の底上げを図るスズキのスタンスは玄人好みとも言えます。
スイフトの欠点/デメリット
ストロングハイブリッドがラインナップ落ち
マイルドハイブリッドでも十分な燃費性能とは言えますが、先代に設定されていたストロングハイブリッドが設定からなくなっています。
スイフト 値引き込みの総合評価:3.0 (5段階評価)
手堅いフルモデルチェンジ
ベーシックな1.2Lエンジンモデルが170万円台からで、円安のなか価格を抑えています。お手頃価格に抑え、内外装の質感も高水準にまとまっています。派手さはないものの、しっかりと手堅くフルモデルチェンジを実施しており、スイフトは日常の足として選んで不満のないモデルと言えます。