
トヨタ ヤリス(プロトタイプ)
ヤリスの値引き情報や納期、見積もり例、競合車種、長所・欠点、実燃費、リセールバリューなどトヨタ ヤリスの新車購入に必要な情報を完全ガイド。
そして、値引きやリセールバリューなどを基にヤリスのお買い得度を総合評価しています。
トヨタ ヤリスはどんなクルマ?

トヨタ ヤリス(プロトタイプ)
ヤリスはトヨタから2020年2月10日に発売予定となっているコンパクトハッチバックです。1.0L直3、1.5L直4、ハイブリッド(1.5L+モーター)の3種類のパワーユニットを搭載。
国内ではヴィッツとして販売されていますが、海外でのネーミングに合わせヤリスとして販売が開始されます。
TNGAプラットフォームを基礎とするボディ、パワーユニット、トランスミッションなど多くが新開発となり、トヨタの新世代を担うモデルとなります。
ヤリスの値引き相場
値引き交渉の深さ | 値引きの目安 |
特に値引き交渉をしない | ~3万円 |
競合を絡ませて値引き交渉 | 4~10万円 |
限界値引き交渉・オプション多数 | 11~18万円 |
ヤリスの値引き難易度:C
(A:甘い ~ E:厳しい)
モデルライフ初期で大きな値引きを引き出すのは難しいと言えますが、同じ2020年2月にホンダ フィットがフルモデルチェンジした事もあり、発売後は値引き交渉がややしやすくなりました。
ヤリスの納期:標準
- 納期:1ヵ月~2ヵ月
発売直後のバックオーダーも落ち着き納期は標準的になってきました。納車を急ぐ場合は色やグレードを売れ筋モデルにすれば、納期を早めることも可能です。
ヤリスの値引き相場と納期がわかったら、次にすべき事

トヨタ ヤリス(プロトタイプ)
「新型ヤリス値引き相場と納期がわかった!すぐに商談に行く!」。しかし、焦りは禁物。商談を始める前に、今乗っている車の一括査定が必須です。
自分の車の相場を把握しておかずに商談に入ると、新型ヤリスの魅力と「すぐ決めて頂ければ値引きを…」という甘い誘いに負け、下取り額に対してルーズになってしまい、買換え全体では損をする事になります。
まずは「ナビクル」など、ネットで今すぐできる「一括査定サービス」を使ってみましょう。複数社に査定してもらうと査定の差額は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】
「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに調べる 新型ヤリスを見に行って下取り査定を受ける前に、愛車の買い取り相場を調べておくのが失敗を防ぐ大きなポイントです。
ヤリスのグレード別 新車価格
1.0Lガソリン (Super CVT-i)
グレード | 2WD(FF) | 4WD |
X “B package” | 1,395,000 | – |
X | 1,455,000 | – |
G | 1,613,000 | – |
1.5Lガソリン
2WD(FF) | 4WD | |
X (Direct Shift-CVT) | 1,598,000 | 1,831,000 |
G (Direct Shift-CVT) | 1,756,000 | 1,954,000 |
Z (Direct Shift-CVT) | 1,926,000 | 2,124,000 |
X (6MT) | 1,543,000 | – |
G (6MT) | 1,701,000 | – |
Z (6MT) | 1,871,000 | – |
ハイブリッド(1.5L+モーター)
グレード | 2WD(FF) | 4WD(E-Four) |
HYBRID X | 1,998,000 | 2,241,000 |
HYBRID G | 2,130,000 | 2,338,000 |
HYBRID Z | 2,295,000 | 2,493,000 |
GRヤリス(1.6L直3ターボ)
グレード | 消費税込価格(円) |
RZ“First Edition” | 3,960,000 |
RZ“High-performance・First Edition | 4,560,000 |
※価格は2020年1月12日現在のメーカー小売希望価格(消費税10%込)です。最新の価格はメーカー公式HP、またはディーラーでご確認下さい。
ヤリスのグレード選び
ヤリスのパワートレイン
ヤリスのパワーユニットは1.0L直3ガソリン、1.5L直4ガソリン、ハイブリッド(1.5L直4+モーター)の3種類となっています。4WDは1.5LガソリンのCVTとハイブリッドに設定があります。トランスミッションは1.5Lガソリンに6MTが設定されています。
2020年1月10日にGRヤリスの販売が発表となりました。GRヤリスのファーストエディションは1.6L直3ターボに4WDと6MTの組み合わせとなります。
ヤリスのグレード
基本的なグレード構成は上級グレードの「Z」、中間グレードの「G」、ベースグレードの「X」の3種類が基本で、1LエンジンにはZの設定がなく「X “B package”」が設定されています。
ヤリスのおすすめグレード
ベーシックカーとしてシンプルに乗るなら1Lガソリンエンジンの「X」(2WD)、トヨタ最新のハイブリッドシステムを楽しむなら「HYBRID G」(2WD)がおすすめです。
ヤリスの見積もり価格
おススメグレードの「HYBRID G」(2WD)に以下の装備を選択したケース
- T-Connectナビキット:¥110,000
- ETCビルトインタイプ<ベーシックタイプ>:¥11,000
- フロアマット(ベーシック):¥14,300
車両価格(HYBRID G) | ¥2,265,300 |
販売店装着オプション価格 | ¥135,300 |
自動車税 | ¥27,900 |
環境性能割 | ¥0 |
自動車重量税 | ¥22,500 |
減税額 | -¥22,500 |
自賠責保険料 | ¥36,780 |
販売諸費用(参考価格) | ¥66,939 |
リサイクル料金 | ¥7,510 |
合計 | ¥2,404,429 |
値引き(標準的な値引き交渉) | ▲¥74,429 |
値引き込みの乗り出し価格 | ¥2,330,000 |
ナビ、ETC、フロアマットのプレーンなオプションを装備した価格は上記となります。標準的な値引き交渉で7万円と端数をカットしてもらった場合「HYBRID G」(2WD)の乗り出し価格は233万円となります。
(見積りは2020年3月22日時点)
ヤリスの実燃費(2名乗車時の目安)
ハイブリッド車の実燃費
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 22~26km/L |
郊外・幹線道路 | 24~28km/L |
市街地 | 19~22km/L |
ガソリン車(1.0L)の実燃費
走行シーン | 燃費 |
高速道路中心 | 19~22km/L |
郊外・幹線道路 | 16~19km/L |
市街地 | 13~17km/L |
1.0Lのガソリン車でも軽量・コンパクトなヤリスの特性を活かし、十分な実用燃費となっています。ハイブリッド車とガソリン車の燃費に違いが出るのが市街地での燃費。発進及び低速域での加速に費やされるガソリン消費を抑えるハイブリッド車が市街地走行では大幅に優位となります。
ヤリスのリセールバリュー:3.5 (5段階評価)
コンパクトハッチは新車・中古車市場ともに人気は標準レベルです。コンパクトカーで車両価格も安い為、ラージクラスの車両よりも値落ち率は少ないと言えます。ヤリスはモデルライフ初期という事などから、リセールバリューは高いと言えます。
ヤリスの競合はコレ!
新型ヤリスを安く購入する為には、前もって競合車種の見積もりを取っておきましょう。競合車種とポイントは以下の通りです。
ホンダ フィット
発売時期が同時期でホンダのベストセラーコンパクト、フィットが最大のライバルと言えます。センタータンクレイアウトなど極限まで効率を追求したパッケージングをさらに進化させ、新開発の2モーターハイブリッドを搭載。
多用なバリエーションを設定しヤリスとの販売競争が楽しみとなっています。

日産 ノート

日産ノート X (ビビッドブルー/スーパーブラック 2トーン)
ストロングハイブリッドをラインナップするフィット、ヤリス、優秀な新世代ディーゼルをラインナップするMAZDA2に対し、「e-POWER」を搭載し人気モデルとなった日産ノート。2020年12月に待望のフルモデルチェンジを実施。内外装デザインだけでなく内部まで最新モデルとなりました。
「e-POWER」はフィット・ヤリスのハイブリッドと大きく異なり、走行するための動力をモーターのみで供給、エンジンは発電のみを担当。これにより日産リーフに通じる電気自動車のようなフィーリングが最大の特徴です。

マツダ2 (MAZDA2)

MAZDA2 XD PROACTIVE S Package
マツダ2 (MAZDA2)はデミオの時にカーオブザイヤーにも輝き、コンパクトカークラスにおいては良くできた一台です。ヴィッツ、フィットがベーシックカーとしての基本を追求したモデルであるのに対し、マツダ2 (MAZDA2)は質感や走りなど1クラス上のクルマを目指しています。
他社がハイブリッドで燃費性能を追求しているのに対して、マツダはクリーンディーゼルで勝負を挑んでいます。内装のプレミアムやデザインは非常に魅力的ですが、後席がライバルに比べ狭いので、実車に座ってみて確認されることをおすすめします。

スズキ スイフト

スズキ スイフトXRリミテッド クラレットレッドメタリック ブラック2トーンルーフ
スズキの世界戦略車であるスイフト。ライバルと比較するとコンパクトなボディサイズながら実用性の高さや造りの良さでは定評があります。ヤリスのようなストロングハイブリッドではないものの、マイルドハイブリッド搭載車やスポーティなスイフトスポーツなど多彩なバリエーションが魅力です。

競合車を使ってヤリスの値引き交渉を
ヤリスの値引きを引き出すにあたっては、上記のホンダ フィット、日産 ノート、MAZDA2などの見積もりを事前に入手してから臨みましょう。他社ライバル車種や同じクラスの車種の見積もりを比較する事で、購入に対する本気度も伝わり、ヤリスの値引きを引き出し易くなります。
ヤリスの長所と欠点
ヤリスの長所
スポーティに生まれ変わったエクステリア

トヨタ ヤリス(プロトタイプ)
初代ヴィッツ(1999年発売)は、ショートオーバーハングにプレーンでクセのないスタイリングを纏い、新世代に相応しいコンパクトとしてデビューから人気となりました。
それから20年が経過し、プラットフォームから一新。新世代トヨタを象徴する魅力あるスタイリングとなりました。
新開発のハイブリッドユニット
TNGAプラットフォームだけでなく、ガソリンエンジン、ハイブリッドユニット、トランスミッションなどパワーユニットも新開発となり、低燃費性能はさらに磨きが掛かっています。
トップモデルGRヤリスの設定

ヤリス 特別仕様車 RZ“High-performance・First Edition”(スーパーホワイトⅡ)
スポーツカーのモデル廃止や、スポーツグレード設定がなくなるなど市場の縮小によりスポーツカーの存在感が小さくなる昨今にあって、ヤリスにはGRヤリスが投入されます。標準モデルのファインチューニングレベルではなくWRCに参戦するベースモデルとしての高いポテンシャルを持つモデルとなっています。

ヤリスの欠点
後席の居住性

トヨタ ヤリス(プロトタイプ)
プラットフォームやパワーユニットなど多くが新開発となり、世界戦略車に相応しい仕上がりとなったヤリスなので、特に大きな欠点はありません。
強いて言うならば、後席空間を広く取るパッケージングで開発されたフィットと比べると、後席居住性はフィットに一歩譲るものとなっています。
ヤリスの値引きとリセールバリュー込の総合評価:3.5 (5段階評価)
世界的にもトップクラスの出来となるコンパクトハッチ
技術開発力、販売力などトヨタの企業としての総合力はもはや留まるところを知らず、自動車メーカーとしては世界最高レベルにあります。
唯一、デザイン面については近年、威圧感(ヴェルファイア)や違和感(プリウス)のある方向を歩み、賛否両論が生まれるであろう道を歩んできました。しかし先立って発売されたカローラや今回のヤリスを見る限り、ネガの部分を上手く取り払い、先進性とカッコよさの折り合いをつけてきている印象があります。
もともとハードウェア、特にハイブリッドを中心とした低燃費性能においては今後対応が必要となる厳しい環境規制に最も適合させる企業力をもっています。
そんなトヨタの世界戦略車として登場するヤリスは、文句の言いようがない一台と言えます。