スズキ自動車は2016年12月27日、Bセグメント・コンパクトカーの新型「スイフト」を発表しました。先代が2010年にリリースされて以来6年ぶりのフルモデルチェンジで、通算では4代目となりました。先代からの主な変更点として、プラットフォームやパワートレインの刷新、安全装備の大幅な強化などが図られました。
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先代から大幅に軽量化
プラットフォームは、軽量高剛性化が図られた新開発の「HEARTECT(ハーテクト)が採用されました。ボディタイプは、先代国内向け仕様車同様5ドアハッチバックのみの設定で、スタイリングは基本的なフォルムは先代のイメージを踏襲しながらも、フロントマスクが一新されたことにより大きくイメージを変えました。また、後席用ドアノブはピラーマウント式に変更されました。
ボディサイズは、全長3,840mm×全幅1,695mm×全高1,500~1,525mmの5ナンバーサイズを維持するとともに、先代との比較では全長と全高が10mmずつ縮小されました。一方、ホイールベースは20mm延長され2,450mmとなりました。車両重量は840~970kgで、先代から最大120kgもの大幅な軽量化を果たしました。
1.0L直3ターボエンジンを用意
駆動方式は従来同様FFとフルタイム4WDが設定され、パワートレインは新開発の1L直3ターボエンジン(最高出力102ps/最大トルク15.3kgm)、1.2L直4 NAエンジン(最高出力91ps/最大トルク12kgm)および同エンジンにISG(モーター機能付き発電機)を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムの3種類が用意されました。
トランスミッションは、1Lターボエンジンは6速トルコン式AT、1.2Lエンジンは5速MTまたはCVT、マイルドハイブリッドはCVTとの組み合わとなっています。JC08モード燃費は20~27.4km/Lで、先代の19.4~26.4km/Lを若干凌ぐ数値となりました。サスペンションは、先代同様のフロント:マクファーソンストラット式/リア:トーションビーム式の形式を踏襲しながも、軽量高剛性化が図られました。
セーフティパッケージを設定
安全装備面では、新たに単眼カメラ+レーザーレーダーによる「デュアルセンサーブレーキサポート」(前方衝突警報機能+前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能+自動ブレーキ機能)、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、ハイビームアシスト機能などが装備される「セーフティパッケージ装着車」が設定されました。
また、インテリア面では、丸型2眼式のスポーティなメーターやマルチインフォメーションディスプレイが採用されました。グレード体系は、1.2Lエンジン搭載の「XG」「XL」「RS」、マイルドハイブリッドシステム搭載の「HYBRID ML」「HYBRID RS」、1Lターボエンジン搭載の「RSt」の全6タイプのラインナップとなっています。
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