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ランドローバー レンジローバーイヴォーク (初代 2011-):同社最小のスタイリッシュSUVとして誕生

ランドローバーは2010年9月のパリ・サロンにおいて、2008年のデトロイト・ショーに出展したコンセプトモデル「LRXコンセプト」の市販バージョンとなる「イヴォーク」を出展、翌2011年夏に販売を開始しました。同社最小のSUVとなる他、スタイリッシュでスポーティ、かつ燃費性能の優れたモデルと定義されました。

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ワイド&ローなフォルム

ボディタイプは、「クーペ」と呼ばれる3ドアと5ドアがラインナップされました。スタイリングは、それまでの同社製モデルのイメージを覆す斬新かつワイド&ローなフォルムが特徴で、Cd値も「レンジローバー」よりも優れた0.35を実現していました。ボディサイズは全長4,355mm×全幅1,965mm×全高1,605mmで、ホイールベースは2,660mmに設定されました。

車両重量は1,595~1,715kgで、同社製モデルとして最も軽量に抑えられていました。駆動方式はフルタイム4WDの他FFも用意され、エンジンは2L直4ガソリンターボ(最高出力240ps/最大トルク34.7kgm)と、チューニングの異なる2種類の2.2L直4ディーゼルターボ(最高出力150ps/最大トルク40.8kgm・最高出力190ps/最大トルク42.8kgm)が用意されました。

仕様変更で機能・装備が進化

トランスミッションは、当初6速MT又は6速トルコン式ATとの組み合わせでした。サスペンション形式は、電磁式ダンパー「マグネライド」が備わる4輪マクファーソンストラット式が採用されました。そして2014年モデルからATが9速トルコン式に変更されると共に、路面状況に応じ後輪への動力伝達を切断する「アクティブ・ドライブトレイン」が採用されました。

更に、操縦安定性を高める「トルクベクタリング」が全車に標準装備されると共に、「ブラインド・スポット・モニター」をはじめ数々の安全運転支援システムがオプション設定されました。次いで2016年モデルに移行した際、内外装の意匠変更と共に1.8~30km/hの速度域においてペダル操作無しに一定速度での前進・後退を可能とする「ATPC」が採用されました。

レンジローバーイヴォークの日本初上陸は2012年3月で、以降導入されたモデルは全て2Lガソリンエンジン+AT仕様車でした。当初のグレード体系は、「ピュア」及び「プレステージ」の2タイプでした。そして2013年11月に9速AT搭載の2014年モデルに切り替えられ、2014年8月には新グレード「ダイナミック」及び「オートバイオグラフィ」が追加されました。

次いで2015年9月、2016年モデルに切り替えられると共に、グレード体系が「SE」「SEプラス」「HSE」「HSEダイナミック」「オートバイオグラフィ」の5タイプとなりました。

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