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ランドローバー フリーランダー2 (2代目 2006-2014):オフロード性能向上が図られると共に居住性も改善

1997年にランドローバーのボトムレンジを受け持つモデルとして誕生した小型クロスオーバーSUV「フリーランダー」は、2006年に9年ぶり初のフルモデルチェンジを受け「フリーランダー2」に移行しました。新たな電子デバイスの採用によりオフロード性能に磨きが掛けられた他、ボディサイズ拡大による居住性改善やラゲッジスペース拡大が図られました。

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パワートレインを一新

ボディタイプは3ドアハードトップ及びソフトトップが廃止され、5ドアハードトップに一本化されました。スタイリングは先代のイメージを受け継ぎながらも、同社最新のデザインテイストが取り入れられました。ボディサイズは全長4,500mm×全幅1,910mm×全高1,740mmで、先代から一回り拡大され、ホイールベースも100mm程延長され2,660mmとなりました。

駆動方式はフルタイム4WDを踏襲しつつ、4つの走行モード選択を可能とした電子制御センターカップリング式に進化を果たしました。エンジン・ラインナップは先代から一新され、当初3.2L直6ガソリンNA(最高出力233ps/最大トルク32.3kgm)と、2.2L直4ディーゼルターボ(最高出力160ps/最大トルク40.8kgm)が用意されました。

組み合わせられるトランスミッションも多段化され、6速MT又は6速トルコン式ATとなりました。一方、サスペンション形式は4輪ストラット式が踏襲されました。又、走行性能に関連する装備としては、急な下り勾配で一定の低速度を維持出来る「HDC」などに加え、急な下り勾配でブレーキペダルを離すと徐々にブレーキ力が緩む「グラディエントリリースコントロール」が採用されました。

ダウンサイジングターボを設定

その後2010年のフェイスリフトでフェイズ2に移行、内外装が変更されると共に同社初となるFFモデルが追加されました。同時に2.2Lディーゼルターボエンジンに改良が施されると共に、最高出力150ps/最大トルク42.8kgm仕様と最高出力190ps/最大トルク42.8kgm仕様の2種類が設定されました。次いで2012年に2度目のフェイスリフトが実施され、フェイズ3に移行しました。

それと同時に、ガソリン3.2Lエンジンに代わり2L直4ターボエンジン(最高出力232ps/最大トルク34.7kgm)が設定されました。そして2014年、実質的な後継モデル「ディスカバリースポーツ」のデビューに伴い生産終了となりました。フリーランダー2の日本初上陸は2007年6月で、グレードは当初3.2Lエンジン+6速AT搭載の「S」「SE」「HSE」がラインナップされました。

そして2010年4月にフェイズ2に切り替えられると共に、グレード体系が装備の充実化を図った「3.2i6」「3.2i6SE」の2タイプに変更されました。次いで2013年2月にフェイズ3に切り替えられると共に、2Lエンジン+6速AT搭載の「2.0Si4」のモノグレード設定となりました。続いて2014年8月に一部改良が実施されると共に、グレード名が「S」に変更されました。

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