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フォード エクスプローラー (3代目 2001-2010):4輪独立懸架サスペンションを採用し快適性が向上

フォード エクスプローラーEddie Bauer (3代目 2001)

1990年に2代目「ブロンコⅡ」の後継モデルとして登場したミディアムSUV「エクスプローラー」は、2001年に7年ぶり2度目のフルモデルチェンジを受け、3代目モデルに移行しました。ラダーフレーム式シャシーを踏襲しつつ、4輪独立懸架サスペンションの採用により乗り心地が向上した他、走行性能や静粛性の向上なども図られました。

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4.6Lエンジンを新設定

フォード エクスプローラーEddie Bauer (3代目 2001)

キープコンセプトにより先代のデザイン・テイストを踏襲するボディは、5ドアに一本化されました。ボディサイズは全長4,800mm×全幅1,828mm×全高1,803mmで、先代5ドアモデルから全長が若干縮小された一方、全幅と全高は拡大されました。ホイールベースは2,888mmで、先代5ドアモデルから50mm以上延長されました。

フォード エクスプローラーEddie Bauer (3代目 2001)

駆動方式は先代同様、FRと「コントロールトラック」と呼ばれるオンデマンド型フルタイム4WDが設定されました。エンジンは、先代から受け継がれた4L V6SOHC(最高出力213ps/最大トルク35.1kgm)と、新設定された4.6L V8SOHC(最高出力242ps/最大トルク39kgm)のラインナップでした。トランスミッションは、マツダ製5速MTと自社製5速トルコン式ATが設定されました。

サスペンション形式は、フロントはダブルウィッシュボーン式を踏襲しつつスプリングがトーションバー式からコイル式に変更され、リアはリジッドアクスル/リーフ式からフロント同様のダブルウィッシュボーン/コイル式に変更されました。又、先代同様リミテッドスリップデフが標準装備された他、4WD車には3段階の走行モード切替スイッチが設けられました。一方室内は、それまでの2列シート5人乗りから3列シート7人乗りに仕様が変更されました。

2005年にビッグM/Cで総合性能が向上

フォード エクスプローラー (3代目 2005)

その後2005年にビッグマイナーチェンジが実施され、シャシーの剛性アップなどにより乗り心地や操縦安定性の改善が図られました。同時に、4.6Lエンジンが新ユニット(最高出力296ps/最大トルク41.5kgm)に置換された他、組み合わせられるATが6速化されました。

フォード エクスプローラー (3代目 2005)

又、装備面ではABSとトラクションコントロールを統括制御する「アドバンストラック」や、超小型ジャイロによりロールをチェックする「ロールスタビリティコントロール」などが採用されました。次いで2007年、先代にも設定のあった4ドアピックアップトラック「エクスプローラー・スポーツトラック」がリリースされました。

フォード エクスプローラー (3代目 2005)

そして2010年にフルモデルチェンジが実施され、エクスプローラーは4代目モデルに移行しました。

3代目エクスプローラーの日本初上陸は2001年10月で、グレードは4Lエンジン+5速AT搭載の「XLT」と4.6Lエンジン+5速AT搭載の「エディバウアー」がラインナップされました。駆動方式は共に4WDとなる他、右ハンドル仕様のみの設定でした。

そして2005年11月にビッグマイナーチェンジ版に切り替えられると共に、右ハンドル仕様の生産終了に伴い左ハンドル仕様に変更されました。

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