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トヨタ アリオン (初代 2001-2007):カリーナの後を継いだスポーティなミディアムセダン [T24♯]

トヨタ アリオン (初代 2001)

トヨタ自動車のミディアムセダン「アリオン」の初代モデルは、「カリーナ」の後継モデルとして2001年12月に発売されました。販売チャネルはトヨタ店で、同時にトヨペット店向けモデルとしてリリースされた「プレミオ」とは基本設計を共有する姉妹車種の関係にありました。プレミオが落ち着いた雰囲気を売りにしていたのに対し、アリオンはスポーティなキャラクターが持ち味でした。

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ホイールベースを延長

トヨタ アリオン (初代 2001)

プラットフォームは5代目「ビスタ」と共通で、ボディタイプはカリーナやプレミオ同様4ドアセダンのみの設定でした。スタイリングは、カリーナよりも丸みを帯びたフォルムとなったほか、プレミオに対してはメッキパーツの採用が控えられるなどの相違がありました。ボディサイズは、全長4,550mm×全幅1,695mm×全高1,470mmの5ナンバーサイズでした。

トヨタ アリオン (初代 2001)

カリーナに対しては全長が55mm、全高が60mm拡大され、アリオンとの比較では全長が50mm短く設定されていました。ホイールベースはビスタと共通の2,700mmで、カリーナから120mm延長されました。駆動方式は従来同様FFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション形式はそれまでの4輪ストラット式から、リアがFFはトーションビーム式に、4WDはダブルウィッシュボーン式に変更されました。

エンジンは3種類

トヨタ アリオン (初代 2001)

エンジンは、1.5L直4の1NZ-FE型(最高出力109ps/最大トルク14.4kgm)、1.8L直4の1ZZ-FE型(FF:最高出力132ps/最大トルク17.3kgm・4WD:最高出力125ps/最大トルク16.4kgm)、2L直4直噴の1AZ-FSE型(最高出力152ps/最大トルク20.4kgm)の3種類が用意されました。トランスミッションは、1.5L/1.8Lには4速トルコン式ATが、2LにはCVTが組み合わせられました。

一方室内は、フロントシートのフラット化やリアシートの6:4分割可倒が可能であるほか、インパネはプレミオの木目調に対し漆黒調が採用されました。グレード体系は1.5Lの「A15」、1.8Lの「A18」、2Lの「A20」の3タイプが基本で、さらにA18に「Gパッケージ」が、A18/A20に「Sパッケージ」が設定されました。

様々な特別仕様車を設定

トヨタ アリオン (初代 2004)

その後2002年10月に、A15/A18をベースに装備を簡略化して価格を抑えたエントリーグレード「スタンダードパッケージ」が追加され、追って同年12月にはA15にもGパッケージが設定されました。次いで2003年4月、A15/A18 Gパッケージをベースに装備の充実化を図った特別仕様車「リミテッド」が設定されました。

トヨタ アリオン (初代 2004)

続いて2004年12月のマイナーチェンジにより、フロントグリルやバンパー、ヘッドランプ、リアコンビネーションランプの意匠が変更されました。同時に、内装色の変更や装備の充実化も図られました。次いで2005年10月、A15/A18 Gパッケージをベースに装備の充実化を図った特別仕様車「プレミアム」が設定されました。

トヨタ アリオン (初代 2004)

さらに2006年8月には、トヨタ店創立60周年を記念した特別仕様車として、A15/A18 Gパッケージをベースに装備の充実化を図った「60thスペシャルエディション」が設定されました。そして2007年6月にフルモデルチェンジが実施され、現行型となる2代目モデルに移行しました。

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プレミオ/アリオン
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