大学卒業を控えた2月。愛車であったwill viを手放す事となり、新しい愛車を探していました。4月から新社会人となる私は、有り体に言ってしまえば見栄を張る為の車にしようと思っていました。
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スタイリングに惚れ込み
予算にも幾分余裕があった為、選択肢としては「アルテッツァ」「will vs」「セリカ」の3車種が残りましたが、will viを購入した自動車屋さんに丁度セリカの在庫があり、そのスタイリングに惚れ込んでいた私は人生初のクーペ購入を決意したのです。
それまでの愛車が曲がりなりにもセダンであったwillと比べ、セリカはあらゆる事がwillとは違う新鮮な車でした。先ず何より車高の低さ。私が購入したセリカ(1999年式、ZZT230型SS-Ⅱ)はフォグランプが社外品になっているだけであとはノーマル仕様だったのですが、それでも乗車した時のアイポイントの低さは衝撃でした。
1.2t程の軽い車体に190馬力のエンジン
アクセルを踏み込んだ時の加速感等も段違いです。230型セリカは1.2t程の軽い車体に190馬力のエンジンを搭載しています。スポーツカーと呼ぶには若干非力かもしれませんが、前の愛車が87馬力のwill viだった私にとっては衝撃でしかありませんでした。
その洗練された外見は見栄を張りたいという私の思いを大いに満足させてくれるものでした。大学卒業までの1ヶ月、そして社会人になった現在まで、セリカは常に私に「所有している喜び」を与えてくれています。周りの友人や同僚が燃費の良い軽自動車や搭乗人数の多いミニバンだった事もあり、セリカは私のトレードマークとして活躍してくれました。
様々な出逢いを与えてくれた
車好きというには浅学な私ですが、セリカに乗っているとガソリンスタンドで声をかけられたり、同じように車好きな方々と知り合う事が出来たりと、様々な出逢いも与えてくれました。更にそのセリカに触発された…という訳ではないのでしょうが、周りの友人も燃費などではなく、惚れ込んだ普通車に買い換える様になり車談義に花を咲かせる日々が続いています。
山や海にドライブに行き、セリカと共に過ごす時間は至福のひと時です。確かに、日常生活では2ドアクーペは正直使いづらい車種です。買い物やちょっとした用事を済ませるだけなら、軽自動車の方が遥かに優れています。
普段使いづらい車だからこそ
しかし、だからこそセリカは乗っているだけで「非日常感」を得られる車なのです。普段使いづらい車だからこそ、何時もと違う何かを与えてくれる。セリカに限らず、2ドアクーペとはそう言った存在なのではないでしょうか。
初の車検も無事終了し、16年落ちとなった私のセリカ。しかし、これからもずっと大切に乗り続けられればと思っています。