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シボレー サバーバン (9代目 2000-2006):プラットフォームやエンジン・ラインナップを一新

ゼネラルモーターズ(GM)のシボレー・ブランドより、初代モデルが1935年にリリースされたSUV「サバーバン」は、2000年のフルモデルチェンジにより通算9代目モデルとなりました。先代からプラットフォームが一新されるとともに、エンジン・ラインナップも変更されました。

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2種類のエンジンでスタート

「GMT830プラットフォーム」に架装されるボディは従来同様5ドアで、スタイリングも縦配列の角型4灯式ヘッドランプや大きなガラスエリアを持つリアクォーターウィンドウなど、先代のイメージが受け継がれました。ボディサイズは全長5,570mm×全幅2,002~2,027mm×全高1,862~1,958mmで、先代から全高が高められました。

ホイールベースは3,302mmで、先代から若干短縮されました。駆動方式は先代同様、FRとパートタイム4WDが設定されました。エンジンは、「1500」シリーズには5.3L V8OHV(最高出力274ps/最大トルク46.3kgm)が、「2500」シリーズには6L V8OHV(最高出力340ps/最大トルク52kgm)が搭載され、先代に設定のあった5.7L V8OHVと7.4L V8OHV、および6.5L V8OHVディーゼルは廃止されました。

組み合わせられるトランスミッションは、5速MTが廃止され4速トルコン式ATに一本化されました。ブレーキは、フロントに加えリアにもディスク・ブレーキが装備されました。また、室内はインパネの意匠が一新されました。グレード体系はベースグレードのほかに、「LS」と「LT」がラインナップされました。

8.1L V8エンジンを追加

その後、2001年モデルで6L V8エンジンにアルミヘッド化などの改良が施され、最高出力が20ps向上しました。同時に、2500シリーズに8.1L V8OHVエンジン(最高出力330ps/最大トルク61.9kgm)がオプション設定されました。次いで2002年モデルでは、アルミホイール、フォグランプ、サイドステップ、フロント&リアエアコン、パワーウィンドウ、前席パワーシートなどがオプション設定されました。

さらに、4WDモデルに「Z71オフロード・パッケージ」が設定されました。続いて2003年モデルでは、マルチインフォメーションディスプレイに改良が施されるとともに、XMサテライトラジオやボーズ製オーディオシステムなどが採用されました。次いで2005年モデルで、テールゲートがサイドヒンジ式から、それまでオプション扱いだったリフト式に変更されました。

同時に、全車にトラクションコントロールの「スタビリトラック」が標準化されたほか、FRモデルにもZ71オフロード・パッケージが設定されました。追って2005年後半にリリースされた2006年モデルでは、2500シリーズ4WD仕様車をベースに20インチホイールなどが装備される「LTZトリムパッケージ」が設定されました。

そして2006年にフルモデルチェンジが実施され、10代目モデルに移行しました。

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