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シボレー カマロ (初代 1967-1969):フォード・マスタングの対抗馬として誕生

シボレー カマロ RS (初代 1967-1969)

GM(ゼネラルモーターズ)は1967年、フォード・モーターの「マスタング」の対抗馬となるスペシャリティカー「シボレー・カマロ」を発売しました。プラットフォームは「GM Fボディ・プラットフォーム」が採用され、同年ポンティアック部門からリリースされた「ファイアーバード」とは基本メカニズムを共有する姉妹車種の関係にありました。

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クーペとコンバーチブルを用意

シボレー カマロ RS Convertible (初代 1967-1969)

ボディタイプは2ドアクーペと2ドアコンバーチブルの2タイプが設定され、室内はいずれも前席優先の2+2シーター仕様でした。スタイリングはロングノーズ・ショートデッキのプロポーションと、当時流行していたコークボトルラインのベルトラインを備えていました。初期型のボディサイズは全長4,691mm×全幅1,842mm×全高1,306mmで、ホイールベースは2,743mmでした。

シボレー カマロ SS (初代 1967-1969)

駆動方式はコンベンショナルなFRで、エンジンは当初、3.8L直6OHV(最高出力142ps/最大トルク30.4kgm)、4.1L直6OHV(最高出力157ps/最大トルク32.4kgm)、5.4L V8OHV(最高出力213ps/最大トルク44.3kgmおよび最高出力279ps/最大トルク49kgm)、5.7L V8OHV(最高出力299ps/最大トルク52.5kgm)、6.5L V8OHV(最高出力380ps/最大トルク57.4kgm)が用意されました。

シボレー カマロ SS (初代 1967-1969)

組み合わせられるトランスミッションは3速MTが標準で、オプションで4速MTと2速トルコン式ATが用意されました。サスペンションはフロントに独立懸架/コイル式、リアにリジッド・アクスル/リーフ式が採用されました。また、ブレーキはフロントがドラム式またはディスク式で、リアは全車ドラム式でした。

シボレー カマロ SS (初代 1967-1969)

グレード体系は、下から「RS」「SS」「Z/28」の3タイプのラインナップで、Z/28にはフロント・ディスクブレーキや4速MTが標準装備される他、ボンネットフードとトランクフードに専用ストライプが備わっていました。そして翌1968年にフェイスリフトが実施され、フロントグリルとリアコンビネーションランプの意匠変更を含むエクステリアの変更が行われました。

最後の年に7L V8エンジンを追加

シボレー カマロ Yenko SS 427 (初代 1967-1969)

また、法規の改正に伴い前後のフェンダーにマーカーランプが装備されました。次いで1969年、比較的大掛かりなマイナーチェンジが実施されました。基本メカニズムに大きな変更はなかったものの、ボディパネルのリニューアルによりさらにスポーティなフォルムに変貌、同時に全長が33mm、全幅が38mm拡大され、全高は10mmほど低められました。

シボレー カマロ Z/28 RS (初代 1969)

また、新たに5L V8OHVエンジン(最高出力203ps/最大トルク41.5kgm)と7L V8OHVエンジン(最高出力431ps/最大トルク63.9gmおよび最高出力436ps/最大トルク62.2kgm)が追加された他、3速トルコン式ATが設定されました。そして同年をもって生産を終了、翌1970年2月に2代目モデルがリリースされました。

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