マツダのコンパクト・ミニバン「プレマシー」の初代モデルは、9代目「ファミリア」(BJ型)をベースとして開発され、1999年4月に発売されました。5ナンバーサイズのボディによる扱い易さとスペースユーティリティの高さを併せ持つ事が特徴で、バリエーションとして2列シート5人乗り仕様と3列シート7人乗り仕様が設定されました。
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ファミリアとプラットフォームを共有
プラットフォームはBJ型ファリミアと共通で、サスペンション形式も同一の4輪ストラット式でした。ボディタイプはオールヒンジドア式の5ドアで、サイズはファミリアから全長と全高が拡大され、全長4,295~4,340mm×全幅1,695mm×全高1,570~1,590mmとなりました。ホイールベースも60mm延長され2,670mmとなり、車両重量は初期型で1,270~1,400kgでした。
駆動方式はFFとフルタイム4WDが設定され、エンジンは発売当初は1.8L直4 DOHCのFP-DE型(最高出力135ps/最大トルク16.5kgm)のみの設定で、トランスミッションは全車4速トルコン式ATが組み合わせられました。室内は多彩なシートアレンジが可能で、7人乗り仕様車にはデチャッタブル式のサードシートが採用されました。
安全装備面では、全車にSRSデュアルエアバッグシステム、4W-ABS、プリテンショナー&ロードリミッター付きシートベルトが標準装備されました。グレード体系は標準グレードの他、豪華装備の「Gパッケージ」とエアロパーツが備わる「スポーツパッケージ」が設定されました。そして2000年9月の一部改良で装備の充実が図られると共に、フォグランプが備わる最上級グレード「Lパッケージ」が追加されました。
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マツダ プレマシーのCM
2Lエンジン搭載車を追加
次いで2001年7月のマイナーチェンジにより内外装デザインの変更や装備の充実化が図られる共に、2L直4DOHCのFS-DE型エンジン(最高出力165ps/最大トルク18.1kgm)を搭載するエアロパーツ装着グレード「スポルト」が追加されました。同時に1.8L車のグレード体系が見直され、下から「C」「G」「L」のラインナップとなりました。
次いで2002年6月に2度目のマイナーチェンジが実施され、7人乗り仕様車のサードシートがフラット収納式に変更された他、1.8L車の燃費向上が図られました(但しスペックは最高出力130ps/最大トルク16.4kgmに低下)。同時に、「スポルト」にチューンドサスペンションやディスチャージヘッドランプなどが装備され仕様が向上すると共に、エンジンがFS-ZE型に置換されました(スペックは同一)。
又、エアロパーツやアルミホイールが備わる1.8Lエンジン搭載の新グレード「G スポーツパッケージ」と、1.8L車のみに設定されていた「L」に2L版が追加されました。その後2003年5月と2004年4月に仕様変更を受け、2005年2月実施のフルモデルチェンジにより2代目CR型にバトンタッチされました。
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