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三菱 ミニカトッポ (2代目 1993-1998):先代からコンセプトを受け継ぎつつ新ボディを追加 [H31/32/36/37]

三菱 ミニカトッポ (2代目 1993-1998)

1989年に初代モデルがデビューした三菱自動車の軽トールワゴン「ミニカトッポ」は、1993年9月にベースモデルの軽ハッチバック「ミニカ」と共にフルモデルチェンジを受け、2代目モデルに移行しました。キープコンセプトのモデルチェンジながら、新たなボディバリエーションが追加されるなど相応の進化を遂げました。

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新たに4ドアモデルを用意

三菱 ミニカトッポ (2代目 1993-1998)

ボディタイプは先代同様左右で長さの異なる乗降用ドアが備わる3ドアハッチバックに加え、ボディ左側に後席用ドアが追加される4ドアハッチバックが設定されました。スタイリングは、広いガラスエリアを持つ大きなグリーンハウスが先代から受け継がれた一方で、フロントマスクは7代目ミニカに類似した丸みを帯びたデザインに変更されました。

三菱 ミニカトッポ (2代目 1993-1998)

ボディサイズは全長3,295mm×全幅1,395mm×全高1,695~1,795mmで、スーパーハイルーフ仕様の全高が先代より50mm高くなりました。ホイールベースは20mm長い2,280mmで、車両重量も増加し初期型で640~810kgとなりました。サスペンション形式はフロントが先代同様のマクファーソンストラット式で、リアは3リンク式から5リンク式に変更されました。

三菱 ミニカトッポ (2代目 1993-1998)

駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、エンジンは先代からキャリオーバーされた0.66L直3SOHC NAの3G83型と、新たに採用された直4の4A30型SOHC NA及びDOHCターボでした。最高出力/最大トルクは3G83型が40ps/5.2kgm、4A30型NAが50ps/5.7kgm及び55ps/6.1kgm、同ターボが64ps/9.9kgmで、トランスミッションは4速/5速MT及び3速/4速トルコン式ATが設定されました。

三菱 ミニカトッポ “Town Bee” (2代目 1997)

グレード体系は先代同様乗用5ナンバーモデルと商用4ナンバーモデルが用意され、前者が下からベースグレードの「Q2」、パワーウィンドウやキーレスエントリーが装備される「Q3」、スーパーハイルーフ仕様の「R」、キャンバストップ採用の「Rc」、ターボエンジン搭載の「Rt」の5タイプ、後者が「C」「B」「U」「U2」の4タイプが基本でした。

様々な特別仕様車や派生モデルを設定

三菱 ミニカトッポ (2代目 1993-1998)

そして1994年2月に、「Q2-4WD」をベースに大型バンパーやグリルガード、背負式スペアタイヤなどを装備した特別仕様車「カラボス」が設定されました。更に同年10月には、Q2をベースにスーパーハイルーフやパワーウィンドウ、リア分割可倒シートなどを装備し、専用ボディカラーを採用する特別仕様車「ビッグトイ」が設定されました。

三菱 ミニカトッポ (2代目 1993-1998)

次いで1995年5月に、Q2をベースにパワーウィンドウやCDチェンジャーなどを装備した特別仕様車「Q坊」が設定されました。続いて同年11月にマイナーチェンジが実施され、内外装の意匠変更やエンジンの改良と同時に、特別仕様車「ビッグトイ」が再び設定されました。次いで1996年1月に、Q2ベースの特別仕様車「アミスタ」と「Q坊」が設定されました。

続いて1997年10月に、「ローバー・ミニ」に類似したフロントマスクや丸形メッキリアコンビネーションランプなどが備わる派生モデル「タウンビー」「タウンビーⅡ」が追加されました。そして1998年10月に、軽自動車規格改正に伴い新規格の後継モデル「トッポBJ」にバトンタッチして生産終了となりました。

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