日産のアッパーミドルセダン「ティアナ」は、初代モデルが2003年に「ローレル」「セフィーロ」の後を継ぐモデルとして登場、2014年2月のフルモデルチェンジにより3代目の現行型となりました。初代モデル以来の持ち味である快適性に一段と磨きを掛けると同時に、走行性能や燃費の改善も図られるなど、総合的な完成度が高まったモデルとなっています。
新車購入ガイド:【2023最新】セレナの値引き 納期 乗り出し価格
ボディを軽量化しリアサスペンションを新設計
スタイリングは、初代や先代同様の6ライトウィンドウを採用するなど基本的なプロポーションを受け継ぎながら、シャープなキャラクターラインを取り入れた事でアグレッシブな雰囲気が付加されました。同時に、Cd値0.29の優れた空力特性を実現しています。ボディサイズは全長4,880mm×全幅1,830mm×全高1,470mmで、先代より30mm長く35mm広く5~30mm低いディメンションになっています。
ホイールベースは先代と同一の2,775mmで、車両重量は同一仕様同士の比較で30~50kg程軽い1,460~1,470kgとなっています。サスペンションは、形式こそ先代同様のフロント:ストラット式/リア:マルチリンク式を踏襲するものの、リアサスペンションは操縦安定性向上を図った新設計のものとなっています。駆動方式は従来設定のあったフルタイム4WDが廃止され、FFのみとなります。
新車購入ガイド:【2023最新】エクストレイルの値引き 納期 乗り出し価格
エンジンを一本化し燃費を改善
搭載されるエンジンは、先代にラインナップされていた2.5L直4と3.5L V6が廃止になり、2.5L 直4のQR25DE型に一本化されました。スペックは最高出力173ps/6,000rpm・最大トルク23.9kgm/4,000rpmで、先代から最高出力が12ps低下し最大トルクが0.2kgm向上しています。トランスミッションは、摩擦抵抗を軽減しレンジレシオを拡大した新設計のエクストロニックCVTが組み合わせられます。
JC08モード燃費は、先代の同一エンジン搭載車から3km/Lアップの14.4km/Lとなっています。又、走行性能向上に係る装備として、コーナーリング時に内輪にブレーキを掛けてアンダーステアを軽減する「アクティブトレースコントロール」が新たに採用されています。インテリア面では、無重力状態での人の姿勢を参考に開発された「スパイナルサポート機能付シート」の採用がトピックになります。
その他にも、テレスコピックステアリングの採用などによるドライビングポジションの最適化や、助手席用オットマンの大型化、後席ニールームの拡大など総合的な居住性向上が図られています。グレード体系は下から「XE」「XL」「XV」の3種類で、全グレードに移動物検知機能付「アラウンドビューモニター」や車線逸脱警報「LDW」が標準装備されました。
更に2015年2月に実施された一部改良において、「XL」「XV」に衝突被害軽減ブレーキの「エマージェンシーブレーキ」と「踏み間違い衝突防止アシスト」が標準装備されました。同時に、フロントグリルの一部がピアノブラック調に変更されました。
新車購入ガイド:【2023最新】ルークスの値引き 納期 乗り出し価格