2003年に初代モデルが発売された日産のEセグメントセダン「ティアナ」は、2008年6月のフルモデルチェンジにより2代目モデルに移行しました。先代のコンセプトを踏襲しながら、新開発されたD-プラットフォームの採用により乗り心地などの基本性能が向上した他、パワートレインにも改良が加えられ動力性能・燃費性能の向上を果たしました。
ボディタイプは先代同様6ライトウィンドウの4ドアセダンで、スタイリングも流れるような流麗なフォルムが受け継がれました。ボディサイズは全長4,850mm×全幅1,795mm×全高1,475~1,500mmで、先代と実質的に同等のサイズが維持されました。ホイールベースは先代と同一の2,775mmで、車両重量は若干増加し初期型で1,480~1,570kgとなりました。
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エンジンは2.3Lを2.5Lに変更
フロント:マクファーソンストラット式/リア:マルチリンク式のサスペンションは、形式こそ先代と同一ながら乗り心地の改善を図った新開発の物となりました。駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、エンジンはFF車用に用意されていた2.3L V6 のVQ23DE型が、2.5L V6のVQ25DE型(最高出力185ps/最大トルク23.7kgm)に置換されました。
その他、FF車用の3.5L V6のVQ35DE型及び4WD車用の2.5L 直4のQR25DE型は先代からのキャリオーバーとなるものの、アウトプットが向上し前者が最高出力252ps/最大トルク34.2kgm、後者が最高出力167ps/最大トルク24.5kgmとなりました。又、トランスミッションはトルコン式ATが廃止され、全車アダプティブシフトコンロトール付きのCVTとなりました。
装備面では、全車に助手席パワーオットマン機構や前席ベンチレーション機構などが標準装備された他、上級グレードにはガラスサンルーフなどが採用されました。グレード体系は、2.5L FFの「250XE」「250XL」「250XV」、2.5L 4WDの「250XE FOUR」「250XL FOUR」、3.5L FFの「350XV」の他、各エンジン搭載車にオーテックジャパンの手による特別仕様車「アクシス」が設定されました。
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仕様向上で装備が充実
そして2008年12月の仕様向上で、全車にSRSサイド&カーテンエアバッグシステムが、「XV」にバイキセノンヘッドランプ&アクティブAFSが標準装備され、更に2009年8月に実施された仕様では、HDDカーウイングスナビゲーションシステムが採用されました。次いで2010年7月の一部改良で2.5L FF車の燃費が向上した他、VDC(横滑り防止装置)搭載グレードの拡大などが図られました。
続いて2012年6月にマイナーチェンジが実施され、内外装の一部変更と同時に、2.5L FF車にスポーティな専用内外装が備わる新グレード「250XLスポーティセレクション」が追加されました。そして2014年2月にフルモデルチェンジが実施され、3代目L33型にバトンタッチされました。
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