ダイハツ工業が2016年11月30日に発売した、「スマートアシストⅢ」を搭載する軽乗用車「タント」と軽福祉車「タント スローパー」「タント ウェルカムシート」が、国土交通省と独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA※1)が実施する2016年度JNCAP※2予防安全性能アセスメントにおいて、ダイハツとしては初めて最高評価である「ASV++※3」を獲得した。
ASV++を獲得したタントの希望小売価格は1,285,200円※4~となっている。
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「ASV++」はタントが初めて
この予防安全性能アセスメントは、安全な車社会へのニーズの高まりに対応するため、2014年度より開始された。評価は従来の「被害軽減ブレーキ(AEBS)※5【対車両】」「車線はみ出し警報(LDWS)※6」「後方視界情報※7(バックモニター等)」に加え、2016年より「被害軽減ブレーキ(AEBS)【対歩行者】」が追加され、全部で4つの装置についての試験となる。
評価点は71点が満点となっており、各評価の合計点が2点超の場合に先進安全車「ASV」、12点超の場合は先進安全車「ASV+」、さらに46点超の場合は「ASV++」に認定される。ダイハツの軽乗用車では「スマートアシストⅡ」を搭載している軽乗用車「ムーヴ」「キャスト」が2015年度評価で「ASV+」の認定を受けており、今回の2016年度評価における「ASV++」はタントが初めての認定となる。
※1:National Agency for Automotive Safety & Victims’Aid
※2:Japan New Car Assessment Program
※3:Advanced Safety Vehicle ++
※4:タントX“SAⅡ” 2WD車。価格は消費税込み。価格にリサイクル料金含まず。
※5:正式名称:衝突被害軽減制動制御装置(Autonomous Emergency Braking System)
※6:正式名称:車線逸脱警報装置(Lane Departure Warning System)
※7:正式名称:後方視界情報提供装置