ホンダは、「NSX(エヌエスエックス)」をモデルチェンジし、2018年10月25日(木)より購入のお申し込みを受け付け、2019年5月に発売する。
NSXは発表から2年で、計画を大きく上回る約400台のオーダー
2016年8月に発表した2代目NSXは、卓越した運動性能を持ちながら誰もが快適に操ることができる「人間中心のスーパースポーツ」という、初代モデルが提案したコンセプトを継承しながら、Honda独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD®(Super Handling-All Wheel Drive)」との融合により、エンジンだけでは達成することが難しい高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を実現。“新時代のスーパースポーツ体験(New Sports eXperience)”を提案したモデルとなっている。
発表から2年で、当初の計画を大きく上回る約400台のオーダーとなっている。
新時代のスーパースポーツ体験
Hondaが考える“新時代のスーパースポーツ体験”を提案するクルマとして進化を続けるNSXは、今回の改良でダイナミクス性能の熟成を図り、日常からサーキットでのスポーツ走行まで、ドライバーとクルマの一体感が生み出す操る喜びをさらに追求している。
またデザインにおいても、フロントまわりや各カーボンパーツの仕上げの変更により、NSXの特徴であるワイド&ローなたたずまいに磨きをかけ、存在感を放つ新色「サーマルオレンジ・パール」を追加。
ホンダNSXの価格
- タイプ:NSX
- 乗車定員:2名
- エンジン:3.5L V6DOHCツインターボ
- トランスミッション:9速DCT
- 駆動方式:4WD(SPORT HYBRID SH-AWD®)
- 消費税8%込み:23,700,000円
ボディーカラー(全8色)
バレンシアレッド・パール※1、ヌーベルブルー・パール※1、サーマルオレンジ・パール(新色)※2、ソースシルバー・メタリック※2、カジノホワイト・パール※2、130Rホワイト、クルバレッド、ベルリナブラック
※2:670,000円高(税込)
※3:85,000円高(税込)
インテリアカラー(全5色)
エボニー、オーキッド、レッド、サドル、インディゴ(新色)
ホンダNSXの主な変更点
走り:ドライバーとクルマの一体感が生み出す、操る喜びを追求
市街地からワインディングロード、またサーキットでの限界走行域まで、あらゆるシーンでのコントロール性や、アクセル操作におけるドライバビリティー、路面との接地感のさらなる向上を目指し、ダイナミクス性能を進化させました。新開発の専用タイヤを採用するとともに、サスペンション各部を見直し、フロントスタビライザーを26%、リアスタビライザーを19%、リアコントロールアームブッシュを21%、リアハブを6%と、それぞれ剛性を高め、クルマとしての基本性能を向上。
合わせてNSXの魅力の一つである、走行シーンに応じて最適な車両特性を選択できる「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」の各モードの制御を最適化。アクティブ・ダンパー・システム、VSA、EPSの各制御や「SPORT HYBRID SH-AWD®」の駆動配分制御を熟成した。
これにより低中速域での切れの良いハンドリングと高速域での安定性を高次元で両立させ、限界走行域においても、コーナリング時の高いGでのコントロール性や車両安定性を追求しています。
デザイン:NSXの個性をさらに印象づける、質感の向上や新色の追加
ワイド&ローなスタイリングをより際立たせるため、フロントグリルを、従来のシルバーからボディーと同色に変更したほか、フロントとリアのメッシュパーツや、オプション設定の各種カーボンパーツを、従来のマット仕上げからグロス仕上げに変更。質感を向上し、シャープなたたずまいを強調した。
スーパースポーツとしての存在感を際立たせるボディーカラーとして、新たに「サーマルオレンジ・パール」を追加。初代NSXで採用していたイモラオレンジ・パールにインスピレーションをうけながら、現在の塗装技術の活用で、より鮮やかなオレンジとして刷新。またカーボンセラミックブレーキローター(オプション設定)にも、ブレーキキャリパーの新色としてオレンジを追加した。
さらにインテリアでは、上質感ただよう新色としてインディゴを追加したほか、レッドを、セミアニリンフルレザーパワーシート(オプション設定)でも選択可能としている。
装備:アルミ製スポーツペダル&フットレストを標準装備化
これまでカーボンファイバーインテリアスポーツパッケージ(オプション設定)の一部だったアルミ製スポーツペダル&フットレストを、標準装備化