[PR]記事内に広告が含まれています。

ホンダ NSX (初代 NA 1990-2005):オールアルミボディのスーパースポーツ

ホンダ NSX '90

ホンダ NSX ’90

ホンダ NSXは、バブル絶頂期だった1990年9月に、国内トップクラスの性能を目指したスポーツカーとして発売されました。その開発にあたっては、フェラーリのデザインや性能が強く意識され、それを超える事が目標とされました。最大の特徴は、軽量化の為ボディの素材をオールアルミ製とした事で、世界でも前例がない画期的なものでした。

スポンサーリンク
買い替えを考え始めたら、下取り査定を受ける前に車の価値を把握!「ナビクル」などスマホやPCから手軽に査定がわかるサービスを利用しましょう

フェラーリを意識した設計ながら、独自の個性も

スタイリングは、前述のようにフェラーリの影響が色濃いもので、フェラーリのコピーと揶揄される事もありました。しかし、フェラーリと比較してテールデッキの長いシルエットや、視界の確保を意図した大きなグラスエリアなど、NSXならではの個性も備わっていました。ボディ・サイズは、全長4,430mm×全幅1,810mm×全高1,170mmで、同世代となるフェラーリ348と比較すると、全長が長く全幅が狭いディメンションでした。

ホンダ NSX '90

ホンダ NSX ’90

車両重量は1,350kg~1,390kgで、ボディの部位によりスチール・アルミ・FRPを使い分けていたフェラーリ348よりもかなり軽量であり、オールアルミボディの効果は明らかでした。このボディにミッドシップマウントされたエンジンは、レジェンド用の2.7L V6をベースに、排気量の拡大や、ホンダ独自の新機構であるVTEC搭載などで出力向上を図った3L V6のC30A型でした。

ホンダ NSX '90

ホンダ NSX ’90

 

AT仕様の設定や安全装備など、誰もが運転出来る事を意識

トランスミッションは、5速MTの他に4速トルコンATも用意され、幅広いユーザー層をターゲットとしていました。エンジンのパフォーマンスは、MT仕様の最高出力は当時の規制値一杯となる280ps/7,300rpmで、AT仕様はトランスミッションとの最適化が図られ、265ps/6,800rpmと若干デチューンされていました。最大トルクは、MT、AT共に30kgm/5,400rpmでした。

ホンダ NSX '90

ホンダ NSX ’90

サスペンションは、4輪ダブルウィッシュボーン式で、ブレーキはそのパフォーマンスに相応しい、4輪ベンチレーテッドディスクが奢られていました。又、ABSやSRSエアバッグシステム、トラクションコントロールなど、当時としては先進的な安全装備を備え、誰にでも運転出来るスーパーカーという性格を明確にしていました。

ホンダ NSX '90

ホンダ NSX ’90

 

派生モデル追加、マイナーチェンジを経て終焉へ

そして、1992年11月には、3年間の期間限定販売モデルとして、更なるハイパフォーマンス化を図った「NSXタイプR」が追加されます。エンジンのスペックは従来モデルと同一であったものの、徹底的な軽量化により1,230kgという車両重量を実現していました。結果としてパワーウエイトレシオが改善され、走行性能の向上に繋がりました。

その後、タイプRが生産終了となった後も、NSXは走行性能や快適性を向上させるべく、様々な改良や装備の追加が行われ、熟成が進みました。そして、1995年3月に派生モデルとして、タルガトップボディと着脱式ルーフを備える「NSXタイプT」が追加されました。

次いで1997年2月、最初のマイナーチェンジが実施され、MT仕様のエンジンが3.2LにボアアップされC32B型となると共に、トランスミッションが6速化されます。3.2Lエンジンの最高出力は、280馬力規制に阻まれ280ps/7,300rpmと据え置かれたものの、最大トルクは31.0kgm/5,300rpmと若干の向上を果たしました。

そして、2001年12月のマイナーチェンジの際には、リトラクタブルヘッドランプを廃止し固定式プロジェクターランプとなった事で、外観のイメージが大きく変わりました。又、2002年5月には、7年ぶりに「タイプR」が復活しました。初代タイプRと比較すると、装備が充実した事もあり若干重くなったものの、1,270kgの車両重量は十分に軽量であり、NSXシリーズの集大成とも言えるモデルでした。

ホンダ NSX R '02

ホンダ NSX R ’02

それから4年後の2005年12月、翌年に控えた欧米の環境規制に対応する事が困難であり、国内での販売も低迷していた為、15年に渡る生産にピリオドを打ちました。国内における販売実績は、発売当初は好調であったものの、バブル崩壊以降は高価だった事もあり低迷しました。しかし、現在でも熱烈なファンが存在する為、中古車の人気は高く、特に程度の良い高年式の個体は高値で取引されています。

車の買替え前に必ず一括査定で査定額を把握!

車の買替えに焦りは禁物です。愛車の査定相場を把握せずに商談に入ると、安く提示された下取り額に対し判断が出来ず大きな損をする事に…。

まずは「ナビクル」など、ネットですぐに使えるクルマの一括査定サービスを利用しましょう。査定額の差は【18万円】となる事もあります。→そんなに違うの?買取り額の【差額事例集】

ナビクル

「ナビクル」なら数項目の入力が完了するとすぐに相場がわかります。→愛車の買取り相場をすぐに見る ディーラーの下取り査定を受ける前に、まずは愛車の買い取り相場を調べておきましょう。

btn_8190_600x100

新車ではなく未使用車という選択も

新車だと「予算が厳しい…」「納期が間に合わない」。そんな方には未使用車や低走行車もおススメ。ディーラーが営業ノルマの為に登録した未使用車や低走行の試乗車など、新車同様の車両が毎月たくさん出回ります。

ズバット車販売は、お買い得な車両をネット申込みだけで探してくれるサービスです。「安く買いたいけど探す時間が…」という方におすすめです。→公式サイトで詳しく

NSX時代を彩った名車と迷車
スポンサーリンク
シェアする
ビークルズをフォローする