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マツダ ファミリア (2代目 1967-1978):スタイリングを一新しロータリーエンジン車も設定

マツダ ファミリア1000 4Drセダン 1967

マツダ ファミリア1000 4Drセダン 1967

1963年に初代モデルが東洋工業(現マツダ)初の本格派ファミリーカーとしてデビューした「ファミリア」は、1967年11月に4年ぶりのフルモデルチェンジが実施され2代目モデルに移行しました。スタイリングが一新されると共に、レシプロエンジン搭載車に加え「コスモスポーツ」に続くロータリーエンジン搭載車が設定された事が特徴でした。

形式名:SPB/STA/STB/SPC/M10A/BPBV/BTAV /BTBV /BPCV/BPB55/BTA65

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「オーバルシェイプ」を採用

ボディタイプは、まず2ドア/4ドアセダンと2ドアピックアップトラックがリリースされました。スタイリングは直線基調のボディラインと楕円形ヘッドランプが特徴だった先代に対し、「オーバルシェイプ」と呼ばれる丸みを帯びたフォルムや角形2灯式ヘッドランプが採用されると共に三角窓が廃止されるなど、イメージが一新されました。

マツダ ファミリア1000 4Drセダン 1967

マツダ ファミリア1000 4Drセダン 1967

セダンのボディサイズは全長3,795mm×全幅1,480mm×全高1,390mmで、先代から全長が95mm、全幅が15mm拡大され、ホイールベースも70mm延長され2,260mmとなりました。一方、車両重量は4ドアセダンで730kgと先代並みに据え置かれていました。サスペンション形式はフロントがダブルウィッシュボーン式からストラット式に変更され、リアはリジッド・リーフ式が踏襲されました。

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駆動方式は先代同様FRで、エンジンは当初先代からキャリオーバーされた1L直4SOHC(最高出力58ps)のみの設定だったものの、翌1968年2月に4ドアセダンに最高出力68psを発生する1.2L直4OHVエンジン搭載車が追加されました。又、同月旧型のまま継続販売されていたバンがフルモデルチェンジを受けラインナップに加わりました。

マツダ ファミリア1200 クーペ 1967

マツダ ファミリア1200 クーペ 1967

次いで同年7月、2ドアクーペボディにコスモスポーツ譲りの10A型ロータリーエンジン(491cc×2ローター・最高出力100ps/最大トルク13.5kgm)を搭載する「ロータリークーペ」が追加されました。動力性能は最高速度180km/h、0-400m加速16.4sで、大衆車クラスとしてトップレベルのものでした。又、内装面ではスポーティなT型インパネが採用されました。

マツダ ファミリア ロータリークーペ

マツダ ファミリア ロータリークーペ

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M/Cでファミリア・プレストに

続いて翌1969年7月、同ロータリーエンジンを搭載し平面インパネを採用した4ドアセダン「ロータリーSS」と、同様のインパネを採用する「ロータリークーペEタイプ」が、更に同年10月には、4ドアセダンにT型インパネ採用の「ロータリーTSS」が追加されました。次いで1970年4月のマイナーチェンジにより、車名が「ファミリアプレスト」に変更されました。

マツダ ファミリア ロータリーSS 1969

マツダ ファミリア ロータリーSS 1969

同時に、1.2Lエンジンに代わり最高出力73psを発生する1.3L直4SOHCエンジンが設定されました。追って同年12月、ラジアルタイヤとレザートップが備わるロータリークーペ「GS」と、専用フロントマスクとT型インパネが備わる1300クーペ「GF」が追加されました。続いて1971年4月、1L車のエンジンがSOHC化された新ユニット(最高出力62ps)に置換されました。

マツダ ファミリア ロータリーSS 1969

マツダ ファミリア ロータリーSS 1969

次いで1972年2月に2度目のマイナーチェンジが実施され、トラックを除くレシプロエンジン車のフロントマスクがクーペGFと同様のデザインに一本化されると共に、1.3Lエンジンの最高出力が87psに向上しました。そして1973年9月にセダン/クーペがフルモデルチェンジを受け3代目モデルに移行、バン/トラックはフェイスリフトのみで1978年1月まで継続販売されました。

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