2002年に初代モデルがデビューしたスズキの軽ハッチバック車「アルト ラパン」は、2015年6月に実施されたフルモデルチェンジにより3代目となりました。新型アルトラパンの特徴は、従来以上に女性ユーザーを重視した設計思想となった他、「アルト」と共通のプラットフォームの採用により大幅な軽量化と燃費向上を実現した事や、安全・快適装備の充実を図った事にあります。
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スタイリングは更にフレンドリーに
スタイリングは、先代までと同様ファニーな雰囲気の5ドアボディを踏襲しつつ、ボディラインがやや丸みを帯びたものとなった他、丸型のヘッドランプやリアコンビネーションランプ、ドアミラーなどの採用により、一段とフレンドリーなものになっています。又、アルトラパンのアイデンティティーとなっているウサギのマークも継承され、各所にあしらわれます。
ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,525mmで、先代よりも全高が15mm高いだけで基本的なディメンションはほぼ同一である一方、プラットフォームの刷新に伴いホイールベースは60mm延長され2,460mmとなっています。車両重量は650kg~730kgで先代から120kg軽量化され、現在新車販売されている軽乗用車としてはアルトに次ぐ軽量な車種となっています。
基本メカニズムはアルトと共通
駆動方式は先代同様FFとオンデマンド式4WDが設定され、サスペンションはフロントがFF/4WD共に先代同様のストラット式で、リアは4WDが先代からI.T.L式を踏襲し、FFはトーションビーム式に変更されています。エンジンは、アルトと共通の660cc直3のR06A型で、VVT付きのNAのみが設定され、スペックはアルトと同一の最高出力52ps/6,500rpm、最大トルク6.4kgm/4,000rpmとなっています。
トランスミッションは、最廉価グレード「G」には先代の4速トルコン式ATに替わり5速AGS(AMT)が、中・上級グレードの「L」「S」「X」には先代同様副変速機付のCVTが組わせられます。この内、AGS(AMT)の採用例は現行型国産乗用車としては他にアルトがあるのみで、非常に珍しい存在となっています。燃費はJC08モードで27.4km/L~35.6km/Lで、先代の25.2km/L~26km/Lから大幅に向上しています。
家具調のインテリアと充実した装備が特徴
インテリア面では、テーブルに見立てたインパネや置き時計に見立てたメーター、フォトフレームに見立てたナビ画面など、各所に家具や調度品をモチーフにしたデザインが取り入れられているのが特徴となっています。又、豊富な内装色のバリエーションや充実した収納スペースを持つ他、パッケージングの見直しにより居住性の向上とラゲッジスペースの拡大が図られています。
装備面では、全車に衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」や誤発進制御機能、横滑り防止装置「ESP」を標準装備するなど、充実した安全装備が備わる他、グレードにより運転席&助手席シートヒーターやナノイー搭載フルオートエアコン、プレミアムUV&IRカットフロントガラスが設定されるなど、快適装備が充実している点も特徴となっています。
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