トヨタ MR2 (2代目 SW20 1989-1999):流麗なデザインの2Lミッドシップスポーツ

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トヨタ MR2 1989-99

トヨタ MR2 1989-99

1984年に国産車初のミッドシップ車として発売されたトヨタの2シータースポーツカー「MR2」は、1989年10月にフルモデルチェンジを実施し2代目となりました。「カローラ/スプリンター」ベースであった初代に対し、「コロナ/セリカ/カリーナ」ベースとなりボディが一回り拡大されると共に、エンジンの排気量もアップし動力性能が向上しました。

大きく流麗になったボディ

ボディサイズは全長4,170mm×全幅1,695mm×全高1,235~1,240mmで、初代から全長が245mm、全幅が30mm拡大されると共に、ホイールベースも80mm延長され2,400mmとなりました。こうしたディメンションの変化と曲線基調のボディラインの採用により、ややずんぐりしたプロポーションだった先代から一転、伸びやかで流麗なスタイリングに変貌しました。

トヨタ MR2 1989-99

トヨタ MR2 1989-99

ボディサイズ拡大により車両重量は大幅に増加し、1,160~1,270kgとなりました。サスペンション形式は先代同様の4輪ストラット式を踏襲、ブレーキは4輪ベンチレーテッドディスクが採用されました。ミッドに搭載されるエンジンは、先代がカローラ用の1.5L/1.6Lであったのに対し、「セリカ」から流用した2L直4DOHCユニットに置換されました。

トヨタ MR2 1989-99

トヨタ MR2 1989-99

先代から大幅にパワーアップ

ラインナップされたのは、NA仕様の3S-GE型(最高出力165ps/6,800rpm・最大トルク19.5kgm/4,800rpm)とターボ仕様の3S-GTE型(最高出力225ps/6,000rpm・最大トルク31kgm/3,200rpm)で、共に先代から大幅なパワーアップを果たしました。トランスミッションは両エンジンに5速MTが設定される他、NAエンジン車には4速トルコン式ATも用意されました。

グレード体系は、NAエンジン搭載の「G」及び「G-Limited」とターボエンジン搭載の「GT」の3種類で、それぞれに先代同様Tバールーフ装着車が設定されました。そして1991年12月にマイナーチェンジを実施し、サスペンションの改良やブレーキの強化、タイヤの大径&扁平化など様々な変更が行われ、動力性能に対してややアンバランスであった操縦安定性やストッピングパワーの改善が図られました。

トヨタ MR2 1989-99 輸出仕様

トヨタ MR2 1989-99 輸出仕様

同時に「GT」の装備を簡略化した新グレード「GT-S」が設定されると共に、両グレードには前述の改良に加えLSDやビルシュタイン製ショックアブソーバー、大型リップスポイラーなどの装備が付加されました。これらの仕様変更に伴い、車両重量は40kg程増加しました。次いで1993年10月に2度目のマイナーチェンジを実施し、リアコンビネーションランプやリアスポイラーなど外装の変更が行われました。

トヨタ MR2のCM

エンジン改良により更にパワーアップ

同時にエンジンに改良が施され最高出力が向上、3S-GE型が180ps/7,000rpm(MT)・170ps/6,600rpm(AT)、3S-GTE型が245ps/6,000rpmとなりました。又、新たにスポーツABSがオプション設定されました。続いて1996年2月に、トヨタテクノクラフトの手によりボディをソフトトップカブリオレに改造したNAエンジン搭載の特装車「MRスパイダー」が100台限定で発売されました。

トヨタ MR2 1989-99 輸出仕様

トヨタ MR2 1989-99 輸出仕様

次いで1996年6月に一部改良を行い、仕様の一部を変更すると同時に、運転席・助手席SRSエアバッグシステムが全車に標準装備されました。更に1997年12月の一部改良の際には、リアスポイラーやシート・ステアリングなどのデザイン変更が行われると同時に、3S-GE型エンジンに排気VVT-i採用などの改良を施し、最高出力200ps/7,000rpm・最大トルク21kgm/6,000rpm(MT/AT共)にパワーアップしました。

そして発売開始から約10年が経過した1999年8月に生産終了となり、後継モデル「MR-S」にバトンタッチされました。

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