初代モデルが2000年にデビューしたトヨタのBセグメントコンパクトカー「bB」は、2005年にフルモデルチェンジを実施し2代目の現行型となりました。車離れした若者にも振り向いてもらう事を意図し、初代モデルより遥かに個性的なスタイリングを纏う共に、「クルマ型Music Player」をコンセプトに掲げオーディオや光イルミネーションに拘った事が特徴となります。
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アグレッシブなスタイリング
ボディタイプは初代モデル同様5ドアハッチバックのトールワゴンで、ボクシーなプロポーションを受け継ぎながらも、うねるような曲線やキャラクターラインを各所に取り入れたアグレッシブなスタイリングに変貌しています。ボディサイズは全長3,785~3,800mm×全幅1,690mm×全高1,635mmで、初代モデルよりも短く背の低いディメンションに変化しました。
ホイールベースは40mm延長され2,540mmとなり、車両重量は若干軽量化され1,040~1,120kgとなっています。駆動方式は先代同様FFとフルタイム4WDが設定され、サスペンション形式は前:ストラット式/後:トーションビーム式(FF)・3リンク式(4WD)を採用します。搭載されるエンジンは、基本スペックこそ初代モデル同様の1.3L/1.5Lの直4DOHCながら、共に別型式に置換されました。
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エンジン変更によりスペックが向上
1.3Lが「パッソ」にも搭載されたK3-VE型(最高出力92ps/最大トルク12.5kgm)、1.5Lが新開発された3SZ-VE型(最高出力109ps/最大トルク14.4kgm)で、共に初代の同一排気量ユニットからスペックが向上しています。トランスミッションは初代同様全車4速トルコン式ATとなる一方で、4WD仕様は初代モデルが1.5L車に設定されていたのに対し、現行型は1.3L車に設定される点が相違点になります。
インテリア・装備面では、9スピーカーシステム採用のオーディオシステムや円盤状のコントローラー、各所に設けられたイルミネーションランプの他、座面が深く沈み込む「マッタリモード付フロントシート」の採用が大きな特徴となっています。そして2007年8月に一部改良を行い、サイドターンランプ付カラードドアミラーの採用など仕様を一部変更した他、ボディカラーに新色が追加されました。
次いで2008年10月にマイナーチェンジを実施し、内外装のデザインが変更されると共に、ボディカラーに新色が追加されました。続いて2010年7月の一部改良では、内外装色に新色を追加すると共に、一部グレードにディスチャージヘッドランプが採用されました。更に2011年11月の一部改良の際には、専用のドレスアップが施された新グレード「煌」が設定されると共に、一部グレードにスライド機構付リアシートが採用されました。
次いで2013年2月に、「煌」の装備をアップグレードした「S煌-G」及び「Z煌-G」が追加されました。そして2014年8月に一部改良を実施し、全車に横滑り防止装置「VSC」やトラクションコントロール、ディスチャージヘッドランプ、LEDクリアランスランプが標準装備され、安全性が向上しました。同時に「S煌-G」及び「Z煌-G」の仕様が一部変更されました。
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