新感覚の都会派クロスオーバーSUVとして初代モデルが1994年にデビューしたトヨタの「RAV4」は、2005年11月のフルモデルチェンジにより3代目となりました。海外向けは2013年に4代目モデルにバトンタッチされたのの、国内においては3代目モデルが継続販売されました。2代目モデルと比較すると、海外市場を意識しボディが拡大された事が特徴となります。
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ボディを5ドアに一本化
ボディは2代目まで設定のあった3ドアが廃止され、5ドアに一本化されました。又、海外仕様はロングボディもラインナップされるものの、国内仕様はショートボディのみとなります。ボディサイズは全長4,335mm×全幅1,815~1,855mm×全高1,685mm、ホイールベースは2,560mmで、全高を除き2代目モデルから一回り以上拡大されると共に、ホイールベースも延長されました。
車両重量は1,470~1,530kgで、2代目の5ドアモデルから100kg以上増加しています。サスペンションは前:ストラット式/後:ダブルウィッシュボーン式を踏襲し、駆動方式も2代目同様FFとフルタイム4WDが設定されます。但し4WDの方式は、ビスカスカップリング式から電子制御カップリング式の「アクティブトルクコントロール4WD」に変更されています。
エンジンを2.4Lに排気量アップ
搭載されるエンジンは、2代目モデルが1.8L及び2Lであったのに対し、2.4L直4VVT-i仕様の2AZ-FE型(最高出力170ps/最大トルク22.8kgm)に変更されました。トランスミッションは、全車に7速マニュアルモード付CVTの「Super CVT-i」が搭載されます。発売当初のグレード体系は、標準グレード「X」と上級グレード「G」、そしてオーバーフェンダーが備わる「スポーツ」の3種類が設定されました。
そして2006年8月に一部改良を実施し、「X」と「スポーツ」にイモビライザーが標準装備されました。次いで2008年9月にマイナーチェンジを実施し、グレード体系を一部変更、「G」が廃止された代わりに新グレード「スタイル」が設定されました。同時にフェイスリフトを行い、グレードごとに異なるフロントマスクが与えられた他、全車にサイドターンランプ内蔵ドアミラーが採用されました。
続いて2012年12月に一部改良を実施し、全車に横滑り防止装置「S-VSC」やヒルスタートアシストコントロール、ダウンヒルアシストコントロールが標準装備されました。同時に、オーディオの操作が可能なステアリングスイッチが新設されました。又、グレード体系も変更され「X」と「スポーツ」が廃止になり、新たに「スタイル」にオーバーフェンダーなどを追加装備した「スタイルSパッケージ」が設定されました。