トヨタ ファンカーゴ (’99-’05):優れたユーティリティを実現した小型トールワゴン [NCP2♯]

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トヨタ ファンカーゴ 1999  (出典:favcars.com)

トヨタ ファンカーゴ 1999 (出典:favcars.com)

トヨタ自動車は1999年8月、一足先にデビューした初代「ヴィッツ」をベースにホイールベースを延長し、トールワゴン型ボディを架装したニューモデル「ファンカーゴ」を発売しました。当時としてクラストップレベルの室内スペースを実現すると共に、床下格納式リアシートの採用により低床フラットなカーゴスペースを可能とするなど、ユーティリティの高さが特徴のモデルでした。

ヴィッツからボディを一回り拡大

ボディタイプはオールヒンジ式ドア採用の5ドアで、ヴィッツとは全く異なるユニークなスタイリングが採用されました。初期型のボディサイズは全長3,860mm×全幅1,660mm×全高1,680~1,690mmで、全幅を除きヴィッツから一回り拡大され、ホイールベースは130mm長い2,500mmに設定されました。車両重量は1,000~1,110kg(初期型)でした。

トヨタ ファンカーゴ 1999  (出典:favcars.com)

トヨタ ファンカーゴ 1999 (出典:favcars.com)

駆動方式はヴィッツ同様FFとフルタイム4WDが設定され、サスペション形式も同様にフロント:マクファーソンストラット式/リア:トーションビーム式(FF)・トレーリングリンク車軸式(4WD)が踏襲されました。エンジンは、ヴィッツにも設定された1.3L直4DOHCの2NZ-FE型の他、1.5L直4DOHCの1NZ-FE型が用意されました。

トヨタ ファンカーゴ 2003  (出典:favcars.com)

トヨタ ファンカーゴ 2003 (出典:favcars.com)

最高出力/最大トルクは2NZ-FE型が88ps/12.5kgm、1NZ-FE型FF用が110ps/14.6kgm、同4WD用が105ps/14.1kgmでした。トランスミッションは、全車にコラム式の4速トルコン式ATが採用されました。室内はヴィッツ同様センターメーター方式のインパネを採用し、リアシートは当初全車4:2:4分割式でした。安全装備面では、全車にSRSデュアルエアバッグシステムやABS、ブレーキアシストなどが採用されました。

トヨタ ファンカーゴ 2003  (出典:favcars.com)

トヨタ ファンカーゴ 2003 (出典:favcars.com)

グレード体系は、下から「J」「X」(1.3/1.5L)とオートエアコンや革巻きステアリングホイールなどが装備される「G」(1.5Lのみ)の3タイプがラインナップされました。そして2000年1月の一部改良で全車にリアシートヘッドレストが標準化され、追って同年8月の一部改良により全車「平成12年度基準排出ガス25%低減レベル」を取得しました。

トヨタ ファンカーゴ 2003  (出典:favcars.com)

トヨタ ファンカーゴ 2003 (出典:favcars.com)

更に同年12月の一部改良で、ABSが全車EBD付きにアップグレードされました。次いで特別仕様車として2001年1月に「Xマジョーラ」「Gマジョーラ」が、同年9月に「Xリミテッド」「Xリミテッド ペアベンチパッケージ」が、2002年6月に「Xリミテッド ナビスペシャル」「Xリミテッド ペアベンチパッケージ ナビスペシャル」が設定されました。

M/Cで新たなシート仕様を設定

続いて同年8月にマイナーチェンジが実施され、内外装の意匠変更と共にX/Gに6:4分割可倒式タンブルリアシート採用の「リヤリビングバージョン」と、フロント・ペアベンチシート仕様の「ペアベンチバージョン」が追加されました。次いで2003年6月に、X/Xリヤリビングバージョン/Xペアベンチバージョンをベースとした特別仕様車「HIDセレクション」が設定されました。

続いて2004年3月の仕様変更で、全車「平成17年度基準排出ガス50%低減レベル」を取得しました。そして2005年10月、後継モデル「ラクティス」にバトンタッチして一代限りで生産終了となりました。

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