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スバル・XV(3代目 2017-):キープコンセプトながら走行性能や安全性能が一段と向上

スバル XV 2.0i-S EyeSight 2017

SUBARU(スバル)は2017年4月6日、クロスオーバーSUV「スバル・XV」の新型を発表しました。発売は同年5月24日で、先代が2012年10月に発売されて以来およそ4年半ぶりのリニューアルとなりました。先代から基本コンセプトを受け継ぎながらも、走行性能や安全性能に一段と磨きがかけられました。

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エンジンは1.6Lと2.0Lの2種類

ボディタイプは先代同様5ドアハッチバックで、小型乗用車「インプレッサスポーツ」をベースとする点も踏襲されました。一方、プラットフォームは一新され、剛性の大幅なアップやさらなる低重心化などにより、操縦安定性の向上を実現したことが特徴となっています。また、エクステリア・デザインは先代のイメージを受け継ぎながらも、よりスタイリッシュなフォルムに変貌しました。

スバル XV 2.0i-S EyeSight 2017

ボディサイズは全長4,465mm×全幅1,800mm×全高1,550mmで、先代から全長が15mm、全幅が20mm拡大されました。また、ホイールベースは30mm延長され2,670mmとなりました。サスペンション形式は、フロント:ストラット式/リア:ダブルウィッシュボーン式による4輪独立懸架が踏襲され、4輪ディスク式のブレーキはフロントに加えリアにもベンチレーテッド型が採用されました。

スバル XV 2.0i-S EyeSight 2017

駆動方式は先代同様、全車「シンメトリカルAWD」と呼ばれるフルタイム4WDで、エンジンは新設定の1.6L水平対向4気筒(最高出力115ps/最大トルク15.1kgm)と、直噴化された2L水平対向4気筒(最高出力154ps/最大トルク20kgm)の2種類が用意されました(※ハイブリッドは未設定)。後者は、先代から4psの出力向上を実現しました。

トランスミッションは、全車マニュアルモード付CVT「リニアトロニック」との組み合わせとなっています。また、走行性能向上に結び付く機能として、荒れた路面や雪道などでの走破性を向上させるとともに、急な下り勾配で一定の速度をキープできる「ヒルディセントコントロール」が備わる「X-MODE」が設定されました。

最新のアイサイトver.3を装備

さらに、内輪側にブレーキを掛けることで旋回性能を高める「アクティブ・トルク・ベクタリング」が全車に標準装備されました。また、安全装備面では歩行者保護エアバッグや、ステレオカメラ方式による安全運転支援システム「アイサイト」の最新版ver.3が全車に標準装備されました。

スバル XV 2.0i-S EyeSight 2017

アイサイトver.3の内訳は、衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュブレーキ」、「全車速追従機能付クルーズコントロール」、ステアリング操作に介入することで車線維持をサポートする「アクティブレーンキープ」、誤操作による飛び出し事故を防ぐ「AT誤発信抑制制御」、ふらつきや車線逸脱を警告する「警報&お知らせ機能」の5つの機能から構成されます。

スバル XV 2.0i-S EyeSight 2017

グレード体系は、下から「1.6i Eye Sight」「1.6i-L Eye Sight」「2.0i-L Eye Sight」「2.0i-S Eye Sight」の4タイプのラインナップとなっています。装備面では、1.6i Eye Sightをのぞく全車にX-MODEやパドルシフト、マルチインフォメーションディスプレイなどが標準で備わるほか、さらに2.0i-S Eye SightにはLEDヘッドランプや18インチアルミホイールなどが標準装備されます。

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