以前乗っていたトヨタのイストで、一日だけ福井に行った旅行の帰路、ちょっと変わった山道(といっても国道ですが)を通って福井から岐阜に帰ろうとしました。旅行の計画で元々その道を通って帰ろうかな、と考えていましたので、初めから考えてはいたものの、地図だけ見ているとかなり大きな感じの道のように書いてあり、そこまで問題はないだろうなと感じていました。
ぜんぜん太い道じゃなかった
大回りするよりも簡単に帰りやすい道だろうから、ここが一番だと思ったりもしたのですが、それが間違いだと後で気が付きました。その道(国道157号線)に入ったのは夕方の5時をちょっと超えた時間でした。ちょうど道に入る時には、ちょっと遅い時間だけど、地図の感じの距離なら、この道を抜けるのは簡単だろうと気軽に考えており、少々山道で暗くても大丈夫だろうとこの時も考えていました。
ですが、ナビを見ながら走っていたのですが、何気に道は地図で見ていたよりもグネグネしており、スピードもなかなか出せないし、途中で野生動物を複数回目撃するなど国道とは思えないほどの山道を行き来するような感じになっていました。しかも奥に行けばいくほど、どんどん国道とは言えない様な訳の分からない細い道で、舗装もロクにされていなければ、落石があったりするような危険な道に様変わりになったのであります。
引き返すこともままならず
かなり奥に行ってしまった為、途中で引き返すこともままならず、しかも想像以上に明かりもなければなんと道から落ちないようにするガードレールすらも全然ないような所で、かなり緊張してドライブしました。
何とか頑張って車を走らせていこうと頑張ったのですが、いくら走れどナビ上ではあまり進んでいるような気配もなく、暗くなって道がわかりにくい状況で、何度か道を間違えそうになったり、ちょっとぶつかりそうかも?と思ったり、何度も苦労しながら走っていたり、途中で工事区間にぶち当たって近くの林道へ回り道をしながら3時間くらいかけて何とか、岐阜県側の根尾谷まで苦労しつつ到着しました。
もっと大きな車に乗っていたら…
電話も繋がらないし、人が住んでる民家もないため、通り抜けるまで大きな不安があったものです。(終わった後はなんだか、いろいろな成長をしたような気がしました。(笑))
あの時、もっと大きな車に乗っていたり、燃費の悪い車に乗っていたら、途中で立ち往生になるかも?なんてことを考えると、当時燃費の良かったイストに乗っていて随分助かったものです。先日、お役御免ということで新車に変えましたが、今でもイストで乗ったあの夜のドライブは色々な意味でいい思い出でありました。