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スバル プレオ (初代 1998-2010):ヴィヴィオの後継車種として登場した軽トールワゴン [RA/RV]

スバル プレオ LM (初代 1998)

富士重工業は1998年10月、軽自動車規格の改正に伴い「スバル・ヴィヴィオ」の後継車種となる新型軽自動車「スバル・プレオ」を発売しました。プラットフォームやパワートレインなど基本メカニズムをヴィヴィオから踏襲する一方、ボディタイプは背の低い5ドアハッチバックセダンから5ドアトールワゴンタイプに変更されました。

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ヴィヴィオから全高を200mm拡大

スバル プレオ (初代 1998)

乗用ワゴンと商用バンが用意される6ライトウィンドウ・ボディのサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,575mmで、規格改正に伴い全長が100mm、全幅が80mm拡大された他、全高は200mm高く設定されました。ホイールベースは同一の2,310mmで、サスペンションもフロント:L型ロアアーム・ストラット式/リア:デュアルリンク・ストラット式による4輪独立懸架が踏襲されました。

スバル プレオ RS (初代 2001)

車両重量は初期型で770~920kgで、ボディ容積増加に伴いヴィヴィオから100kg以上増加しました。駆動方式はヴィヴィオ同様FFとフルタイム4WDが設定され、エンジンも660cc直4のEN07型がキャリオーバーされました。エンジの仕様は、当初SOHC NAと過給圧の異なる2種類のSOHC MSC(メカニカルスーパーチャージャー)、そしてDOHC MSCの4種類が用意されました。

スバル プレオ RS (初代 2001)

最高出力/最大トルクは、NA仕様が45ps/5.7kgm、SOHC MSC低過給(マイルドチャージ)仕様が58ps/7.3kgm、同高過給仕様が64ps/9.1kgm、DOHC MSC仕様が64ps/10.1kgmでした。トランスミッションは、5速MTとCVTが設定されました。当初のグレード体系は、DOHC MSCエンジン搭載の「RS」を頂点とする全7タイプがラインナップされました。

初代プレオのCM

レトロ調モデル「ネスタ」、愛嬌のある「ニコット」追加

スバル プレオ ネスタRG (初代 1999)

そして1999年6月に、レトロ調のエクステリアが備わる「ネスタ」が追加されました。次い2000年10月の一部改良で、内外装の変更や衝突安全性能の強化が図られると同時に、マイルドチャージ仕様エンジンのアウトプットが2ps/0.2kgm向上しました。追って同年12月に、微笑んだような表情のフロントマスクを採用したマイルドチャージエンジン搭載グレード「ニコット」が追加されました。

スバル プレオ ニコット (初代 2000)

次いで2001年10月の一部改良で、エクステリアの変更やRSの走行性能改善などが実施された他、NAエンジンのアウトプットが1ps/0.2kgm向上しました。続いて2002年10月の一部改良では、エクステリアの一部変更やグレード体系の見直しなどが行われました。そして2004年1月、新型軽乗用車「スバル・R2」の発売に伴い、グレードがNAエンジン搭載のワゴン「F」とバン「A」の2タイプに整理されました。

スバル プレオ RSスタイル (初代 2002)

その後再びラインナップの拡大が図られ、2005年1月にマイルドチャージエンジン搭載の「L」が追加になり、同年10月には一部改良による仕様向上と共に特別仕様車3モデルがカタログモデルに昇格しました。しかし、2006年5月に実質的な後継車種「スバル・ステラ」が発売されると再度ラインナップを縮小、FとAの2タイプとなり、2007年6月にはAのみとなりました。

そして2010年4月、ダイハツからのOEM供給車となった2代目プレオの発売に伴い、Aも販売終了となりました。

プレオRSリミテッド (2001)の口コミ評価/新車購入インプレッション

スバル プレオ

スバルのプレオ、2001年のGF-RA2に乗っていました。スバルの軽自動車の魅力に見事にハマり、次に買うのもスバルと決めていました。そのスバルで新しく販売されたプレオにとても興味がわき、このプレオの試乗をしてみました。その乗り心地の良さに惚れ、その車に決めました。

どうしても馬力のある4輪駆動がいい

エンジンは64馬力もあり、4輪駆動でした。山が好きなので、どうしても馬力のある4輪駆動がいいなと思っていた私にぴったりでした。運転席にエアバックが付いているタイプで、険しい山道が好きな私にいいなと思いました。

そんなプレオのいいところは、アルミ製のスポーツペダルが付いているところです。上品なアルミの色合いと風合いがとても素敵で、魅力的でした。このプレオは、全体的に都会的な雰囲気のする外観と内装が素敵でした。

ダンディでもありますし、斬新さがある内装に惹かれました。ヘッドライトが明るく、真っ暗な山道を明るく照らしてくれたのも良かったです。肉厚で重厚なドアは、安全性を考えた造りなのも安心でした。横からの衝撃に強く、ガードする効果のあるドアが、運転していてとても安心でした。

窓はUVカット仕様なので、日差しが強い山でのドライブに最適でした。私がこのスバルの軽自動車が好きなところは、そのホイールの格好よさです。ブーメランの様な形でもあり、走るとそれがクルクルと回るところがユニークです。

色は真っ暗な山でも遠くの方から見えるようにと、ホワイトにしました。光沢のあるホワイトで、日光が当たると輝きます。自分で運転していて、みんなにセンスがいいなと思われているという優越感に浸れるような車でした。

テントを乗せ、一人で山に

そのプレオは5ドアなので、後ろに荷物を乗せる時にとても載せやすかったです。山でテントを張って泊まるのが大好きな私は、折りたたみのできるテントを乗せ、一人で山に行くのが好きでした。

大きなテントを、後ろの大きく開くバックドアからでも容易に乗せることができました。助手席のシートを倒せば、長くスペースがとれます。そこにはスキー板を乗せました。ダウンジャケットや毛布、ブーツや着替えなど嵩張る物を色々と乗せてもまだまだ余裕がありました。

そんなプレオを走らせて、色々な湖へとドライブします。相模湖から琵琶湖、山中湖や猪苗代まで、その湖の周辺をグルグルとドライブするのが大好きでした。

朝日を見ながら音楽を聴くのも最高

夜になると満点の星を眺めます。シートを倒して横になると、大きなフロント部分から夜空がパノラマのように見え、とても綺麗でした。プレオには3連奏CDチェンジャーが搭載しています。たくさんのお気に入りCDを車の中で聴くのも楽しみの1つでした。

クラッシックからヒーリングミュージック、弦楽器や三味線等の音楽を聴いて見る星空は最高です。気が付けば朝となり、朝日を見ながら音楽を聴くのも最高でした。

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プレオ時代を彩った名車と迷車
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